Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

西部ヒマーチャルの旅 9 キラール

2016-09-22 18:18:10 | インド
7月26日 続き

目的地が見えても山道では到着まで時間がかかる。

 
一度谷底まで下って橋を渡り、また山の上の方にある町まで上がらなければならないからだ。

やっと到着したキラールは標高2600メートル。
 狭い道にはバスがたくさん発着していて、ヘアピンカーブに上り下りのバスが互いに突っ込んだりするので通り抜けるのが大変。

今夜の宿は遠目からも町で一番目立ったホテル・ラージ。
 
キラール唯一のホテルは斜面に建っていて、入口は山側にある。

すぐにくじ引きをして、割り当てられた部屋は建物の2階。
 
 
部屋は広くてテレビもあり、タンク容量が小さいながらお湯も出る。
毛布もタオルも新しそうで自分の部屋は問題なかったが、中には前の宿泊客の体臭が耐えられない毛布もあったとか。
そして何よりびっくりしたのはトイレットペーパーがないこと。ホテルにないだけでなく、町のどこにも売っていないのはこの町に外国人が来ることなどないかららしい。
デリーのホテルから念のためにといただいてきたトイレットペーパーが役に立った。
蠅も多いこのホテルに泊まる時は殺虫剤とトイレットペーパー、清潔なシーツを持参することをおすすめする。

さて、一息入れたらまだ明るいので町のバザールを見学に行く。

 
ホテルからちょっと歩くとバス・ターミナル。外国人は来ないがここはこのエリアの中心地らしく、バスが頻繁に発着している。
中には日本の満員電車も負けるほど乗客を詰め込んだバスもあって、あれでこの山道を行くことを考えると気が遠くなりそうだ。

 
バス停の隣には小さな祠があり、その先に延びる道がキラールの銀座通り。
建築中の建物が多くて、景気は悪くなさそう。

  
台車に売り物を載せたおじさんもいるが、八百屋や肉屋は狭い間口の奥で営業中。
  
正面に緑の布の付いたキナウル帽をかぶったおじさんや、素敵なショールをまとった女性の姿も見える。

バザールは200メートルほどだろうか、衣類を売る店の先には変電所があるぐらい。
  
 
ここにも祠があって、谷の反対側には段々畑の村がある。

お金を落とすところもなく、ホテルに戻って夕食の時間。
  
 
今夜ももちろんカレーだけれど、添乗員が気を利かせて塩茹で野菜を作らせてくれた。
ゆでただけのカリフラワーがうまい!


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コメント (4)
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