自分は意外にしつこい性格だったと最近になって自覚した。
気に入ったところには続けざまに出没する。
というわけで、遠野から2週間しか経っていないのにまたまた岩手へ。
今回は家族4人にいとこ二人を加えた6人の団体旅行。
幹事として新幹線に乗り込む前に東京駅地下のグランスタで駅弁を調達する。
いろいろ買いこむの、楽し~。
中でも興味があったのは「東京もちべん」
お餅が好きなので買ってみたが、これは食事というよりおやつ。中に餡などが入っているわけではないが、餅をやわらかく保つためだろう、どれもうす甘くて大福の皮みたい。努力は認めるがリピートはない。
ワイワイお弁当をつついていたらあっという間に盛岡到着。
駅前から愛想のいい運転手さんのタクシーに乗って30分でつなぎ温泉。
湖畔の大型ホテルの前を過ぎ、一番奥の、国道から入ったところに今夜の宿があった。
ご案内?|?盛岡つなぎ温泉?ひぃなの丘?湖山荘
門の前で車を降りるともう硫黄のにおいが鼻を突く。あ、ここって硫黄泉だったのね、って知らずに来るいい加減な客。
フロントの前でしばらく待ち、一度門を出て離れへ案内される。
3棟並ぶ離れのうち、今夜泊まるのは真ん中の「湖鏡」
部屋に入ると手前に囲炉裏のある板の間、その向こうが八畳間、さらにその向こうの板の間の前には御所湖の眺めがど~ん。
曇天ながら湖の向こうには岩手山も見えて、参加者一同大いに喜ぶ。
荷物を降ろしたらお茶を一服。
かわいいずんだ餅はいかにも手作りでおいしい。
一息入れたら早速お風呂の準備。
このお宿の浴衣は一種類だけれど帯は色とりどりの中から選ぶことができる。用意された洗面セットもすべて色違いになっていて、これまた女性陣に受ける。
そして部屋のお風呂へ。
どどーんと大きく、眺めの良いお風呂。なんとDVDのつながるテレビまでついている(見なかったけど)。
我が家は母が大きな手術をしたので温泉は部屋付き露天が基本。この宿を選んだのもこの離れのお風呂が大きいと聞いたからなのだが、この大きさは予想以上。大人4人でいっぺんに入ってもまだまだ余裕。ちょっとした旅館の大浴場だってこんなもの。
さらに予想を上回ったのは温泉の質。見た目は無色透明で湯の花も浮いていないのだが、浴室は硫黄のにおいが立ち込め、カランの金属部分は真っ黒になっている。お湯の温度は長湯ができる適温で、入っているとお肌がすべすべしてくる。お風呂の大きさで選んだ温泉だけれど、こんなにいいお湯だったなんて、と感激。
ついでにこの宿のほかのお風呂。
一番の自慢は大きな露天風呂。
ここは本当に大きいけれど、周りの景観はないので夜入った。離れのお湯とは源泉が違い、こちらの方がアルカリ度が若干高いらしい。
本館の内湯。
「あら、うちのお風呂のほうが大きいわ」ということで見ただけ。
実際、離れに泊まったら他のお風呂に行くのはもったいない。
というわけでお湯を堪能していたらすぐ夕食の時間になった。
離れの夕食は部屋の囲炉裏の周りでいただく。
まずは囲炉裏に比内地鶏の鍋が掛けられ、きのこや山菜、ずんだとえごまの豆腐、鶏味噌、川魚のお刺身などが並べられる。
どれもお味はいいのだが、「鍋が煮詰まりますのでお早くどうぞ」って、順番的にいかがなものか。
さらに牛肉のサラダときのこのてんぷらが来て、
その後に岩魚の塩焼きが来た。「もう焼いてありますが、暖めてどうぞ」って、囲炉裏を十分に活用していないよなあ。順番も変だし。
最後に舞茸ご飯をいただいたが、この頃には鍋のお汁は煮詰まっている。
デザートの山葡萄のムースが一番おいしくて、全体に味は悪くないのだが構成が悪くて印象に残らない食事。残念。
ところでこの宿では食後にちょっとしたお遊びがある。
食事に使った木のお箸が洗われて戻ってきたら、それを持って本館のロビーへ。
アクリル絵の具でお絵かきをしたら色止めをして翌朝の朝食に戻してくれる。食後はまた洗ってお土産に。これってコストはかからず、お客は喜ぶいいアイディアだ。
そのお箸でいただいた翌朝の朝食。
おいしいりんごジュースと牛乳の両方出されるのがうれしく、お豆腐、大粒の納豆、フナの甘露煮もとてもおいしかった。
夕食より朝食の方がいいね、と一同合意。
この後、夜行バスで到着した弟がレンタカーで迎えに来てお宿を出発。
実はこの宿、当初は2泊するつもりでいた。ところが予約の電話をしてみると夕食は連泊でも同じものになるという。
さらに宿泊は5人だがお部屋の定員は4名。一人は本館の部屋に泊まることにして、でも食事は離れで一緒にさせて欲しいと言うと、「それはちょっと・・・。相談させてください」としばらくしてから「今回は特別で」と返事が来た。そんなに特別なことを頼んだわけではないのに、とちょっと憮然。
そんなわけで宿泊する前には期待と同時にいささかの不安もあった。
実際来て見るとお部屋やお風呂は期待以上、いろいろ小技も効いてそれだけでも満足度は高かった。
しかし夕食のことといい、とても忙しそうだったお部屋の係りの人といい、このお宿はまだまだ改善の余地がある。
こんなにいい設備なのだから、今度はぜひ連泊できるようにしていただきたい。
それともやっぱり岩手の人は商売っ気がないのかな。
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気に入ったところには続けざまに出没する。
というわけで、遠野から2週間しか経っていないのにまたまた岩手へ。
今回は家族4人にいとこ二人を加えた6人の団体旅行。
幹事として新幹線に乗り込む前に東京駅地下のグランスタで駅弁を調達する。
いろいろ買いこむの、楽し~。
中でも興味があったのは「東京もちべん」
お餅が好きなので買ってみたが、これは食事というよりおやつ。中に餡などが入っているわけではないが、餅をやわらかく保つためだろう、どれもうす甘くて大福の皮みたい。努力は認めるがリピートはない。
ワイワイお弁当をつついていたらあっという間に盛岡到着。
駅前から愛想のいい運転手さんのタクシーに乗って30分でつなぎ温泉。
湖畔の大型ホテルの前を過ぎ、一番奥の、国道から入ったところに今夜の宿があった。
ご案内?|?盛岡つなぎ温泉?ひぃなの丘?湖山荘
門の前で車を降りるともう硫黄のにおいが鼻を突く。あ、ここって硫黄泉だったのね、って知らずに来るいい加減な客。
フロントの前でしばらく待ち、一度門を出て離れへ案内される。
3棟並ぶ離れのうち、今夜泊まるのは真ん中の「湖鏡」
部屋に入ると手前に囲炉裏のある板の間、その向こうが八畳間、さらにその向こうの板の間の前には御所湖の眺めがど~ん。
曇天ながら湖の向こうには岩手山も見えて、参加者一同大いに喜ぶ。
荷物を降ろしたらお茶を一服。
かわいいずんだ餅はいかにも手作りでおいしい。
一息入れたら早速お風呂の準備。
このお宿の浴衣は一種類だけれど帯は色とりどりの中から選ぶことができる。用意された洗面セットもすべて色違いになっていて、これまた女性陣に受ける。
そして部屋のお風呂へ。
どどーんと大きく、眺めの良いお風呂。なんとDVDのつながるテレビまでついている(見なかったけど)。
我が家は母が大きな手術をしたので温泉は部屋付き露天が基本。この宿を選んだのもこの離れのお風呂が大きいと聞いたからなのだが、この大きさは予想以上。大人4人でいっぺんに入ってもまだまだ余裕。ちょっとした旅館の大浴場だってこんなもの。
さらに予想を上回ったのは温泉の質。見た目は無色透明で湯の花も浮いていないのだが、浴室は硫黄のにおいが立ち込め、カランの金属部分は真っ黒になっている。お湯の温度は長湯ができる適温で、入っているとお肌がすべすべしてくる。お風呂の大きさで選んだ温泉だけれど、こんなにいいお湯だったなんて、と感激。
ついでにこの宿のほかのお風呂。
一番の自慢は大きな露天風呂。
ここは本当に大きいけれど、周りの景観はないので夜入った。離れのお湯とは源泉が違い、こちらの方がアルカリ度が若干高いらしい。
本館の内湯。
「あら、うちのお風呂のほうが大きいわ」ということで見ただけ。
実際、離れに泊まったら他のお風呂に行くのはもったいない。
というわけでお湯を堪能していたらすぐ夕食の時間になった。
離れの夕食は部屋の囲炉裏の周りでいただく。
まずは囲炉裏に比内地鶏の鍋が掛けられ、きのこや山菜、ずんだとえごまの豆腐、鶏味噌、川魚のお刺身などが並べられる。
どれもお味はいいのだが、「鍋が煮詰まりますのでお早くどうぞ」って、順番的にいかがなものか。
さらに牛肉のサラダときのこのてんぷらが来て、
その後に岩魚の塩焼きが来た。「もう焼いてありますが、暖めてどうぞ」って、囲炉裏を十分に活用していないよなあ。順番も変だし。
最後に舞茸ご飯をいただいたが、この頃には鍋のお汁は煮詰まっている。
デザートの山葡萄のムースが一番おいしくて、全体に味は悪くないのだが構成が悪くて印象に残らない食事。残念。
ところでこの宿では食後にちょっとしたお遊びがある。
食事に使った木のお箸が洗われて戻ってきたら、それを持って本館のロビーへ。
アクリル絵の具でお絵かきをしたら色止めをして翌朝の朝食に戻してくれる。食後はまた洗ってお土産に。これってコストはかからず、お客は喜ぶいいアイディアだ。
そのお箸でいただいた翌朝の朝食。
おいしいりんごジュースと牛乳の両方出されるのがうれしく、お豆腐、大粒の納豆、フナの甘露煮もとてもおいしかった。
夕食より朝食の方がいいね、と一同合意。
この後、夜行バスで到着した弟がレンタカーで迎えに来てお宿を出発。
実はこの宿、当初は2泊するつもりでいた。ところが予約の電話をしてみると夕食は連泊でも同じものになるという。
さらに宿泊は5人だがお部屋の定員は4名。一人は本館の部屋に泊まることにして、でも食事は離れで一緒にさせて欲しいと言うと、「それはちょっと・・・。相談させてください」としばらくしてから「今回は特別で」と返事が来た。そんなに特別なことを頼んだわけではないのに、とちょっと憮然。
そんなわけで宿泊する前には期待と同時にいささかの不安もあった。
実際来て見るとお部屋やお風呂は期待以上、いろいろ小技も効いてそれだけでも満足度は高かった。
しかし夕食のことといい、とても忙しそうだったお部屋の係りの人といい、このお宿はまだまだ改善の余地がある。
こんなにいい設備なのだから、今度はぜひ連泊できるようにしていただきたい。
それともやっぱり岩手の人は商売っ気がないのかな。
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