Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

「シェイプ・オブ・ウォーター」@日比谷シャンテ

2018-04-24 16:29:56 | 機内食・映画・美術展
3月末にオープンしたばかりの東京ミッドタウン日比谷、入っている映画館が豪華そうなので、見たい映画をここで見ようと思っていた。

ところが諸事情によりお出かけを1週間延ばしたら、上映館が変更になって日比谷シャンテの、それも地下の小さな箱になってしまってがっかり。

でもやっぱり見たい映画だし、といつものごとくお安い水曜のレディースデーに日比谷へ。

 「シェイプ・オブ・ウォーター」 The Shape of Water

この映画、今年のアカデミー賞の作品賞、監督賞を取っているが、口の利けない中年女性が半漁人と恋に落ちるお話し、とそれしか事前情報を持たずに見に行った。

そんなわけで開始早々50年代のセットや衣装にびっくりし、白黒のテレビに3,40年代のハリウッド映画が映る所でもうノックアウト。この世界観はたまらん、これは好きな映画と確信した。

一言で言えば変なファンタジー映画、恋する片方はモンスターだし、もう片方も美しいとは言えないおばさん、他の登場人物もみんなおじさん、おばさんばかりで若い美男美女など一人も登場しない。
指は喰いちぎられて黒くなるわ、ソ連のスパイはボコボコにされるわでグロいところもいっぱいあるのに、水の中のラブシーンやミュージカル場面は美しいし、全体にちょっとひねったユーモアがあるところがいい。
ブラックなファンタジーなのでティム・バートンを引き合いに出されることが多いようだが、バートンよりもこの監督のギレルモ・デル・トロの方が大人。
むしろテリー・ギリアムに近いものを感じて、だから好きなのかもしれない。

こんな変態映画がアカデミー作品賞とは、今年のアメリカはなにかとひねくれてるかも。うれしいけど。

映画の後はここもリニューアルされたシャンテの地下レストラン街へ。

 「やさいの王様」なる野菜料理の店があったので
 
鶏の塩麹焼がメインの定食に食べ放題のサラダ。
サラダバーは期待したほどの種類がなく、補充のタイミングも悪い。器がグラスなのも盛りづらくて、これは取りすぎないようにわざとだろうか。
しかし青菜類など生で食べてもおいしく、10種類近くあるドレッシングがどれも秀逸。
野菜料理の店とは言えメインの鶏もとてもおいしかったが、これで2000円弱とはさすが日比谷はお高い。

このレストラン街にある店、いつの間にかどこも有機などの野菜を前面に立てるようになっていて、これが今のトレンドなのね。


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