Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

アルジェリア縦断 2 旅の始まり

2008-01-12 18:38:06 | 中近東/北アフリカ
12月22日

9時20分発ソウル行きに乗るため、成田空港に朝7時20分集合。
ソウルでパリ行きに乗り換え、時間通り、夕方6時にパリ到着。
パリはしんしんと寒い。
CDG空港近くのホテルに一泊。

12月23日

アルジェ行きの飛行機は11時30分の出発、でもホテルを8時に出る。
そのわけはすぐ目と鼻の先の空港まで無料循環バスを使うから。すでに乗客で一杯のバスに大荷物の団体は大迷惑。台所事情が厳しいのか、旅行会社はこんなところをケチる。

空港に着いてからは出発ゲートがあちこち変更になって大混乱。アルジェ行きの飛行機では当然のごとく、フランス語の説明のみ。ここから先はもう英語の通じない世界。こういうのは久しぶりだ。

混乱のわりにアルジェリア航空はほんの1時間の遅れで出発。15時、アルジェ到着。
 昨年の11月にできたばかりという新国際ターミナル、きれいでびっくりする。

添乗員が入国審査と通関で引っかかり、しばし待機。イヤホン・ガイドを税関で取り上げられ、これを取り返すのに現地ガイドさんががんばった。

夜の移動まで市内観光の予定だったが、時間が遅くなったのでアルジェの中央郵便局だけ見る。ここ、実は自分がリクエストして行ってもらったのだが、訪れる価値大。
  
イスラム風の装飾で、内部が実にきれいなのだ。
  
そして一番見たかったのがこの入り口脇の郵便ポスト。ロンプラに「世界で最も凝ったポストの一つ」と書かれてはポスト好きの血が騒ぐ。
想像した「ポスト」とはちょっと違うけど、確かに美しい「郵便挿入口」。
 
郵便局の外はきれいな新市街で、なるほどフランスっぽい。

また飛行機に乗る前に食事、と言うわけですぐ近くのレストランに移動。
 これまたフランスのビストロっぽくいい雰囲気だが、お客が男しかいないところがイスラム国。
 魚のだしの良く出たブイヤベースに
 魚とエビのグリル。
食事はおいしいし、レストランの従業員も陽気で楽しい。

すっかり気をよくして空港の国内線ターミナルへ。
 ついこの間まで国際線も使っていた建物はがらーんとしている。

ここでチェックインを始めたとたん、現地ガイドとカウンターのおっさんが大激論を始めた。なにかトラブっているのだが、おっさん、まくしたてる、まくしたてる。そのうちふてくされてタバコを吸い始め、チェックインを一向にしようとしない。

私達ツアー一行は今夜、タマンラセットを経由してジャネットと言うところまで行くのだが、同一経由便がなぜか別便の乗換えと案内され、しかもタマンラセットから先の予約が落とされていたらしい。

すったもんだのあげく、とにかくタマンラセットまで行くことになり、そこから先は現地旅行会社が手を尽くすという。添乗員はもう泣きそうになっているし、なるほど、これがアルジェリアねー。

国内線はまた1時間遅れの23時半にアルジェを出発、2時間のフライトでタマンラセット到着。ここからが大変で、おろされた荷物を大急ぎでピックアップして、またチェックイン、結局アルジェから乗ってきた同じ飛行機にまた乗り込んだ。乗ってみれば機内はガラガラ、他のお客さんは「こいつら何してるんだ?」と思っただろう。我々のせいで出発も遅れたはずで、こんな融通が利くならアルジェで予約を変更してくれればいいのに、と思うがそうはいかんらしい。
アルジェリアは面白い国だ。

そんなこんなで、ジャネットに到着したのは朝方の4時。
 


お迎えの4WDでホテルに着いたのは4時半。
  

いやはや、長い一日であった。

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コメント (5)
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