京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

おかげさまでどうぞこうぞ

2024年12月22日 | 日々の暮らしの中で
日差しがある中でも時雨れる寒い一日だった。
こう寒いと何もしたくない。
なんか身体が動かない。根が生えちゃったみたいよ、と言いながら座り続ける。


家うちのこと、本堂のこと、除夜の鐘、新年を迎えてのこと…、あれこれが頭を巡る。今日は今日なりに、やること考えてこなしていく。
もうそんなにシャカリキには動けない。「ファイトがないようなった」、のかな。
このセリフ、義母がよく口にしていた。
その日暮らしのようだけど、そこはちゃんと逆算しながらこなして間に合わせるのだわ。

目の前のことを、とにかくこなす。
「ひとつひとつのことを、いちいち丁寧にやっていくことが大切です」
永平寺の僧が言われたのを憶えている。


この手で
日々を
かきわけているようなれど
気がつけば
仏の手のままに             (榎本栄一)


本だけは読む。ろくに仕事もしないのに?…だけど、
寝る前に。

 所轄の鎌倉警察署に帳場がたった。
          戒名は「七里ガ浜貸別荘会社役員殺人事件」

甘い蜜で虫をおびき寄せ、中に落ちた虫を食いながら生きるウツボカズラのように生きる女。
こういう小説を読んだのはいつ以来か。読み終えた。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
美味い話には裏がある? りりんさん (kei)
2024-12-24 09:49:29
こんにちは。
年末に向けて、しなくてはならないことは最優先です。
家のことがどうしても二の次に。
これも「せんならん!」汚れ箇所最優先(笑)
馬力もなくなりました。
あんなに暑かった夏でしたが、雪の降りようもまた激しいものですね。

「帳場」だの「戒名」などと言った表現をするのかと初めて知りました。
中学時代の友人に成りすまして近づく女に乗せられて、
「解離性離人症」に苦しむ女性ですが、獲物になってしまいました。
月々50万円にプラスα~。そんなにうまい話があるかと思うのですがね(笑)
今でもある様々な詐欺。世の中のそんな縮小版のお話かなあ…。
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柚月裕子 (りりん)
2024-12-23 21:27:33
こんばんは

今日は今日なりに、やること考えてこなしていく。
私も今はそんな気持ちで過ごしています。
寒いとやっぱり体が動かないし(^^♪

柚月裕子『ウツボカズラの甘い息』
私も以前読みました。

所轄の鎌倉警察署に帳場がたった。
戒名は「七里ガ浜貸別荘会社役員殺人事件」
ここは印象的ですね。
でもストーリーは失念です(^^♪
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