4月30日 続き
ワルザザードの町を出て荒涼とした郊外に出ると、突如巨大な四角い建物が見えてくる。
エジプト物やら、砂漠を舞台にした映画のための撮影所らしいが、回りに本物があるのに偽物を見る必要はない、と門を見ただけで素通り。
やがて土産物の並ぶ小高い丘に停車すると、目の前に土でできた建物の密集するクサル(要塞村)が見えた。
これが世界遺産にもなっているアイト・ベン・ハッドゥ。
遠くから見るとまるで砂で作った村のように見える。
ビューポイントで写真を撮ったら丘を降りてクサルの回りに広がる新市街へ。
レストランやら店やら、思いのほかにぎやかなのはここが観光客なら必ず訪れる人気の観光地だからだろう。
「この先を左に折れて橋を渡って」とドライバーに言われつつ、適当に行ったら
あら、河原に出ちゃったよ。
浅い川に並ぶ踏み石を伝って反対岸に渡ると
クサルへの門に入場券売り場がある。
入場料は10ディナール(約100円)。
中に入ると周りは高い砂の壁。
上部に彫りこまれた独特の模様がきれいだ。
村の中は建物の間を狭い石段が上へ上へと続き、
途中で手招きするお姉さんは家の中を見せてくれたが、もちろん帰りにはチップを要求する。
ガイドブックには村の老朽化が進んで住人は数人、とあったが、見せてもらった家の中はなかなか快適そうだったし、修復が進んで観光客目当ての住人が増えているんじゃないだろうか。
どんどん登ると村のてっぺんは風の吹きすさぶ見晴らし台。
塔の並ぶ村の様子がよく見え
河原の向こうには新市街が広がる。
川のほとりには緑の畑があるが、反対側には砂しかない。
クサルの中も特に見どころがあるわけではないが
塔の装飾や扉がツボだったりする。
だからこんな素朴な木彫りの鍵を売る土産物屋で
ついこんなものを買ってしまう。
来た時とは別の出口からクサルを出ると確かに橋があった。
振り返ると村は岩山の片面にへばりついているのがわかる。
クサルとともに世界中からの観光客を眺めて、本日の観光終了。
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ワルザザードの町を出て荒涼とした郊外に出ると、突如巨大な四角い建物が見えてくる。
エジプト物やら、砂漠を舞台にした映画のための撮影所らしいが、回りに本物があるのに偽物を見る必要はない、と門を見ただけで素通り。
やがて土産物の並ぶ小高い丘に停車すると、目の前に土でできた建物の密集するクサル(要塞村)が見えた。
これが世界遺産にもなっているアイト・ベン・ハッドゥ。
遠くから見るとまるで砂で作った村のように見える。
ビューポイントで写真を撮ったら丘を降りてクサルの回りに広がる新市街へ。
レストランやら店やら、思いのほかにぎやかなのはここが観光客なら必ず訪れる人気の観光地だからだろう。
「この先を左に折れて橋を渡って」とドライバーに言われつつ、適当に行ったら
あら、河原に出ちゃったよ。
浅い川に並ぶ踏み石を伝って反対岸に渡ると
クサルへの門に入場券売り場がある。
入場料は10ディナール(約100円)。
中に入ると周りは高い砂の壁。
上部に彫りこまれた独特の模様がきれいだ。
村の中は建物の間を狭い石段が上へ上へと続き、
途中で手招きするお姉さんは家の中を見せてくれたが、もちろん帰りにはチップを要求する。
ガイドブックには村の老朽化が進んで住人は数人、とあったが、見せてもらった家の中はなかなか快適そうだったし、修復が進んで観光客目当ての住人が増えているんじゃないだろうか。
どんどん登ると村のてっぺんは風の吹きすさぶ見晴らし台。
塔の並ぶ村の様子がよく見え
河原の向こうには新市街が広がる。
川のほとりには緑の畑があるが、反対側には砂しかない。
クサルの中も特に見どころがあるわけではないが
塔の装飾や扉がツボだったりする。
だからこんな素朴な木彫りの鍵を売る土産物屋で
ついこんなものを買ってしまう。
来た時とは別の出口からクサルを出ると確かに橋があった。
振り返ると村は岩山の片面にへばりついているのがわかる。
クサルとともに世界中からの観光客を眺めて、本日の観光終了。
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