11月1日 続き
クラッセ駅からはリミニ行きの2階建て車両に乗車。
リミニと言えばアドリア海に面した港町でフェリーニの故郷だが、本日はその手前のチェゼナティコで下車。
この町も海に面したリゾートで、ちょうどこの週末に「魚祭り」なるものが開催されていると言う情報を入手したので来てみたのだ。
駅前には大きなキャンピングカーでいっぱいの駐車場があり、これをすぎると運河に突き当たる。
この町はもう少し内陸にあるチェゼーナと言う町への入り口として14世紀に開かれたが、16世紀の初めにはチェーザレ・ボルジアによって重要視され、この運河にはチェーザレに招かれたレオナルド・ダ・ビンチの手が入っているとかいないとか。
そう聞くとがぜん興味が湧くが、運河にはたくさんのヨットが停泊し、鏡のような水面に影が映ってとてもきれいだ。
この運河沿いが「魚祭り」の会場で、屋台がずらりと並ぶ中、道はそぞろ歩くお客さんでいっぱい。
この運河沿いの通り、並ぶ建物のほとんどは魚を食べさせるレストラン。
この中にはこの町出身の元サッカー日本代表監督ザッケローニの息子の店もあるらしい。
でこれらの店が屋台でお安く名物料理を食べさせてくれるというのがこの祭りなのだが
まだ夕食には早すぎる時間と言うことで、どのレストラン屋台も休憩中。店頭のサンプルをむなしく眺めるしかない。
しかし幸いにしてそれ以外の物販屋台は元気に営業中。
チーズやらサラミ、ハムなどを売る店が多くて「どこが魚祭りなの?」という感じではあるが
珍しい果物があったり
ちょい悪風おやじがおしゃれな瓶に入ったビールを売っていたり、正直そうなおじさんがはちみつを紹介していたり
おばちゃんが試食させてくれたピアディーナは焼き立てでおいしく、焼き栗などほおばりながら歩くのが楽しい。
運河は途中に橋が一本かかっているもののその先にはなく、代わりにこんな渡し船がわずかな距離を行ったり来たりしている。
陽気な音楽を奏でるバンドを聞いたりしているうちに
すっかり夕方になった。
と言ってもイタリア人のディナータイムにはまだ早いので
しかたなくこんなファーストフードっぽいスタンドでどうしても食べたかったフリットミスト。
がこれが意外にもおばちゃんたちがきちんと作っていて、ポテトが多かったものの、エビもイカもおいしかった。
これを食べ終わって外に出てみれば
日はすっかり落ちて人出はさらに増えた。
と、ようやく営業を開始したレストラン屋台があり、陽気な若いお兄ちゃんおねえちゃんのところでイワシのピアディーナを注文すると
「作るところをそばで見なよ」と中に入れてくれてみんなで大騒ぎ。
コイワシも、ラベンナより薄いピアディーナもおいしくて楽しかった。
いよいよディナータイムに突入の他の屋台もすごく魅力的だが、残念ながらここでタイムアップ。
数少ない列車に乗り遅れるとボローニャに帰れなくなる。
というわけで最後に
肉詰めオリーブのフライ(うまい!)とミカンを買って
運河にさよなら。
これまた無人のチェゼナティコ駅から2時間かけて宿に戻った。
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クラッセ駅からはリミニ行きの2階建て車両に乗車。
リミニと言えばアドリア海に面した港町でフェリーニの故郷だが、本日はその手前のチェゼナティコで下車。
この町も海に面したリゾートで、ちょうどこの週末に「魚祭り」なるものが開催されていると言う情報を入手したので来てみたのだ。
駅前には大きなキャンピングカーでいっぱいの駐車場があり、これをすぎると運河に突き当たる。
この町はもう少し内陸にあるチェゼーナと言う町への入り口として14世紀に開かれたが、16世紀の初めにはチェーザレ・ボルジアによって重要視され、この運河にはチェーザレに招かれたレオナルド・ダ・ビンチの手が入っているとかいないとか。
そう聞くとがぜん興味が湧くが、運河にはたくさんのヨットが停泊し、鏡のような水面に影が映ってとてもきれいだ。
この運河沿いが「魚祭り」の会場で、屋台がずらりと並ぶ中、道はそぞろ歩くお客さんでいっぱい。
この運河沿いの通り、並ぶ建物のほとんどは魚を食べさせるレストラン。
この中にはこの町出身の元サッカー日本代表監督ザッケローニの息子の店もあるらしい。
でこれらの店が屋台でお安く名物料理を食べさせてくれるというのがこの祭りなのだが
まだ夕食には早すぎる時間と言うことで、どのレストラン屋台も休憩中。店頭のサンプルをむなしく眺めるしかない。
しかし幸いにしてそれ以外の物販屋台は元気に営業中。
チーズやらサラミ、ハムなどを売る店が多くて「どこが魚祭りなの?」という感じではあるが
珍しい果物があったり
ちょい悪風おやじがおしゃれな瓶に入ったビールを売っていたり、正直そうなおじさんがはちみつを紹介していたり
おばちゃんが試食させてくれたピアディーナは焼き立てでおいしく、焼き栗などほおばりながら歩くのが楽しい。
運河は途中に橋が一本かかっているもののその先にはなく、代わりにこんな渡し船がわずかな距離を行ったり来たりしている。
陽気な音楽を奏でるバンドを聞いたりしているうちに
すっかり夕方になった。
と言ってもイタリア人のディナータイムにはまだ早いので
しかたなくこんなファーストフードっぽいスタンドでどうしても食べたかったフリットミスト。
がこれが意外にもおばちゃんたちがきちんと作っていて、ポテトが多かったものの、エビもイカもおいしかった。
これを食べ終わって外に出てみれば
日はすっかり落ちて人出はさらに増えた。
と、ようやく営業を開始したレストラン屋台があり、陽気な若いお兄ちゃんおねえちゃんのところでイワシのピアディーナを注文すると
「作るところをそばで見なよ」と中に入れてくれてみんなで大騒ぎ。
コイワシも、ラベンナより薄いピアディーナもおいしくて楽しかった。
いよいよディナータイムに突入の他の屋台もすごく魅力的だが、残念ながらここでタイムアップ。
数少ない列車に乗り遅れるとボローニャに帰れなくなる。
というわけで最後に
肉詰めオリーブのフライ(うまい!)とミカンを買って
運河にさよなら。
これまた無人のチェゼナティコ駅から2時間かけて宿に戻った。
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