8月12日 続き
ホテルで昼食と洗濯を終え、午後も遅くなってからローマンタンの市内見学に出かけた。
まず城壁の外、北東からの入り口には大きな双子のチョルテン。
これを過ぎると右手に続くのは長い赤い壁。
ローマンタンで一番大きなチョーデ・ゴンパの壁だ。
城壁の入り口には大きなマニ車があり、この周りにはいつも暇そうなおじさんたちが数人座っている。
城壁の中に入ると白い土壁の家が隙間なく建ち、狭い通路がその間を曲がりくねって続く。
そしていたるところに出現するチョルテンやマニ車。
そんな中を縫ってまず向かったのは長い外壁を見たチョーデ・ゴンパ。
ローマンタンで唯一僧院機能が生きているお寺なので境内には小坊主たちがいっぱい。
お寺の創建はもらったパンフレットによると13世紀末と古いのだが、現在法要などが行われているお堂は最近のもの。
正面にはサキャパの座主のお写真、壁の絵もサキャパのお坊さんたち。
外壁にあるおなじみ四天王がどんぐり目でかわいい。
このお寺には若いお坊さんたちのための学校があるので覗かせてもらうと
中の設備は普通の学校そのもの、教科書を見るとチベット語や英語を教えており、図書室にはパソコンまである。
自由研究の成果だろうか、壁に貼ってあった表が面白い。
← クリックすると大きくなります。
2004年以降、観光客が大幅に増え、一番多いのはヨーロッパからの客だとすぐわかる。
図書室にはデモンストレーションのための砂曼荼羅があって、周りに並ぶ仏教関係の本がここが僧院であることを思い出させる。
次に向かったのはジャンパ・ゴンパ。
3階建てのこの建物の1階部分は半地下になっており、現在修復工事中。
15メートルもある弥勒菩薩を本尊とするこのお寺は15世紀建立。
これは3階の明り取りの窓から撮ったものだが、この周りの壁4面がすべて精緻な曼荼羅の壁画で覆われていて、ここは夢のように美しい。
ただし残念ながら撮影は禁止。
次に入ったツプチェン・ゴンパも15世紀の建立。
35本もの木の柱に支えられた大きなお堂で、この中の大きな仏像を中心とする壁画はいままさに修復作業の真っ最中。
現地の若い絵師たちが細かい作業に励んでいるが、ここも撮影することができない。
写真こそ撮れなかったが、噂に違わぬ素晴らしい曼荼羅が見られて、ここまで来た甲斐があったというもの。
興奮を鎮めるべく、門の入り口近くに見つけたイリーカフェへ。
この小さなエスプレッソマシーンでダンディなマスターが淹れてくれるカプチーノ、1杯300ルピーとこの国にしたらとんでもない値段だが
マニ車の前を通る牛を眺めながら飲む、このおいしさは何物にも代えがたい。
結局このカフェには3日間、毎日通ってしまった。
夕方になって、人も牛も馬もおうちに帰る。
宿の向こうにそびえる王宮訪問は明日にしよう。
ところで撮影不可と言われたゴンパの中の壁画、チベット仏教好きの添乗員Y氏が粘って、実は1か所US$100を払えば1時間は撮影許可が出ることが判明。翌日しっかり写真を撮ってきたので、これは次回公開予定。
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ホテルで昼食と洗濯を終え、午後も遅くなってからローマンタンの市内見学に出かけた。
まず城壁の外、北東からの入り口には大きな双子のチョルテン。
これを過ぎると右手に続くのは長い赤い壁。
ローマンタンで一番大きなチョーデ・ゴンパの壁だ。
城壁の入り口には大きなマニ車があり、この周りにはいつも暇そうなおじさんたちが数人座っている。
城壁の中に入ると白い土壁の家が隙間なく建ち、狭い通路がその間を曲がりくねって続く。
そしていたるところに出現するチョルテンやマニ車。
そんな中を縫ってまず向かったのは長い外壁を見たチョーデ・ゴンパ。
ローマンタンで唯一僧院機能が生きているお寺なので境内には小坊主たちがいっぱい。
お寺の創建はもらったパンフレットによると13世紀末と古いのだが、現在法要などが行われているお堂は最近のもの。
正面にはサキャパの座主のお写真、壁の絵もサキャパのお坊さんたち。
外壁にあるおなじみ四天王がどんぐり目でかわいい。
このお寺には若いお坊さんたちのための学校があるので覗かせてもらうと
中の設備は普通の学校そのもの、教科書を見るとチベット語や英語を教えており、図書室にはパソコンまである。
自由研究の成果だろうか、壁に貼ってあった表が面白い。
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2004年以降、観光客が大幅に増え、一番多いのはヨーロッパからの客だとすぐわかる。
図書室にはデモンストレーションのための砂曼荼羅があって、周りに並ぶ仏教関係の本がここが僧院であることを思い出させる。
次に向かったのはジャンパ・ゴンパ。
3階建てのこの建物の1階部分は半地下になっており、現在修復工事中。
15メートルもある弥勒菩薩を本尊とするこのお寺は15世紀建立。
これは3階の明り取りの窓から撮ったものだが、この周りの壁4面がすべて精緻な曼荼羅の壁画で覆われていて、ここは夢のように美しい。
ただし残念ながら撮影は禁止。
次に入ったツプチェン・ゴンパも15世紀の建立。
35本もの木の柱に支えられた大きなお堂で、この中の大きな仏像を中心とする壁画はいままさに修復作業の真っ最中。
現地の若い絵師たちが細かい作業に励んでいるが、ここも撮影することができない。
写真こそ撮れなかったが、噂に違わぬ素晴らしい曼荼羅が見られて、ここまで来た甲斐があったというもの。
興奮を鎮めるべく、門の入り口近くに見つけたイリーカフェへ。
この小さなエスプレッソマシーンでダンディなマスターが淹れてくれるカプチーノ、1杯300ルピーとこの国にしたらとんでもない値段だが
マニ車の前を通る牛を眺めながら飲む、このおいしさは何物にも代えがたい。
結局このカフェには3日間、毎日通ってしまった。
夕方になって、人も牛も馬もおうちに帰る。
宿の向こうにそびえる王宮訪問は明日にしよう。
ところで撮影不可と言われたゴンパの中の壁画、チベット仏教好きの添乗員Y氏が粘って、実は1か所US$100を払えば1時間は撮影許可が出ることが判明。翌日しっかり写真を撮ってきたので、これは次回公開予定。
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