つなぎ温泉からは秋田をぐるっと回って再び岩手側へ戻り、2泊目の宿、湯田温泉郷の湯川温泉、ふる里へ。
岩手の温泉なら「四季彩の宿 ふる里」
日本全国に湯田とか湯川なんて地名はどのくらいあるのだろうと思うが、ここの最寄り駅は北上線の「ほっとゆだ駅」。
駅舎に温泉があり、駅の入り口に「ゆ」ののれんが掛かっているのがおかしい。ここも入ってみたいが、めんどくさいことの嫌いな年寄りが一緒なので今回は残念ながらパス。
駅前から宿までは車で5分。道端に突然と言う感じで出現する。
ネットでは散々「外観がぼろい」と書かれていたのでどれほどかと思っていたが、着いてみれば玄関やロビーはすっきりときれい。
しかし翌朝建物をよくよく眺めてみると
宿泊棟はプレハブっぽい建物が次々に増築されたことがわかるし、厨房の方はまるで山の分校のような木造で、なぜか大型冷蔵庫は外に出ていてさらに増築予定の気配。なるほど、このことね、と思う。
ホテルのようなフロントでチェックインを済ませ、案内されて部屋に向かうと、川沿いに増築された宿なので廊下が長い。100メートルほど歩いたところで新館に到達。
広々としたロビースペースを過ぎると、さらにまた100メートルはあろうかと言う廊下がある。
「遠くてすみません」と仲居さんは恐縮するが、つぎはぎの建物のアラを埋めようとあちこちに飾り物や鉢植えが置かれ、決しておしゃれではないがその一生懸命さに好感が持てる。
結局案内されたのは一番端っこのお部屋。
8畳二間の部屋に特徴はないが新しくてきれい。狭いベランダの外には川が流れている。
そしてこのベランダにあるのがこの部屋の売りである露天風呂。
なぜか肝心のこの風呂を撮り忘れてしまったのだが、見た途端父親が「なんだ、この箱が風呂か」と言ったほど飾り気も何にもない四角い木の浴槽。ちょっとがっかりしつつも、手を入れてみれば適温のお湯が満々と掛け流されている。
早速この風呂に入ると言う母親を残して、後の者は大浴場へ。
お風呂の友はみな色違いのバスケット。
スリッパにもそれぞれ色違いのクリップがついていて、ちょっとした小技がかわいい。
大浴場の大きな浴槽もたっぷりのお湯が掛け流し。
でもここはちょっと熱いので川のせせらぎの聞こえる露天の方へ。
思った通りこちらは適温。無色透明でにおいもない、くせのないお湯だがアルカリ性でお肌にいいとか。
年上のいとこたちとおしゃべりしながら、ゆっくり長湯が楽しい。
お風呂のあとはお食事。また200メートル歩いて食事処の個室へ向かう。
長いテーブルにまず用意されていたのは
茸のミートローフ、石垣豆腐、手綱巻
真梶木とほろほろ鶏のお造り
海鮮しゃぶしゃぶは蟹とお魚とアワビ
これをにんじんスープでしゃぶしゃぶすると言うのが変わっている。にんじんはよくわからなかったけれど、薄切りのアワビがおいし。
蒸篭蒸しのお野菜はにんにくの効いた味噌でいただき
柿と野菜の博多押しは一口でぱっくり
こちらの牡蠣の朴葉焼きは牡蠣が大根でくるんであって手が掛かっている
そしてこの後、「コロッケと海老の選択になります」というので、当然のごとく3つづつもらってみんな半分こ。
里芋でできているというこの北上コロッケ、ポテトとクリームの中間のような感じで絶品!
海老も揚げたてでおいしい
茸ご飯も、蓮根つくねのお吸い物も、ごぼうのお漬物もおいしくて
最後のデザートまで全員完食。
地元の食材をうまく使い、手間をかけて作られたこの食事は見た目にも華がある。味付けも洗練されていて、失礼ながらこんな山奥でこんな食事ができるとは、と大満足。
食事の後はそれぞれまた好きなお風呂へ。
ベランダの箱のような露天に入ってみたら、これがそっけない見た目のわりにすべすべといいお湯で、気のせいか大浴場のお湯よりも濃いような気がする。一人で入るにはゆったりといい大きさで、踏み台や中の腰掛もちょうどいい高さ。これは母が気に入るわけだ。
そしてゆっくり休んだ翌朝の食事。
地味目ながらこれまたちゃんと手の掛けられた食事。
昨晩も今朝も、給仕の若い女性がとても丁寧で気持ちいい。
食後のコーヒーまで別室で用意されていて、言うことなし。
母親の曰く「離れのお風呂もよかったけれど、私はまたここでいいわ」
はいはい、次は山菜の季節に来ましょうね。
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日本全国に湯田とか湯川なんて地名はどのくらいあるのだろうと思うが、ここの最寄り駅は北上線の「ほっとゆだ駅」。
駅舎に温泉があり、駅の入り口に「ゆ」ののれんが掛かっているのがおかしい。ここも入ってみたいが、めんどくさいことの嫌いな年寄りが一緒なので今回は残念ながらパス。
駅前から宿までは車で5分。道端に突然と言う感じで出現する。
ネットでは散々「外観がぼろい」と書かれていたのでどれほどかと思っていたが、着いてみれば玄関やロビーはすっきりときれい。
しかし翌朝建物をよくよく眺めてみると
宿泊棟はプレハブっぽい建物が次々に増築されたことがわかるし、厨房の方はまるで山の分校のような木造で、なぜか大型冷蔵庫は外に出ていてさらに増築予定の気配。なるほど、このことね、と思う。
ホテルのようなフロントでチェックインを済ませ、案内されて部屋に向かうと、川沿いに増築された宿なので廊下が長い。100メートルほど歩いたところで新館に到達。
広々としたロビースペースを過ぎると、さらにまた100メートルはあろうかと言う廊下がある。
「遠くてすみません」と仲居さんは恐縮するが、つぎはぎの建物のアラを埋めようとあちこちに飾り物や鉢植えが置かれ、決しておしゃれではないがその一生懸命さに好感が持てる。
結局案内されたのは一番端っこのお部屋。
8畳二間の部屋に特徴はないが新しくてきれい。狭いベランダの外には川が流れている。
そしてこのベランダにあるのがこの部屋の売りである露天風呂。
なぜか肝心のこの風呂を撮り忘れてしまったのだが、見た途端父親が「なんだ、この箱が風呂か」と言ったほど飾り気も何にもない四角い木の浴槽。ちょっとがっかりしつつも、手を入れてみれば適温のお湯が満々と掛け流されている。
早速この風呂に入ると言う母親を残して、後の者は大浴場へ。
お風呂の友はみな色違いのバスケット。
スリッパにもそれぞれ色違いのクリップがついていて、ちょっとした小技がかわいい。
大浴場の大きな浴槽もたっぷりのお湯が掛け流し。
でもここはちょっと熱いので川のせせらぎの聞こえる露天の方へ。
思った通りこちらは適温。無色透明でにおいもない、くせのないお湯だがアルカリ性でお肌にいいとか。
年上のいとこたちとおしゃべりしながら、ゆっくり長湯が楽しい。
お風呂のあとはお食事。また200メートル歩いて食事処の個室へ向かう。
長いテーブルにまず用意されていたのは
茸のミートローフ、石垣豆腐、手綱巻
真梶木とほろほろ鶏のお造り
海鮮しゃぶしゃぶは蟹とお魚とアワビ
これをにんじんスープでしゃぶしゃぶすると言うのが変わっている。にんじんはよくわからなかったけれど、薄切りのアワビがおいし。
蒸篭蒸しのお野菜はにんにくの効いた味噌でいただき
柿と野菜の博多押しは一口でぱっくり
こちらの牡蠣の朴葉焼きは牡蠣が大根でくるんであって手が掛かっている
そしてこの後、「コロッケと海老の選択になります」というので、当然のごとく3つづつもらってみんな半分こ。
里芋でできているというこの北上コロッケ、ポテトとクリームの中間のような感じで絶品!
海老も揚げたてでおいしい
茸ご飯も、蓮根つくねのお吸い物も、ごぼうのお漬物もおいしくて
最後のデザートまで全員完食。
地元の食材をうまく使い、手間をかけて作られたこの食事は見た目にも華がある。味付けも洗練されていて、失礼ながらこんな山奥でこんな食事ができるとは、と大満足。
食事の後はそれぞれまた好きなお風呂へ。
ベランダの箱のような露天に入ってみたら、これがそっけない見た目のわりにすべすべといいお湯で、気のせいか大浴場のお湯よりも濃いような気がする。一人で入るにはゆったりといい大きさで、踏み台や中の腰掛もちょうどいい高さ。これは母が気に入るわけだ。
そしてゆっくり休んだ翌朝の食事。
地味目ながらこれまたちゃんと手の掛けられた食事。
昨晩も今朝も、給仕の若い女性がとても丁寧で気持ちいい。
食後のコーヒーまで別室で用意されていて、言うことなし。
母親の曰く「離れのお風呂もよかったけれど、私はまたここでいいわ」
はいはい、次は山菜の季節に来ましょうね。
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