今回のインド行きもマイル使用でJL。
欧米線では取りにくい夏でも、インドならまず間違いなく席があるのがありがたい。
デリー線は今回もB787。
エコノミーは8割ほど席が埋まり、その半分以上がインド人なのは北米からの乗り継ぎがいいからだそうだが、機体の前半分を占めるビジネスやプレエコはがら空きだった様子で、大丈夫か、JL。
おなじみ亀田のあられをいただいて
梅酢鶏とやらは唐揚げのあんかけ。
サラダの盛りがちょっと悪くなってないか。
食事と同時に配られたハーゲンダッツが溶けやしないかと気をもみつつ、映画1本目。
A United Kingdom
1940年代、イギリス領だったボツワナの有力部族長が留学中にイギリス人女性と恋愛し、周囲の反対を押し切って結婚、独立後に初代大統領になるという、これは実話だそう。
結婚相手を演ずるのがロザムンド・パイクで、出会って恋に落ちる辺りはいささかトウが立ちすぎてきついが、アフリカに渡ってからはさすがのうまさ。「部族の王」と言っても店もないような所で粗末な家に暮らさなければならない現実、最初はとまどいながら、次第に周囲からも受け入れられていく様が自然で、こういう一見不器用で頼りなさそうでいながら、実は芯の強い人っているよな、と納得させられる。
ボツワナのことは国名以外何も知らないけれど、イギリスはここでもこんなひどいことをしていたのか、とよくわかる。
地味でいささか盛り上がりには欠けるが、見て損はない映画。
ハリウッド映画には見たいものがなく、2本目は韓国映画を選んでみた。
「MASTER マスター」
主演はご存じ、イ・ビョンホンだが、彼は大物詐欺師の悪役。
彼を追う知的犯罪捜査課長役は若手のカン・ドンウォンに回して、アクの強い犯罪者を嬉々として演じているあたり、ハリウッド・スターの貫禄だろうか。ビョンホン、確かに芝居がうまいし、役の幅も広い。
韓国映画にしてはストーリーがちゃんとしているし、カン・ドンウォンが賢そうなのがよろしい。
3本目を見るほどの時間もなく、フライトマップをつけてみると
飛行機の尾翼にちゃんと鶴丸マークがついていてかわいい。
やがて2回目の食事の配給。
2食目はどんどんしょぼくなっているような。
帰路も大勢のインド人の皆様に囲まれ、べジ食のカレーの香りを嗅ぎつつ
和食はまた鶏唐揚げ。
おそばが一番おいしくて、その隣の白い物体はメニューによると「海老のキッシュ」だそうだが、ホワイトソースまみれの海老という感じの不思議な一品。
インド発機内食は東京発より明らかにボリュームが多い。
出発が19時半なので、まだ寝るには早いと映画を物色。
今度はイタリア映画で
「ローマ法王になる日まで」
現ローマ法王、フランシスコがアルゼンチンの軍事政権下をどう生きたかを中心に描いた映画で、これも詳しくは知らないアルゼンチンの暗黒時代、1976~83年の描写が恐ろしくて、現法王が世界中の紛争や対立に関して積極的に発言する理由がわかるように思う。宗教者や信者を守ろうと精いっぱいの努力をしつつ、生き延びるための妥協をしたとの後悔があるのではなかろうか。
それにしても映画の冒頭、フランシスコが「普通だったらもう引退する年なのに」とぼやく通り、現法王は76歳で選任されて現在は80歳だそう。
ダライ・ラマ法王も80歳を優に超えたし、宗教指導者の皆様は大変だ。
その後は目をつむってみるも、インド時間の午前2時過ぎには起こされて朝ご飯。
食べられるはずもないので、袋には「機内で食べろ」と書かれているが、この姿は持ち帰り用でしょう、とありがたくバッグの中へ。
べジ食に配られていた袋の中のプリンがおいしそうだった。
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欧米線では取りにくい夏でも、インドならまず間違いなく席があるのがありがたい。
デリー線は今回もB787。
エコノミーは8割ほど席が埋まり、その半分以上がインド人なのは北米からの乗り継ぎがいいからだそうだが、機体の前半分を占めるビジネスやプレエコはがら空きだった様子で、大丈夫か、JL。
おなじみ亀田のあられをいただいて
梅酢鶏とやらは唐揚げのあんかけ。
サラダの盛りがちょっと悪くなってないか。
食事と同時に配られたハーゲンダッツが溶けやしないかと気をもみつつ、映画1本目。
A United Kingdom
1940年代、イギリス領だったボツワナの有力部族長が留学中にイギリス人女性と恋愛し、周囲の反対を押し切って結婚、独立後に初代大統領になるという、これは実話だそう。
結婚相手を演ずるのがロザムンド・パイクで、出会って恋に落ちる辺りはいささかトウが立ちすぎてきついが、アフリカに渡ってからはさすがのうまさ。「部族の王」と言っても店もないような所で粗末な家に暮らさなければならない現実、最初はとまどいながら、次第に周囲からも受け入れられていく様が自然で、こういう一見不器用で頼りなさそうでいながら、実は芯の強い人っているよな、と納得させられる。
ボツワナのことは国名以外何も知らないけれど、イギリスはここでもこんなひどいことをしていたのか、とよくわかる。
地味でいささか盛り上がりには欠けるが、見て損はない映画。
ハリウッド映画には見たいものがなく、2本目は韓国映画を選んでみた。
「MASTER マスター」
主演はご存じ、イ・ビョンホンだが、彼は大物詐欺師の悪役。
彼を追う知的犯罪捜査課長役は若手のカン・ドンウォンに回して、アクの強い犯罪者を嬉々として演じているあたり、ハリウッド・スターの貫禄だろうか。ビョンホン、確かに芝居がうまいし、役の幅も広い。
韓国映画にしてはストーリーがちゃんとしているし、カン・ドンウォンが賢そうなのがよろしい。
3本目を見るほどの時間もなく、フライトマップをつけてみると
飛行機の尾翼にちゃんと鶴丸マークがついていてかわいい。
やがて2回目の食事の配給。
2食目はどんどんしょぼくなっているような。
帰路も大勢のインド人の皆様に囲まれ、べジ食のカレーの香りを嗅ぎつつ
和食はまた鶏唐揚げ。
おそばが一番おいしくて、その隣の白い物体はメニューによると「海老のキッシュ」だそうだが、ホワイトソースまみれの海老という感じの不思議な一品。
インド発機内食は東京発より明らかにボリュームが多い。
出発が19時半なので、まだ寝るには早いと映画を物色。
今度はイタリア映画で
「ローマ法王になる日まで」
現ローマ法王、フランシスコがアルゼンチンの軍事政権下をどう生きたかを中心に描いた映画で、これも詳しくは知らないアルゼンチンの暗黒時代、1976~83年の描写が恐ろしくて、現法王が世界中の紛争や対立に関して積極的に発言する理由がわかるように思う。宗教者や信者を守ろうと精いっぱいの努力をしつつ、生き延びるための妥協をしたとの後悔があるのではなかろうか。
それにしても映画の冒頭、フランシスコが「普通だったらもう引退する年なのに」とぼやく通り、現法王は76歳で選任されて現在は80歳だそう。
ダライ・ラマ法王も80歳を優に超えたし、宗教指導者の皆様は大変だ。
その後は目をつむってみるも、インド時間の午前2時過ぎには起こされて朝ご飯。
食べられるはずもないので、袋には「機内で食べろ」と書かれているが、この姿は持ち帰り用でしょう、とありがたくバッグの中へ。
べジ食に配られていた袋の中のプリンがおいしそうだった。
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