〈なんと美し平城京〉、まほろばの国を訪ねて。
714年に藤原不比等によって中金堂が建てられ、726年に聖武天皇が東金堂を建立し、734年光明皇后が西金堂を造立。これは、飛鳥寺と同じ三金堂形式と同一の伽藍配置、なのだとか。
藤原氏の氏寺、興福寺の中金堂が江戸時代に焼失して以後300年ぶりに創建当時の様式で再建された。10月7日に落慶法要を済ませ、一般に公開が始まっている。内陣に、きらびやかな本尊は釈迦如来像、法相宗の祖師を描いた法相柱もある。
この時代を描いた小説には何があっただろうか。思い浮かぶのは『穢土荘厳』(杉本苑子)くらいだが、少しだけ時代はずれそうだ。
中金堂から五重塔を望む 阿修羅像がおはす国宝館
やはり逢いに行って来なければと、法華堂に不空羂索観音をたずねもした。どっしりと立派な観音像。少し仰々しいけど?好みだ。ここには心静まる特別な空間がある。
天平人もこんな真っ青な秋の空の下を往来していただろう。今日は立冬。何とも眩しい日差しのもと、人、人、人であふれる奈良公園界隈に遊んだ。
一人で静かに時間を過ごしたり、ゆっくりものを考えたり空想したりの時間は必要で、そんな時間が気持ちを満たしてくれるのだけれど、まあ、このエリアは人気のスポットでもあり、自分一人になることは求めにくい。
ただ、観音像の前で何を願うでもないまま、しばし時間を過ごした。そうした自分の内面に向き合う時間は作り出さなくてはならない、と思っている。
714年に藤原不比等によって中金堂が建てられ、726年に聖武天皇が東金堂を建立し、734年光明皇后が西金堂を造立。これは、飛鳥寺と同じ三金堂形式と同一の伽藍配置、なのだとか。
藤原氏の氏寺、興福寺の中金堂が江戸時代に焼失して以後300年ぶりに創建当時の様式で再建された。10月7日に落慶法要を済ませ、一般に公開が始まっている。内陣に、きらびやかな本尊は釈迦如来像、法相宗の祖師を描いた法相柱もある。
この時代を描いた小説には何があっただろうか。思い浮かぶのは『穢土荘厳』(杉本苑子)くらいだが、少しだけ時代はずれそうだ。
中金堂から五重塔を望む 阿修羅像がおはす国宝館
やはり逢いに行って来なければと、法華堂に不空羂索観音をたずねもした。どっしりと立派な観音像。少し仰々しいけど?好みだ。ここには心静まる特別な空間がある。
天平人もこんな真っ青な秋の空の下を往来していただろう。今日は立冬。何とも眩しい日差しのもと、人、人、人であふれる奈良公園界隈に遊んだ。
一人で静かに時間を過ごしたり、ゆっくりものを考えたり空想したりの時間は必要で、そんな時間が気持ちを満たしてくれるのだけれど、まあ、このエリアは人気のスポットでもあり、自分一人になることは求めにくい。
ただ、観音像の前で何を願うでもないまま、しばし時間を過ごした。そうした自分の内面に向き合う時間は作り出さなくてはならない、と思っている。
拝読させていただきます。
ご紹介いただきありがとうございます。
歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。 その1からラストまで無料です。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、 既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。気が向いたらお読み下さいませ。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)
読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。
7回も火災に遭って消失しているようです。
再建に向けてた長い年月の苦労や強い思いを想像します。
何かある、と感じられる場所、時間が持てることって大切ですね。
自分に向き合うなどとは少したいそうですが、「すっと心がひきしまる」瞬間を私も大切に思います。
「順平記」、次は友人に~。
静かさですね。
しばし、佇まれて心が洗われること
でしょうね。私もたまに氏神さまに行っても、なんだかすっと心がひきしまりますが
これは確かに何かある〜と肌で
感じます。
「順平記」ありがとうございます!
先日、神戸図書館で見つけたと写メを
くださった方がおられて、嬉しかったのですよ。
少しでも多くの方が読んでくだされば
励みです。感謝いたします。
中金堂も何とも大きな規模で、風景にすっかり馴染んでいるようです。
私は飛鳥、奈良時代が好きで、黒岩重吾さんの小説を中心に読んでいたものです。
山岸涼子さんの「日出処の天子」にもはまりにはまりました。
せっせとマンガを買った初めての体験でした。
「穢土荘厳」は好きな一冊です。
奈良好きの妹に連れられて何年か前
訪れました。
奈良ホテルへ泊まったこともよい思い出になりました。
奈良は広くて、今ではタクシー利用でなければ
行けそうにありません。
300年ぶりの復興も拝観したいです。
「穢土荘厳」読んでみたいです。
この時代の歴史何も知りませんので。