Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

勝沼・塩山 ぶどう散歩

2016-09-13 19:08:56 | 食べ歩き
お友達の店、自由ヶ丘のコッコロ、店主の都合により残念ながら先月で閉店。

その店主マダムのお疲れを癒そうと、一緒に近場の山梨へおでかけ。

 
週末のこととてホリデー快速やまなしを利用したが、新宿を出発した途端にワインを開ける団体で車内はにぎやか。
この人たち、勝沼ぶどう郷駅で降りてガイドに先導されて行ったが、もちろんワイナリーめぐりであろう。朝からごきげんで元気だ。

同じく勝沼ぶどう郷駅で降りた我々はブドウ畑の続く坂道をちょっと下る。
 
ブドウ棚には文字通りたわわに実がなって、どれもおいしそう。

5分ほどでやって来たのはマダム・セレクトのこちらのお店。
 勝沼食堂‐ パパソロッテ
 
店内の黒板に大書されている通り、ここは日本一のワインアドバイザーのお店だそうで
 窓からの景色も一面のぶどう畑。

開店からほどなく、予約客で満席になったこちらで我々はパスタランチを注文。
 オードブル盛り合わせはどれもかなりにんにくが効いている。
 パスタはトマトベースとオイルベースの2択。
トマトの方は洗練されたナポリタン、オイルの方はバジルペーストがとてもいい香りながらあまりにもシンプルなのでちょっと拍子抜けしたが、味はとてもいい。
 そしてデザートはブドウのシャーベット。
ぶどうの果汁を凍らせました、以上、という感じだが、本日のランチではこれが一番おいしかったかも。
さすが勝沼のぶどう。

コーヒーをそそくさといただいた後は駅に取って返して、一駅先の塩山で下車。

タクシー5分ほどでやってきたのは「甲斐ワイナリー」。
 
国登録有形文化財になっているという立派な建物のこちら、武田信玄に金を貸した記録もある古い家柄だそうで、昔は日本酒の造り酒屋、30年前からワイナリーに転換したのだそうな。
 
見学をお願いすると裏の作業場に案内され、「目の前にあるのですべてです」と年間生産量3万本ほどの小規模ワイナリーの見学はあっという間に終了。
 
試飲もさせてもらって辛口の一本をお土産に購入する。

隣の蔵は雰囲気のいいカフェになっているのでこちらで一休み。
 
ワインはもちろんマダム、自分のいただいたぶどうジュースも濃厚でおいしい。

駅までの帰路は今度は歩くことに。
 すると甲斐ワイナリーに限らず、まわりには立派な蔵や門構えのお屋敷がいっぱい。
駅前には甲斐と言えばのこのお方  がどっしりとにらみを利かせ、
その奥には
 甘草屋敷なる名主の大きな家がある。

屋敷の名前の由来は漢方の薬である甘草をここで栽培、江戸幕府に納めていたからだそうで
 このゴボウのような根っこが立派に育った甘草。

20年ほど前まで当主が住んでいたと言う屋敷内が今は公開されていて
 
一階は土間に普通の座敷
 
2、3階では養蚕が行われていたと言うことで古い道具が残り
 
人が集まるための食器もいっぱい。
 
自然のままのような大黒柱や曲がった梁はこの方が耐久性があるそうで、このお屋敷も築200年は経っているだろうとのこと。

塩山がこんな由緒ある街とは、降り立つまで不勉強にして知らなかった。


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コメント (6)
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