Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

イランの旅 24 カシャーン

2014-08-01 18:49:50 | 中近東/北アフリカ
5月4日 続き

午後1時もだいぶ過ぎて、カシャーンの町に到着。
ツアーだと世界遺産のフィーン庭園に連れて行かれるらしいが、お庭にはさほど興味がないので旧市街へ行くようお願いする。

そんなわけで最初に立ち寄ったのは19世紀に作られたマスジェデ・アガー・ボゾルグ。
  
立派な門の正面に一段低くなった中庭を挟んでミナレットとドーム。
 中庭の周りは今も現役の神学校だそうだが、柵も手すりもないのでぼーっとしていたら落っこちそう。

モスクの方は今はもう現役ではないそうだが
  
  
 
これまで見てきたモスクよりもずっと時代が新しいので、装飾がモダンに見えて面白い。

もうかなり時間が遅くなったが、ここでようやく昼食。
 
目立たない入口だが、ここはアッバーシアンという19世紀のガラス商の邸宅。入ってすぐの階段を下に降りると
 噴水の周りがレストランになっている。
 サラダをつまみつつ
 もうすっかりおなじみになったナスの料理。
ここのはこってりしたチーズがかかっておいしい。
 こちらは珍しいラクダ肉の煮込み。
ラクダはくせもなく、柔らかく煮込まれて美味。

栄養補給をしたところでお屋敷の見学。
  
  
家は2つの中庭を巡って建物が取り囲み、いくつ部屋があるのか、迷子になりそうなほど。

 
ガラス商の家らしくステンドグラスがあちこちに使われ
  
  
壁や天井の装飾も繊細だ。

 屋根の上にはバードギールがあって
  風が各部屋や地下の食料庫までまわるようになっている。
この家が家具や使用人でいっぱいだったころはどんなだったろうか、と想像するのも楽しい。

広い家をうろついていたら疲れてしまったので、出発する前にレストランの2階へ。
 
ここは売店になっていて、何種類あるのか、すごい数のハーブドリンクやらお菓子やらを売っているが、いただいたアイスクリームももうなじみになったサフランやファルーデが入っておいしかった。

時間があれば他のお屋敷やバザールを歩いてみたかったカシャーンに後ろ髪引かれつつ、車は高速をテヘランに向かって飛ばす。
 途中、スイカを盛大にぶちまけた事故車を見て「あ~あ」なんて言っていたら、我々の車がなんとネズミ取りに引っかかってしまった。そんなにスピードを出していたわけじゃないのに。
その後は気を付けて見てみるとあちらこちらにパトカーがいて、ここは罰金徴収ロードか。

 途中には大きな休憩所もあって
  
お菓子の実演販売まである充実ぶり。

大都会が近いことを実感しつつ
 飛行機からも見えた塩湖を過ぎて、夜の8時にテヘランに到着した。


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コメント (2)
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