「たのしみはほしかりし物銭ぶくろうちかたむけてかひえたるとき」、橘曙覧がいう。
銭ぶくろから小銭をたったの二つ、100円硬貨1つと5円玉をレジで払って、手元に置きたいと願っていた『群青の海』(1993年12月15日第1刷発行)を思いがけずに手に入れることになった。欲しいものを手に入れる、やったね!! ぞくぞくっと、愉快だ~!!
草むらに埋もれたブロックを移動させようと思い、ついていた泥を落としかけたら、突然にくねっ!と動くものが現れた。にょろにょろと出てきたミミズが2匹。ぶるぶるっとしてからシャベルですくいとって遠くへポイッ!
ミミズは土を食べ、そこに含まれる有機物や微生物を消化吸収し排泄するという。ということは、土がミミズの腸を通過することで田畑の、我が家の庭の土も、肥えた土に生まれ変わていくことになる。
土壌改良のためにもミミズが利用されるとは、あの気色悪い外観でエライ優れた働きをしているものだ。一瞬の悲鳴のあとにシャベルの先で思いっきり跳ね飛ばすことなど、まったくもって無礼千万なのかもしれないけれど、でも、やっぱり…。
生態系の要にある土壌、人の営みにおいても同じことだ。良い環境を整えて、と思う。 いいことづくめでは終わらなかった。
そんな文章を読ませていただいたことを思い出しました。深い思いのある本なんでしょうね。装丁も落ち着いた美しい感じです。古書店からお求めになったんでしょうか。
私はヤフー掲示板のスレッドで西南戦争の悲劇を書いた「田原坂」という本があることを知りました。戊申のいくさに破れた会津も関わりがありますの求めようとしたら絶版でした。ようやくネットで古書店から376円で求めることが出来ました。男というものはどうも「いくさもの」に心がひかれます。
運がよかったようです。
比較的きれいな状態でしたので手に入れました。
西南戦争の激戦地、田原坂は「たばるざか」ですね。
前後の流れは詳しいことを知りません…。
「いくさもの」、歴史小説の類も好きですが、またちょっと違いそうですね。
上手にネットで探されますね。手に入って良かったですね。
それも「・・・銭ぶくろうちかたむけて・・・」ならぬワンコインプラス5円玉。
見事なお買い物をなさいました。
欲しいものがこのような形で我がものとして手許に残る、愉快なことですよね。
生き物すべからく、人間に対して功罪相半ばする貢献をしてくれているのでしょうね。
但し、いきなりグロテスクな姿を目の前に晒されると一瞬たじろぎ、次につい攻撃的になったり・・・。
同じような経験をするものですね。
スコップで泥を撥ねるkeiさんの姿、想像しています(笑笑)
同じ本でも350円もあれば105円でもある、だから105円コーナーは要チェックなのです。
店員さんが本を移動してるのですよ(笑)テレビで聞きました~。
襲ってくるでもないのに、いきなり現れますとどういうわけか驚きますね。
動くからですね、きっと。やはりシャベルで遠くへ!?