Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ハンガリーのパプリカ

2009-10-23 16:45:34 | ヨーロッパ
ハンガリーと言えばパプリカ、パプリカと言えばハンガリー。

まるで駅舎のように立派な中央市場も
 
 
中では大量のパプリカが販売されている。
形も大きさもさまざま、辛いものと辛くないものがあるのでお土産に買って帰るときは要注意。

 
市場では生のパプリカも売られている。左のミニトマトのような丸いのもパプリカ。
その上と右の写真の白いのもパプリカ。この白いのは要するに白いピーマンだが、生食すると甘みがあってとてもおいしかった。種を買って帰って親に育てさせたが、気候の違いのせいかいくつも実がならなかったのが残念。

ブダペストの外に出ても、お土産屋さんで目立つのはやっぱりパプリカ。
  
 これはどこの町だったろうか、パプリカ博物館なんてものまであった。

このパプリカを使った有名なハンガリー料理といえばグーラッシュ(ハンガリー語ではグヤーシュ)。ハンガリーに来ればパプリカ入りのこのシチューをまずは食べることになるのだが、実はハンガリーでは何を食べてもパプリカが入っている。

 広々と豪華な内装のニューヨーク・カフェで食べたロールキャベツも
 華麗な内装が素敵なレストランで食べたハラースレー(魚のスープ)も

み~んな同じパプリカ味で、3日目には飽きてしまって、やっと見つけたタイ料理屋に逃げ込んだ。
パプリカ料理はおいしいのだけれど、こってりとラードを使った味は続くと日本人にはつらいのだ。

そんなブダペストでおいしかったのはやはりここ。
 ハンガリー一有名なグンデル。
日曜の昼、ビュッフェのランチは前菜やデザートがとてもおいしかった記憶がある。この頃は料理の写真を撮っていなかったので、何を食べたかいまいち曖昧なのが悔やまれるが。
 グンデルでは各国語に訳された料理本も出していて、ちゃんと日本語もある。この本を見ればハンガリー料理がいかにパプリカとラードを多用するかが一目瞭然。毎日食べていたらえらいことになる。

もう一軒おいしかったのは確か Muzeum というレストラン・カフェ。
博物館の隣にあるカフェというので気楽に行ったら、まわりのお客さんはきっちりした身なりのビジネスランチばかりで、いささかあせった。
しかしこの店で食べたフォワグラのパテは忘れがたい。巨大なスライスが一皿に3枚ものり、それがこってりと濃厚で実においしかったのだ。

すらりとしたお嬢さんがいかにでっぷりとしたおばさんになるか、温泉で見た現象の原因がよくわかるハンガリーの食事であった。


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コメント (4)
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