Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

原宿でペルー料理@「べポカ」

2016-09-30 19:47:36 | 食べ歩き
もう半年も前のことになってしまったが、アムステルダムで食べたペルー料理がおいしかったので、その時の友人と今度は東京のペルー料理屋へ。

原宿駅から徒歩10分ほど、竹下通りを抜け、原宿警察の前をちょっと行くと目立つ黄色い一軒家。
 「べポカ」

入口を入ると半地下がバースペースと厨房で、すぐに2階のテーブルへ。

見慣れないメニューばかりでオーダーに時間がかかるのでまずは飲み物。
 チチャモラーダは紫とうもろこしのジュースだそうだが、ちょっと癖のあるぶどうジュースみたい。かなり甘いが適度に酸味もあって、これがとうもろこしとはびっくり。

友人たちと協議の結果オーダーしたのは
 まずは定番のセビチェ。ミクストは白身魚、イカとエビで、パンチの効いた酸味がとても好み。

もう一つペルー料理では定番らしいマッシュドポテトのカウサと言う料理を頼んだが
 まるでケーキのようないでたちにまたびっくり。
カウサの緑はほうれん草の色、まわりの紫のソースはオリーブだそうで、トマトや卵の下にはタコとオリーブをミンチにしたものが詰まっていて、これが素材の味が良く生きておいしい。ただしカウサの方はかなり塩気が強くて、これは別々に食べてはいけなかったのかもしれない。

温かい前菜も一つとチョクロ・コン・ケソというのを頼んでみたらこんな料理が来た。
 一見イタリアンのニョッキのように見えるのは普通の3倍ぐらい大きくて白いとうもろこし。食感もモチモチしてパスタのよう、クリームソースにはワカタイというペルーのハーブが入っているが、これもちょっとバジルっぽくて、素材のまったくちがうイタリアンという感じ。おもしろい。

チキンとコリアンダーのスープというアグアディート。
 細かく刻まれた鶏肉の他にジャガイモやそら豆などの野菜にお米も少し入って具だくさん。香辛料もたくさん入って香りがいいが、これも塩がきつくて一皿を3人でシェアしてちょうど。パンがほしいところだが、メニューにないのはペルーではあまり食べないのだろうか。ついでにこの店、水も出ない。

メインには豚肉の料理を注文したはずだが、やってきたのは「鶏のアヒ・デ・ガジーナです」って、あれ、違うよ。
しかしどうせ知らない料理ばかりだから、とそのままいただいてしまう。ウェイトレスのおねえちゃんにもしらんぷりされたし。
 ソースの黄色はアヒ・アマリーヨという黄色い唐辛子の色だそうだが、ミルクとチーズ、ぺカンナッツが入っているそうで辛さはまったくなし。香りのいいクリームシチューという感じで、ごはんにぴったり。どこかで食べたことのあるような味だが、何だったか思い出せない。

どの料理にも芋やとうもろこし、お米が入っているのでこれでもうおなかがいっぱいになってしまった。

しかしデザートは別腹なので
 
ソルベとアイスクリーム、シナモンのたっぷり入ったエンカネラードと言うケーキ。
アグアイマントのソルベはフルーツほおずきだそうで、ちょっと癖はあるが酸味が果物らしい。
アイスクリームの方はルクマというので検索してみると
  こんなかぼちゃのような果実。
味もちょっとかぼちゃっぽくて、ペルーでも生食されることはなくてムースやアイスクリームが定番だそう。

味の濃いものが多かったが、どの料理もおいしく食べられた。
ちょっと気の利かないおねえちゃんはあまり日本語のわからない日系人ではないか、とは同行者たちの意見。
もう一人のお姉さんはちゃんとしていたのでよしとしよう。

五反田の食堂のようなペルー料理とは一味ちがうおしゃれペルー料理。
本場の料理にも興味が湧いてしまう。


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コメント (5)
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