「あの比叡山が848メートル」
「あれで1キロないんやな」
ランドセルを背負った下校中の少年二人が比叡山を遠望しながら道路の横断手前で立ちどまって話をし始めた。3年生ぐらいに見えた二人、848m・1000m・1km、これらの認識がちゃんとなされている。今日は授業で単位の勉強でもしたのかと二人のやり取りを聞いていた。
「だけど、山はさあ、斜めに登るから…」
(1キロ以上あるよね)ときっと言いたかったのだと思う。B君には聞こえなかったのか、横断を始めてしまった。標高と麓から山頂に至るまでの距離との違いをB君に説明したかったのだ。〈1キロ〉を具体的にイメージしようとしたのだろうか。
ほんの数分、偶然耳にした会話はこれだけのことだった。でも、いろいろなことを想像させてもらいましたよ。少年たちの性格とかまで。もう少し話が続いていればよかったのに。帰ってからA君が言っていた比叡山の標高を確かめてみたら、848mで正解だった。
「心に光が入るのは耳からです」とヘレン・ケラーは言ったとか。

「あれで1キロないんやな」
ランドセルを背負った下校中の少年二人が比叡山を遠望しながら道路の横断手前で立ちどまって話をし始めた。3年生ぐらいに見えた二人、848m・1000m・1km、これらの認識がちゃんとなされている。今日は授業で単位の勉強でもしたのかと二人のやり取りを聞いていた。
「だけど、山はさあ、斜めに登るから…」
(1キロ以上あるよね)ときっと言いたかったのだと思う。B君には聞こえなかったのか、横断を始めてしまった。標高と麓から山頂に至るまでの距離との違いをB君に説明したかったのだ。〈1キロ〉を具体的にイメージしようとしたのだろうか。
ほんの数分、偶然耳にした会話はこれだけのことだった。でも、いろいろなことを想像させてもらいましたよ。少年たちの性格とかまで。もう少し話が続いていればよかったのに。帰ってからA君が言っていた比叡山の標高を確かめてみたら、848mで正解だった。
「心に光が入るのは耳からです」とヘレン・ケラーは言ったとか。

子どもの会話からひらめきが
生まれますね。
はっと気付かされることあります。
そして最近の子どもたちの
利発さに驚かされます。
私の子ども時代には考えられない
ようなしっかりしたことを言いますね。
さて、お寺さんに今月の標語が書かれてますが、あれをお書きになるのですね。
素晴らしいですね。
私は小学校のときに習字のおけいこをやっただけですが、仏事には必ず墨をすることにしています。たったそれだけのことですが、筆は抵抗なく使えるのは母のおかげですね。
ご両親の訓育の賜物もあるかと思います。
↓
度々インドへ旅行する友人がいます。
インドでは何か「生と死」を感じさせるものがあると
言っていますが、
私にはよくわかりません
「ガンジスへ還る」重いテーマですね。
最晩年にある私ですから
生死までは考えませんが、
老いを感じる日々です。
かと思うと、近所の二人はいつもヒーローものの話をそれは楽しそうにしているんですよ(笑)
いろいろ楽しいこと耳にすると嬉しくなります。
写経をしたり(笑) 小筆がイマイチ苦手です。
子供たち同士の会話って意外に面白くいです。
大勢でははしゃいでいますが、二人の会話って興味あります(笑)
インドは行ってみたい国の一つでしたが機を逃しました。
私にはショックというか刺激が強すぎるかもしれない、などと想像したりします。
いろいろわからない、定まらないことを抱えたまま暮らしています。
会社勤務の頃、大体、俯いて仕事をしているのですが、他の電話や上司・同僚らの会話が耳に入って来てました。気になる時は、顔を上げて、その方向を目をやる・・・ただ、それだけですが、案外、仕事上の潤滑油的役割をしていたと思います。
現在、人の集まる場所、電車内とかの人の声がウルサイなと感じるようになり、意識的に耳を閉ざします。
私の許容巾が狭くなったのか、世の動きに無関心になったのか・・・今日、反省しましたよ。
あ、余談ながら・・・私はインドへはツアーですが、3回(ニューデリー周辺、南インド一周、中央インド(エローラ・アジャンタ周辺))訪ねました。
当然、日本とは違う場面も多かったですが、単なる観光客であっても訪れる価値はあると思いましたよ、私は好きな場所です。
北インド(仏跡のある地域)は、もう少し、仏教を理解してから(宗教は弱いので)と思ったものの、もう、出かける機会を失って、そう、目も閉ざしてしまったようですよね。
玄侑宗久氏がある講演会で話されたことを思い出しました。
人の耳は聞きたいと思う言葉を聞けるように和音を発生させて、からめとって聞いている、といったことです。
禅の世界では、と一言ありましたけど。
私は禅の世界も和音にも通じてませんが、なんとなくわかるようでした。
わかったつもりはまずいのでしょうけどね。
娘の夫がselective hearingという言葉を使ったことがありました。
誰しも自分に必要な情報はからめとっているのではないでしょうか…。
スルーすることは増えました。けど、心の扉まで閉じてしまわないようにしたいですね。
私は神経質でした。アジアは旅行したことがありません。
中国、インドは関心もあったのに機を失いました。