Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

バンコクの新エアポートリンク

2010-10-26 02:35:03 | 東南アジア
この週末は4月以来、久しぶりにバンコクへ出稼ぎに行っていた。

大好きなマンゴスチンは旬を逃してしまったが、朝は果物三昧。
  
バナナとパッションフルーツの下にある緑の果物はタイ語名プッジャ、別名タイアップルというのだそうだが、食感はりんごというより和梨に近く、味も梨の甘くないのみたい。特においしいと言うわけではないが、ローズアップル同様、暑くてのどが渇いたときにはおいしいと感じるのかもしれない。

さて、ホテルをチェックアウトする際、フロントのお姉さんに「マッカサンまでタクシーをお願い」と言うと「えっ、マッカサンですか?」とニヤニヤする。

そう、到着時はタクシーで来てしまったが、帰りはこの夏に開通したばかりのエアポートリンクで空港まで行ってみようと言うわけだ。

しかし予想したことながら、タクシーに乗っても運ちゃんに「安いんだからこのまま空港までタクシーで行けばいいのに。要するに好奇心でしょ」なんて言われる。まあ、その通りなんだけどね。

ホテルからは10分もかからずにエアポートリンクの急行の始発駅、マッカサンに到着。
  
新しい駅はものすごく立派で、鉄道駅と言うより空港みたい。
 しかし利用者はほとんどおらず、職員以外に見かけたのはわずかに5名!よって広々とした構内はまるで営業していないかのように閑散としている。フロントのお姉さんやタクシー運転手がニヤニヤする通り、よほど物好きしかここは利用していないらしい。

  
立派な切符自動販売機もいまだ使われておらず、窓口で買えるのは一日有効の往復切符(100バーツ)だけ。今は一般市民のお試し期間中、だから往復切符らしいのだが、片道しか使わない身としてはなんだか損をしている気がする。近い将来には片道150バーツになるらしいのだが。

  
ホームに上がってもやっぱり広々、かなり長い車両でも大丈夫そうだが、さほど待つこともなくやってきた急行はたったの3両。長いプラットホームのほんの一隅しか使わない。
 ガラス扉のついたホームと言い、車両の中と言い、雰囲気は香港のエアボートエクスプレスととてもよく似ている。
 乗っていてそれほど早いとは感じないが、並走する高速道路の車を次々に追い抜いて行くところを見ると結構なスピードは出ているらしい。ゆれもせずに快適な乗り心地だ。

そしてぴったり15分後、スワンナブーム空港の地下駅に無事到着。
  
こちらの広~い駅も閑散としていたが、マッカサンからよりは利用者が多いだろうか。

タクシーの料金が安いので、二人以上だったら金銭的メリットはあまりないこのエアポートリンク。急行駅がBTSや地下鉄とつながっていないのも大きなハンデで、本当に経済的にあげたいならBTS駅とつながっている各駅停車を使った方がずっといいだろう。

しかし時間帯によっては渋滞で車がまったく動かなくなるバンコク、15分で空港から街中まで行けてしまうのはうれしい。

バンコクはBTSや地下鉄が開通したばかりの時もお客さんがまったくいなかったと言う。それが今やごく当たり前の市民の足になったのだから、このエアポートリンクもそのうちには盛況になるかもしれない。

バンコクの交通局はよほど宣伝告知がへたなのだろうか。
しかしまあ、日本のように初日から完璧を求める必要もないのかもしれない。


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コメント (11)
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