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京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

巡行は8番目に

2016年07月14日 | 日々の暮らしの中で

祇園祭、前祭の山と鉾は23。巡行を17日に控え、今日から宵山です。午後から、粽を買い求める人の列を見ながら四条通から室町通を北へ。目的地は、錦通りを少し東へ入ったところの「占出山」でした。山岳信仰に基づいて山を現す真松が立てられ、前掛、胴掛はまだという愛想のない状態でしたが、会所で展示されたものを拝見。期間中にここを訪ねたのは初めてです。孟宗山も真松は立てられてましたが、一部縄がらみの作業中でした。      
      
                                           (これはミニチュアの商品です)
占出山は別名「鮎釣山」と称され、神功皇后が肥前国松浦で鮎を釣って戦勝の兆としたという説話によるそうです。
御神体(人形)は身重の神功皇后。太刀をはき、右手に釣竿、左手に釣り上げた鮎を持って立っています。古くから安産の神として祀られ、山鉾巡行のくじ順が早いとその年はお産が軽いと言われるようですが…。
安産の神として公家の信仰も厚く、女院や公卿の姫君などからお礼として奉納された小袖や打掛・水干などは名品が多いと。上の方をぐるりと巻くように飾る水引は三十六歌仙図の刺繍。前懸・胴懸は日本三景の綴錦で天保2年(1831)の制作だそうです。

        
秋も深まる頃、第3子誕生が待たれます。
長刀鉾、山伏山、白楽天山、孟宗山と続き、8番目が占出山です。

コメント (6)
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