京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

田んぼ探して

2021年07月15日 | 日々の暮らしの中で
昨年、気ままに道を取りながら偶然に覗き込んだ田んぼでカブトガニを発見した。
この辺りだったと訪ねたが、草がぼうぼう、半分くらいが畑になっていた。周囲をコンクリートで高く囲んであるので、伸び上がって覗き込むような位置にあり、間違えているとも思えない…。北山杉を植林した山のはたに広がる住宅地。持ち主は田作りをやめられたのだろうか。

長雨の時季も過ぎ、梅雨明けも近いと思われるが、このところ毎日のように急な雷雨に見舞われる。今日は朝から強い日差しもあって、昼頃までは安定していそうだったので、わざわざ昼日中に出向いた。でも、カブトガニどころか田んぼごとなくなっていたというわけだ。
稲の花も見たいと思っていながら、今年は全てタイミングを失ったようだ。


緑爽やかな田んぼで足を止めると、あっちこっち足元から、目の前を小さく跳ね上がる生き物がいる! カエルに違いないが素早く稲の陰に身を隠す。茶っぽい背中が見えてたよ、カエルさん。オタマジャクシもいた。
昔は家の周りにも田んぼは多くあって、梅雨時にカエルの合唱は風物詩だが、時としてやかましい。おしゃべり好きの義母の名を拝借し、彼らを「冨久ガエル」と命名したものだった。今はさっぱりで、田んぼも探さないとならない。

   

今日も4時ごろから雷が鳴りだし、激しい雨が降り出した。去ったあとの涼しかったこと。
コメント
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