京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 春分の日に…

2011年03月21日 | 日々の暮らしの中で
                 18日
春分の日、朝から住職による町内各戸の仏壇へのお参りが始まる。
遠い門徒さん宅には午後から車でうかがい、夕刻からは毎年本堂でお勤めをされるご夫婦がおられる。袋菓子を山のようにお供えされる小柄なおばちゃんを、子供たちは「お菓子のおばちゃん」と呼んでいた。婆さまと子供たちと、その好き嫌いによる争奪戦があったことも懐かしい。
あいにくの雨降りとあって、お墓参りのあとに立ち寄られる人は少なく、急いで家へ帰られたのだろう。

今年は法然上人の八百回忌、親鸞聖人の七百五十回忌に当たり、50年に一度の大法要「遠忌」が営まれる。京におよそ80万人の信者が参拝されると報道されていた。

          
東本願寺では計30日間で54回の法要が予定されていたが、このたびの大地震で、第1期(3月19~28日)の遠忌法要は取りやめられた。全国から710団体、約4万9千人の参拝予定だったとあるが、救援と復興を願う「被災者支援のつどい」となって19日から営まれている。
御影堂に設けられた初めての椅子席もキャンセルが相次ぎ、初日は4200人の参拝者とのことで空席が目立ったようだ。
一足早く前日18日に参拝したが、階段前にはスロープが設けられている。
    「親鸞展」は始まっている。

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4 コメント

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いよいよ春が (yattaro-)
2011-03-22 07:28:56
見事なお東さんの御影道。
スロープが付いて椅子席ですか。時代の流れを感じさせますね。
法然上人800回忌、親鸞聖人750回忌。
まさに全国からのお参りでさぞ賑わうのでしょうね。4200人のお参りで空席が目立つとは。
真宗門徒としては是非お参りしたい遠忌法要ですね。
雨のお彼岸中日。傘をさしてのお墓参りでした。
祝祭日には欠かさない国旗掲揚ですが、今日ばかりはそれも遠慮しました。
春分の日も過ぎ、いよいよ春ですね。
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春だけど・・・ yattaro-さん (kei )
2011-03-22 16:58:51
ぐるり床面積を増やし、ぎっしりとパイプ椅子が並んでいます。
長時間の正座、膝を折ることが難しい人が増えているんですね。
火の気がなくても耐えられる気がするのが不思議です。

春だというのに…。
今は、被災地で事態の収束に向けて必死の覚悟で立ち向かわれてる人たを信じ見守っていきたいです。
「入閣」云々を、なにをあほな… と思いましたものの、最善の努力を要することが目の前に山積みなのですからそちらに力を結集して欲しいものです。
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親鸞聖人 (Rei)
2011-03-23 20:50:23
知識もなく身近には感じるとはいえない親鸞聖人ですが、
いま毎日の新聞で接する事ができます。
「親鸞・激動篇」が連載されていますので。

80万人の信者・・・>さすが!
震災地支援の集いもあったのですね。
街へでれば募金活動の人たち、テレビも新聞報道も・・・いまはブログも。
何のお手伝いもしていませんし、できませんのに、
心だけはいつまでも落ち着きません。
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支援の形… Reiさん (kei )
2011-03-24 11:10:24
街でもテレビ新聞にブログでも…と、みんなが渦中にいるということですね。

ブログからだけでも、この大災害の中、また原発問題に関しても、自分の思いを表すのにいろいろな表現があるのがわかります。
そっと思いを寄せていきたいものですね。
気づきを与えていただき、それが自分の肥やしになる、
そんなReiさんのブログの“サロン”は大切です~。

岩手、宮城、福島三県では末寺の被害も膨らんでいると報道されていました。
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