Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

高湯温泉 ひげの家

2008-04-15 03:04:08 | 国内旅行
久しぶりの温泉、また旅行仲間と4人で福島県の高湯温泉へ。

新幹線の福島駅から高湯温泉へのバスは一日3本。若い女性運転手の運転でぐんぐん山を登り、約40分で到着。バスを降りるととたんに鼻をつくゆですぎた卵の匂い。本格的な硫黄泉の香りだ。

バス停の前には「あったか湯」という立ち寄り湯、向かい側には2軒の旅館が見える。
我々の今夜のお宿はそこからちょっと坂を下った所、
 
 渓流沿いに建つ「ひげの家」。
 入り口の提灯にあるとおり「日本秘湯を守る会」のお宿だ。

玄関を入ると若いお姉さんがてきぱきと迎えてくれる。予約の電話でも感じのよかった、この宿のお嬢さんだ。
明るいロビーに花があちらこちらにおしゃれに生けられ、なかなかがんばっている。
 
早速通されたお部屋は2階の角部屋、12畳。
 シンプルだが明るくて清潔。
 窓からははるか遠くに福島市が見下ろせる。

お茶をいただきながらひとしきりおしゃべりをして、さあ、待望のお風呂へ。
 内湯2つに露天風呂も2つ、どちらも夜の7時に男女入れ替え。もう一つ貸切の露天風呂がある。
まずは右側の内湯から。
 浴槽はそれほど大きくないが、洗い場は広々として清潔。青みがかった白濁のお湯は左から入って右の樋から流れていく。適温で気持ちがいいが、ここは展望がないのでちょっとつまらない。
というわけでちょっと暖まったところで脱衣所からつながる露天風呂へ。
  
渓流に面したこの露天風呂は素晴らしい!6人ぐらいは入れそうな広さで、湯の花のたっぷり舞う白濁のお湯は入れば自分の胸も見えないほどの濃さ。湯温もちょうど良くて、いつまでも入っていたいほど。
 ちょっぴり雪の残る山の斜面を眺めながら、極楽、極楽。

食事の時間は迫るし、成分が強そうなのでしぶしぶお風呂を出る。
食事は一階の食事処のテーブルで。
 前菜にお造り、ぎんだらの西京焼き、里芋饅頭などが所狭しと並ぶ。福島牛のしゃぶしゃぶがおいしい。
さらに  竹の子とイカの木の芽和えに
 自然薯の蒸し物
 デザートの苺のムースまで。どれもおいしく完食。

満腹になって部屋に戻ればお布団が敷かれている。ゴロゴロしているうちに疲れが出たのかちょっとめまいがしてきた。やはり温泉成分が強烈なのだろうか。
そんなわけで夜中の入浴は涙を呑んでパスして就寝。
ぐっすり眠って朝、目を覚ますと体調も戻っていたので昨夜のリベンジ。
  
入れ替えになった露天風呂はもう一方と同じ大きさで、こちらも気持ちいい~。
  
さらに階段を下りた下にある貸し切り露天風呂まで制覇。こちらは2人で入るのにちょうどいい大きさで、川には近いが見晴らしがいいわけでもないので、カップルで入るのでなければ大きい露天風呂の方がずっといい。

朝風呂を堪能した後は旅館の朝ごはんをがっつり。
 温泉に来るとどうして朝からこんなに食べられるのだろう。

10時にチェックアウトをして、お嬢さん同様感じのいいご主人夫婦に送られて宿を後にする。

このお宿、おしゃれを目指しながらもちょっとちぐはぐな所があって隙があったり、仲居のおばちゃんたちがあまり気がまわらなかったりと完璧ではない。お風呂には冷たい水ぐらい用意してほしいし、食事ももう少し福島らしさがあったらいいと思う。だが余計なことはしないコストパフォーマンスの良さがいいし、何よりあのお湯はたまらない。
ぜひまた来たい温泉となった。


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コメント (5)
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