Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

アンダルシアの旅 6 メスキータとコルドバの夜

2017-07-10 19:13:33 | ヨーロッパ
5月5日 続き

お昼を食べたレストランの前にはコルドバの市庁舎があって、タイルの市の紋章がかわいい。
 
そのすぐ隣ではなにやらローマ遺跡を修復、復元中。

ここから宿に向かって歩いて行くと、途中に考古学博物館があったのでちょっと覗いてみる。
  
 
パティオ祭のためか、この日は入場無料。建物の地階部分はやはりローマ時代の住居跡だそうで、展示品ももちろんローマ時代の物が多い。
地中海沿岸、どこでも掘ればローマ遺跡が出てくる感じ。

さらに入り組んだ道を歩いて行くと
  
絵になる景色がいっぱいで 
  
特に鉄の門扉の向こうにパティオがのぞくところが素敵。

ホテルにチェックインして一休みしたら、いよいよコルドバのメイン・イベント、目の前のメスキータ内部へ。
 
教会に入ればすぐに出現する柱とアーチのつながる様、これが見たくてここにやって来た。
 
見上げれば天井も見事でうっとり。

このメスキータが8世紀に建設の始まったイスラム教のモスクをレコンキスタ後にキリスト教会に作り変えてしまった物であることは有名だが
   
 
 
実際に来てみるとムスリム風と西洋風の入り混じった空間がなんとも独特。

中で特に人が群がっているの純ムスリムのミフラーブの一角。
 
ではあるけれど、金色に輝く細かい細工はやはり中東で見る物とは一味ちがう。 

ということで、コルドバ風アラベスクのディテールはこちら↓


中央にはこちらは純ヨーロッパ風のカテドラルがいきなり出現。
  
その先にはまたアーチと柱が続いて、
 同じような写真を際限なく撮ってしまう。

 メスキータの柱にクラクラしつつやっと表へ。
 
この周りは観光客でいっぱいのユダヤ人街、土産物屋などひやかして歩く。


川沿いにあるコルドバのアルカサルの外観を見ているうちに14時からの長いシエスタ時間が終わって、パティオの再開する18時になったのでまた一軒を見学。
  
しかしメスキータに近いパティオは入場にすごい行列が出来始めたので本日の見学はこれで切り上げた。

さて、本日はよく動いたことだし、レストランでしっかり夕食、と思うがスペインのディナーは8時からと遅い。
時間になるのを待って、向かった先はネットで評判の良かった Garum 2.1 というお店。
 
狭い店内、周りの席はじきにいっぱいになったが、お客さんはほとんどイギリス人のようなのがちょっと心配。
しかし創作タパスという、面白そうな料理の並ぶメニューから注文してみると
 
太いタコは柔らかくてかかっているソースがさわやか。チュロスのように見えるのはコルドバの名物料理、オックステールの煮込みを巻いて揚げたもので、これに甘くないチョコレートソースを付けて食べる。 
 ナスの天ぷらのようなものにはみたらしの様なソースがかかっていて、これはちょっと甘すぎ。
 
しかしスパイシーなマグロの串焼きも、ほとんどお刺身の様なエビもうま~い。
ここは今回の旅行の中でも一番おいしくて、量も少なめなのでこれなら隣のテーブルで食べていたテイスティング・メニューにしてもよかったかもしれない。

 
コルドバは夜道もまったく心配はなく
 
ユダヤ人街の奥では祭の一環で地元のコーラス・グループが歌を披露していたが、今夜はもうおとなしく宿に帰ろう。


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コメント (4)
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