ずっと心にかかっていた「堂入り」された行者さんのこと。帰宅して急いで夕刊を開きました。「満行」の文字にこみあげる喜び…。
今日は再度、大津歴史博物館に「比叡山 みほとけの山」を拝見しに出かけました。
前回、最初からこってりと時間をかけて堪能しすぎ?て、後半の3分の1はさささっと…。おまけに新聞で5回に渡って学芸員さんによる比叡山の仏教文化が解説されたのを拝読。そうなればやはりもう一度、と思ったわけです。
歴史博物館の正面からは琵琶湖が眺められるのですが今日も全体に靄がかかったような状態です。雨も降らずに気温も高く、空気中のちりなどがとどまったままだから、もやってみえるのだと天気予報で耳にしましたが。
友人が一緒でした。近江神宮までは2駅先、行ってみることにしました。祭神は大津京を開き、日本で初めて漏刻(水時計)を作った天智天皇。昭和15年創建だそうです。近江づくりと言われる新しい神社建築様式とか。本殿・中門・拝殿が棟続きになっていて、回廊で結ばれていて…。あまりの立派さにただびっくり! 驚かされました。
3年目までは年に100日間、4年目、5年目は各200日間。
5年修行して700日をこえて「堂入り」でしたね。あと2年間あるわけです。
6年目に100日、7年目で200日の回峰行があるようです。
過酷な行を満行されました。本当に驚くばかりですね。
毎日比叡山が目に入りますのでずっと心にかかっていました。
信者さんたちの唱える不動真言、何か胸に迫ります。
心温まり、小さな新たな気力を継ぎ足すことができたような思いがします。