Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

アンダルシアの旅 7 さらにパティオ巡り

2017-07-12 11:43:21 | ヨーロッパ
5月6日

コルドバのメスキータ、通常の見学は10時からで入場料も10ユーロ掛かるが、日曜以外の朝8時半から9時半だけは無料で入ることができる。

 
せっかく門前のホテルに泊まっているのだから、と開門を待つ観光客たちと8時半に再びメスキータの中へ。
  
昨日は気付かなかった地下のローマ時代のモザイクを発見したり、二度目でもやっぱりメスキータは素敵。
本当は夜間見学がしたかったのだが、昨日の朝の時点でもう売り切れと冷たくあしらわれた。しかし内部は昼間でも暗くてライトアップされているし、二回入場できたので十分満足。

メスキータを出てから川べりのバールで朝食。
 
渋いおやじたちと食べる、すりおろしトマトと生ハム乗せトースト。こうじゃなきゃ。

腹ごしらえを済ませてから向かったのは昨日入れなかった市庁舎前のサン・パブロ教会。
 
今日は結婚式があるらしくて表では飾り付けをしていたが
  
中はひっそりと静かなたたずまい。左手のチャペルではミサが行われているので、この中が見たい我々はしばらく待つ。
それと言うのもここにドン・ペドロの腹心、マルティン・ロペスが葬られているからで
 
ミサの終了後に中に入らせていただくと、祭壇の真ん前に目指す墓石、ロペスの名前と共にドン・ペドロの名前もある!
 しかも入り口脇には解説もあって、読めないスペイン語の単語を拾うと、ロペスの娘のレオノールがここに父親を葬ったらしい。

青池保子のマンガには出てこないが、ロペスはドン・ペドロの親せき筋と結婚して娘が誕生、イネストロサの息子と結婚したが父親の最後の地、カルモナでエンリケに捉えられて幽閉。8年後に恩赦を受けた後はドン・ペドロの孫娘に仕えた、とレオノールの生涯も波瀾万丈。「アルカサル」ファンにはたまらない歴史的事実。

ともあれロペスの眠るチャペルは小さいながらも美しく、熱心に祈る人々が多くて、マンガに描かれるロペス像が日本人作者の創造の産物とわかってはいても、ロペス・ファンとしては思わず胸が熱くなってしまった。
ここに来られてよかった!

無事お参りを済ませた後は今日もパティオ巡り。

   
 
歩く道すがらのバルコニーも美しく
  
  
探し当てたパティオもそれぞれ趣向を凝らしている。
 
花の間からワンコが顔を出している庭もあり。
 
ここなどは昔ながらの集合住宅のパティオだそうだが、こういう所は最近は少なくなっているとか。

 
それにしても今日は天気が良くて暑い!
しかも土曜日なので国内各地かららしい団体も多く
 
パティオにも行列に並ばないと入れなくなってきた。

根性のない我々はこの時点でパティオ巡りを終了。
お昼を食べに行こうと歩いていると
 
なにやら城壁の傍らに水やりをする女性像を発見。
これ、毎年パティオ祭のために1つづつ作られるものだとしばらく前にNHKの番組で見たっけ。

2日間で回ったパティオは結局15ヶ所。
コンテスト参加45ヶ所の3分の1は見たことになるが、平日ならもっと回れたかも。
普段なら歩かなかったであろう住宅街までグルグル歩き回ったパティオ祭。楽しかった。


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コメント (2)
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