Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

上海のリニアモーターカー

2010-11-15 00:24:30 | 東アジア
最近とんとご無沙汰だった上海に2年ぶりにやってきた。

この時期ならば羽田の新しいターミナルに行ってみるところだが、へそ曲がりなのであえて成田-浦東を選択する。

乗り込んでみると朝一のJALはB-767が2割程度の搭乗率。
みんな羽田に流れたのならいいが、ちょっと心配になるほどの空き具合。乗客としてはゆったりできていいけど。

ご無沙汰しているうちに上海便の機内食は空弁スタイルに変わっていた。
 冷たい箱をポンポンと配り、暖めた紙包みのご飯を配るだけ。
しかしこれ、おかずは京おばんざいと称して少量づつながらバラエティに富んでいるし、ご飯は梅じゃこご飯で、あのきらいな紙包みも許せるほどのおいしさ。お味噌汁もつくし、へたにしょぼい機内食よりずっといい。
アジア便の機内食はみんなこのお弁当にしてくれないかな。

さてご飯を食べてうとうとしているうちにすぐ着いてしまった上海。
今回わざわざ浦東着を選択したのはリニアモーターカーに乗ってみたかったから。
開通してもう5年以上経つが、今まで乗る機会を逸していたのだ。

駅はターミナル2の方にあるので、ターミナル1に着くと渡り廊下のようなところを通って結構歩く。
 
切符の販売は窓口のみ。乗ってきた飛行機のチケットを見せると片道50元が40元の割引になる。

 改札前では荷物を全部X線検査機に通さねばならず
 通ると次の列車が到着し、乗客を降ろし終わるまでこのだだっ広い場所で待たされ、プラットホームには降ろしてくれない。
案内係の愛想のないおねえちゃんがやたらにいるのが中国っぽい。

 やがて時間になり、やっと乗り込めたリニアモーターカー。
  
座席にかかった布カバーがなんだかださくて、車内の雰囲気はバンコクの新しいエアポートリンクの方がしゃれている。

やがて時間になり出発。
加速はなめらかでかなりの速さで時速300キロの表示が出る。
 
さすがにこの速さになると車窓の風景からも速さを体感できる。

しかし線路の継ぎ目の「ガタンゴトン」こそないものの、「フィーン」と言うような音は結構大きいし、加速するにつれて車体の横揺れがかなりある。
乗っている感じは新幹線とほとんど同じ。カーブの時に車体がかなり傾く感じが新幹線とは違うぐらいだろうか。なにかもっと違う乗り心地を期待していたので、なんだかがっかり。

このリニアモーターカーの最高速度は430キロだそうだが結局300キロ以上にはならず、定刻通りに終点の龍陽路駅到着。
 乗車時間わずかに8分。
車なら市内に入るまで30分はかかるからさすがに速い。

しかしこの龍陽路駅、一応市内ではあるものの市の中心からは東にはずれており、ここから市の西側にあるホテルまでタクシーを使ったら86元もかかってしまった。
空港出発からホテル到着までの所要時間は40分。タクシーに比べて10分ぐらい時間を短縮できた感じだろうか。

「市の中心まで乗り入れていないのでリニアは使いにくい。たった30キロのためになんでわざわざあんなもの作ったんでしょうね」と上海っ子に言われるほど人気がないらしいこの乗り物。なんとなく納得。
次回の上海入りは羽田から虹橋だな。

その上海っ子と久しぶりなので外灘へ。
 川向こうにはますますビルが増え
 
バンドのヨーロッパ風建物のライトアップはさらに華やかになっていたが
  
驚いたのは遊歩道上の人の数。わんさといる上に、みんな立派な一眼レフで記念写真を撮りまくり。

相変わらず元気な上海である。


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コメント (4)
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