Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

東チベット・雲南の旅 8 沙渓古鎮

2010-05-25 00:20:12 | 東アジア
3月22日 続き

黎明の村でお昼を食べた後、来た道を石鼓鎮まで戻り、さらに南へ下って沙渓古鎮を目指す。

途中、いくつも見かけるナシ族の村の写真を撮らせてもらう。
ここはシャングリ村と言うそうだが
 
家はレンガ造りで装飾はなく、部屋は中庭に向かって開いているがまわりの壁に窓はない。
どの家も煮炊きや暖房のためだろう、大量の薪が積み上げられている。
 しかしナシ族の家で一番面白いのはこの屋根の上の飾り。
これは猫が大口を開けているところだそうで、この口に福を呼び込むのだとか。

それにしても街道沿いの村々、造りは伝統家屋らしいがどうも真新しい家ばかりのような気がする。
聞いてみるとここもチベット同様、政府が山の中に住む少数民族を街道沿いに降ろす政策を採っているらしい。
もちろんこうした新しい村では電気や水道などインフラが改善されているのだろうが、部族によってはこのような移住計画に頑固に抵抗しているものもあるとか。
良かれと思う政策でも、あまり強引ではねえ。

いくつかの山を越え、黎明から4時間ほどで広い平地いっぱいに菜の花畑の広がるところに出た。
 ここから少し先が今夜の宿泊地、沙渓。

 
バスで町に入ったところは現代風の田舎町でスーパーなどもあるが
 町の中には昔風の家並みの残る一角があり、ここには車が入れない。

 
丁度下校時間に当たった学校の前を通って今夜の宿へ。
 
表はバーになっているこの宿、たったの4部屋しかないが、部屋にシャワーもトイレもつき、宿の人も親切でとても快適だった。

 これはまた別の宿。この町にはこんな風に古い家を改造したホテルが何軒かあるようで、ヨーロッパ人らしき観光客が結構来ている。

夕食前、まだちょっと時間があるので、とガイドに連れられ町を一回り。
 
 
ここも昔のチベットと雲南の交易路の町だったというが、なるほど家に風情があり、一部ホテルやカフェになっているものの、まだ麗江のような土産物屋にはなっていない。

 
 
町を行くばあちゃんたちも自然でいい感じ。

 明日は町のお祭りがあるとかで入り口の門には飾り付けがなされ、
 
ぺー族の靴屋さんではお嬢さんたちが新しい靴の品選びに夢中だった。

沙渓古鎮散策は明日も続く。


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コメント
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