Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ミャンマー南部の旅 8 ダウェイ

2018-04-26 19:31:21 | 東南アジア
3月6日 続き

イエを出てさらに南へ。

この辺りは西にアンダマン海、東はタイに挟まれた狭いエリアだが、
 道は意外に山の中を通っていて、海が見えることを期待していたのにあてが外れた。
ドライバー氏によるとイエから先に最近欧米人が行くようになったカビャーワービーチなるきれいな砂浜があるらしいが、メインロードからは2時間ほどもかかるとか。

 イエから30分ほどで標高380mの峠に到着。
ここがモン州とタニンタリ州の州境になっていて、今回唯一パスポートチェックがあった。
特別な通行許可などは必要ないが、パスポートがないとここを通過することはできないそうだ。

 
この先も道路状況は良好で、あちらこちらで絶賛拡幅工事中。

途中一度短いお茶休憩をしただけで午後3時にはダウェイに到着。
 モーラミャインから休憩を除けば6時間弱で来た。

街に到着して、まずは駅が見たいとお願いすると、街の中心とは反対方向の畑の中をどんどん行く。
 やがてこんな細い道に入ると小屋掛けの食堂などが見えてきて
 
その先に現れるのがダウェイの鉄道駅。なかなか大きな建物だが、この寂れ具合はかなり悲しい。

外からはまるで廃墟のようにも見える駅だが
 まるで体育館のようにがらんとした構内にはシートを広げてくつろぐ家族が何組か。
  
窓口にある時刻表を見てもすべてビルマ語でわからないが、ガイドさんによるとここからヤンゴンまでは24時間、料金は1000円ほど。構内にいる人たちは翌朝の列車をここで待つらしい。

 
ところでこの駅に来てみたかったのはここがミャンマーの鉄道の南の端だから。
しかしホームに出てみると線路はまだ先に伸びていて、終点を示す車止めなどがない。

  
  
そこで駅舎に入ってガラス張りの部屋で執務中の駅長さんにインタビュー。

そのお話によると、2011年にダウェイの先に港駅ができ、さらに南のミェイまで線路を伸ばす計画だったとのこと。
しかし港駅は5年ほど使っただけでその後は使われなくなってしまい、ミェイまでの延長計画も中止になってしまったので、やはりここダウェイがミャンマー最南端の駅だとか。

説明が聞けてすっきり、丁寧に答えてくれて写真まで撮らせてくださった駅長さんに感謝。

駅の見学を終えてやっと街の中心へ。

 
バイクの人が多いこじんまりとした田舎町だが
 
モスクやヒンドゥー寺院も見える所がオープンな港町らしさだろうか。

 
ここも19世紀イギリス植民地の中心の一つだったのでかわいらしい市庁舎などがあるが、モーラミャインのような大きな建物や教会は見当たらず
  
 
その代わり一般の小さな家のバルコニーや窓、扉にコロニアル風が残って、街並みにとても風情がある。

ダウェイの素敵な家々はこちら↓


一階を店舗、二階を住居として今もそのまま使っている所が多く
  
この日常感が実にいい感じだ。

街のはずれには新しく大きなショッピングセンターもできているが
 
街中のスーパーはいかにも田舎のなんでも屋さん。
 
レトロな雰囲気が素敵すぎるパン屋さんもあるが
 
この町でこんなものを見つけようとは、スシ人気おそるべし。

期待以上に楽しいダウェイの街歩きに満足して、チェックインしたのは市庁舎のすぐそばのHotel Zayar Htet San。
 
広い部屋にはバスタブまで付いて快適。

今夜は食事もホテルの別棟にあるレストランで
  
 またシーフード三昧。
玉ねぎだらけに見えるものはソフトシェルクラブの炒め物。イカたっぷりのサラダに空芯菜炒め、魚のスープも頼んだら今までよりもお高い14700チャットになったが、それでも一人600円程度。 

 
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コメント (5)
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