言葉の「語源」に関心を持たれ本業の傍らに執筆されているというエッセイスト黒田正子さん。
どこに源を発するのか、その起源について限定することは実は難しいとされながら、ことば・ことわざ・俗諺・食べ物を通し『京都起源“ことのは”数々』と題した講演を聞く機会があった。
京を目指してようやく滋賀県草津まで来た旅人が、この先を、矢倉から湖上を船で行くか、そのまま瀬田から大津・山科・京へと陸路で入るかは思案のしどころであったという。船に乗ればその間体を休めることができ8キロの短縮になる。
ところが、比良の山から吹き降りる春先の突風、比良おろし(八荒)という風が災いを起こす。水運利用は古くから盛んであったに関わらず、破船、水難は続いていたらしい。
湖上の船旅は危険と判断し、遠回りにはなるが安全な陸路で京へ入る旅人が多かったそうな。「急がば回れ」これはこんな状況の中、滋賀県で、京へ向かう途中で生まれたことわざであったと。
例年3月36日に営まれる湖国に春を告げる法要「比良八講」、この前後に吹く風が比良おろしと呼ばれる。
昭和16年4月16日、第4高等学校(現金沢大学)のボート部が練習中にこの突風のために転覆し、11人の命が失われるという事故があった。それを悼んで作られた「琵琶湖哀歌」が心に悲しく刻まれていると言う投稿文をちょうど目にした今朝。
遠くかすむは 彦根城
波に暮れ行く 竹生島
三井の晩鐘 音絶えて
なにすすり泣く 浜千鳥
比良の白雪 溶けるとも
風まだ寒き 志賀の浦
オールそろえて さらばぞと
しぶきに消えし 若人よ ……
京の天気、祭り・職人の世界・舞楽などを出所とすることばの数々。それを知ってことばを使えることの面白さを語りながら、自分は学者でもない、あまり大声でしゃべらないようにネ~という感じで笑っておられた。
(暗く寒い中、木瓜の花。)
どこに源を発するのか、その起源について限定することは実は難しいとされながら、ことば・ことわざ・俗諺・食べ物を通し『京都起源“ことのは”数々』と題した講演を聞く機会があった。
京を目指してようやく滋賀県草津まで来た旅人が、この先を、矢倉から湖上を船で行くか、そのまま瀬田から大津・山科・京へと陸路で入るかは思案のしどころであったという。船に乗ればその間体を休めることができ8キロの短縮になる。
ところが、比良の山から吹き降りる春先の突風、比良おろし(八荒)という風が災いを起こす。水運利用は古くから盛んであったに関わらず、破船、水難は続いていたらしい。
湖上の船旅は危険と判断し、遠回りにはなるが安全な陸路で京へ入る旅人が多かったそうな。「急がば回れ」これはこんな状況の中、滋賀県で、京へ向かう途中で生まれたことわざであったと。
例年3月36日に営まれる湖国に春を告げる法要「比良八講」、この前後に吹く風が比良おろしと呼ばれる。
昭和16年4月16日、第4高等学校(現金沢大学)のボート部が練習中にこの突風のために転覆し、11人の命が失われるという事故があった。それを悼んで作られた「琵琶湖哀歌」が心に悲しく刻まれていると言う投稿文をちょうど目にした今朝。
遠くかすむは 彦根城
波に暮れ行く 竹生島
三井の晩鐘 音絶えて
なにすすり泣く 浜千鳥
比良の白雪 溶けるとも
風まだ寒き 志賀の浦
オールそろえて さらばぞと
しぶきに消えし 若人よ ……
京の天気、祭り・職人の世界・舞楽などを出所とすることばの数々。それを知ってことばを使えることの面白さを語りながら、自分は学者でもない、あまり大声でしゃべらないようにネ~という感じで笑っておられた。
(暗く寒い中、木瓜の花。)
閑なとき(いつも閑ですが)ネットの語源事典など楽しんでいます。
京都はさすが、いろいろな講座、講演会が多いですね。
琵琶湖哀歌は琵琶湖周航の歌のメロディー少し似ていますね。
夫のものでしたが、旧制高校の寮歌、応援歌などCDを時々BGMに聴いています。
♪紅燃ゆる~♪ ♪ああ玉杯に花受けて~♪
古いでしょう?
この季節、色んな花が楽しめて和まされますね。
「語源」すっごく興味があります。その由来・発祥などが分かると、使うときに一段と勇気が湧いてくるような気がします。
「急がば回れ」も本来の意味はやはり、人間に日常に深い関わりをもって出来た言葉なのですね。やっぱり面白い。
京都とは歴史的背景も格段に違う我が住む町ですが、こういったこの町ならではの、ことば・ことわざ・俗諺などをひもといてみるのも、岩国検定のいい材料になるのかも知れません。
ナンバースクールということばがあったようですね。時代を感じさせる語句やメロディー、やはり日本人なのかしっくりする部分はあります。
彦根城も竹生島も三井寺も、湖岸から眺める比良の山並みも…、ぜひ楽しんでいただきたいところです。春の訪れの前にいつもこの悲しい事故を思い出すと言う方の文藻を目にした朝でした。
語源に関心を抱き、不思議に思う事象が解決したと言う思いを得ることが多かったのは金田一春彦氏の『ことば歳時記』だったそうです。
ところが!!、種類も多く、なんとも素敵な名がついています。毎年植物園でそれに感嘆し、そしてそのまま忘れるのですが~。
岩国検定に、いいですね。なるほどです。
岩国の文化、伝統的な職業、気象、風土などなどから発生したことば、探してみる価値ありですね。その土地ならではのことてありそうですよね。
神社などでは、一つのことばの起源を、われこそ!ではありませんが、2・3箇所で「うちでも~」と説明しだされるそうです。古い祭りや社寺の歴史、魅力ありますね。
ホッホッホ…
古来からお天気を題材にして生まれたことわざは、京都から生まれることが多いって。
しかし!風土の違いはそれを覆すかもしれませんね。もしあったら教えてくださいってことでした~。
あちこち桜の便りのある中で、♪♪「今日も昨日もゆき~の~そら~」。明日も雪の予報です。
「琵琶湖哀歌」の歌詞は初めて拝見しました。
「琵琶湖周航の歌」の曲でも歌えますね。
口ずさんでみるとまた趣が違います。
3月、matusさんが庭先で見つけられたかわいい「春」、2年前のブロウを思い出します。
花冷え、超厳しい冷え込み続きます。
外を歩きたくないほどでしたが、今日は久しぶりの陽射しが暖かかったです。
この木瓜の種類はわかりません。春らしい素敵な名がつけられているのを知りましたが、中身は忘れてしまいました。
寒さのせいでほころびかけたままずっとストップです。
二つはよく似たメロディーですね。歌の背景のせいでしょうか。