Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ボルネオ一人旅 3 サンダカンで街歩き

2020-02-22 17:21:00 | 東南アジア

1月22日 続き

ホテルを出て街歩きを開始。
さすがに日差しが強くて暑く、地元民もさしているので傘をさして歩く。

ホテルから1ブロック海側へ行けばすぐに大通り。
 
大きなロータリーにあまり立派ではない噴水が見える。

まずはこの町の歴史を確認しておこうと、このすぐ近くのサンダカン遺産博物館へ。
 
と思ったらなんと、昨年の11月から閉館中との張り紙でがっかり。

サンダカンは19世紀末にイギリス領北ボルネオの首都になり、戦前には南洋貿易の輸出港として日本人もたくさんいたと言う町。そのため「からゆきさん」と呼ばれる日本人娼婦もたくさんいたということは大昔読んだ「サンダカン八番娼館」で知った。
第二次大戦中は日本軍が占領して、おかげで空襲のために古い町並みはすべて破壊されてしまったとのこと。だから昔の写真など見てみたかったのだ。

それでは現在の街並みは、と町の中心部に入ってみると
 
低層のビルが立ち並ぶが、60~70年代に建てられたものだろうか。
 
中華系が多いと見えて漢字の表記も見え、「ドラえもん氷菓室」なんて店もある。
なんとなく香港の裏町のような雰囲気だ。

 町の真ん中には大きなバスターミナルがあって、その隣のごちゃごちゃした商業施設を突き抜けると
 海岸沿いに飲食店が並んでいる。

その先は海!
左手の白い高層ビルはフォーポイント・シェラトン・ホテル。
 
その前には最近はどこでも見かける町の名前の看板があって、ホテルと続いているのは恐らくこの町唯一の大型ショッピングモール。

が、どこでも同じようなモールに興味はない。
この建物の裏に回ると
 
お目当てのセントラル・マーケットがあった。

入ってみると中は驚くほど広くて
 入ってすぐの所には乾きもの系の店がずらり。
 
干しエビや煮干しが山と積まれ、乾燥ナマコなども見える。

壁沿いにカウンターが並ぶのは肉屋のようだが、ここはほぼ営業が終了。
  
 
八百屋もそれぞれ専門が分かれているようで
 檳榔も種類がいろいろあるらしい。

さらに奥に進むと海鮮マーケットが出現。
 こちらももう午後3時を回っていたので人があまりいなかったが、それでも並ぶ魚の種類は豊富で
  
 
エイやちょっと不気味な模様の大きな貝、サメなども見られて面白い!

 
この丸くなっている部分が魚市場、そのすぐ脇に漁船が着けられているのだから鮮度は間違いないだろう。

楽しく市場の見学を終えたら、中途半端な時間だけれど食事をしにカフェへ。
 
検索をして目を付けていたのはこちらのHotel Nakの下にあるSan Da Gen Cafe。
 
内装がおしゃれで床や壁のタイルも素敵。若いウェイター君もいい感じで
 まずはCincau(仙草)を頼むとこんな姿で登場。金属製のストローは日本より進んでいる。

そして食事はこれが食べたかった、ウチワエビのナシレマ。
 
頭の大きいエビは食べる所は多くないが、身は締まってイセエビのよう。
添えられたかき揚げやジャコ、その向こうのハーブ類が特に美味しくて、サンバルの辛さもちょうどいい。
このカフェでは一番高いメニューだけれど、それでもRM32(約850円)で大満足。

お腹を満たしたところで、もう少し散歩を続けよう。


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コメント (5)
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