Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

南極旅行 24 ウィルヘルミナ・ベイ

2014-04-20 15:52:03 | 北米/南米/南極
2月20日

前日のデセプション島から南極半島をさらに南下。
 今日の午前中はウィルヘルミナ・ベイでボート・クルーズ。

 波は穏やかなのでボートは降ろされたが、空は低い雲がほとんど海面まで垂れているようで一面の霧。太陽がかろうじて見えてもまわりの景色は全く見えない。
 気温0℃で雪もちらついているので皆さん重装備。

さて、この湾は鯨が多いので有名なところなので、みんな一生懸命海面に目を凝らす。
 ボート同士、無線で連絡を取りながら探すうち
 第一鯨発見!
 
尾びれが見えるといかにも鯨らしいが、これは Humpback Whale(ザトウクジラ)だそう。
 船の近くでは2頭が並んで泳いでいる。

まわりの海には氷塊が浮かび
 
天気が悪い方が青く見える、と言われた通り美しい。
 平らな氷の上にはオットセイもいる。

 ようやく少し見えてきた南極半島。
  
海岸に近づくと小さな氷がびっしり浮かんでいて、その中をゆっくりボートで進むのも面白い。

 また2頭いる、とキョロキョロするうち、まとまった数がいるとの連絡が入り、そちらの方向へ急ぐ。

 お腹の白いところまで見えた鯨。
 
やけに周りを鳥が飛んでいると思ったら、この鯨たちはバブルネットフィーディングと言って魚群の周りを泡で囲んで一網打尽にしているところなのだそう。そのおこぼれに預かろうと鳥が鯨を追いかけているわけだ。

 
2時間ほどボートで探し回って、何回か鯨を見ることができたが、ほとんどは遠くてかろうじてヒレが見える程度。
しかし中には運のいい人たちもいて、一頭の鯨がボートの真下を白いお腹を見せながら潜り抜けて行ったのだそうだ。
そのボートに乗っていたおじさん、「近すぎて、望遠レンズだったので写真が撮れなかった」とくやしそう。
でも鯨は賢いので、近くに来てもボートをひっくり返すことはないとか。

賢い動物だから殺すな、という議論は大嫌いだが、世界中から反対されながら捕鯨を続けなければならない理由もわからない。


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コメント (2)
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