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Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

大分温泉の旅 11 別府・竹瓦温泉

2021-01-17 12:31:51 | 国内旅行

12月6日 続き

地獄めぐりを終えたらまたバスに乗って別府の街中へ。
ローカルデパートのトキハの前で降りたら
 
お向かいの竹瓦温泉横丁へ。
この細い路地とこの周辺、怪しげな風俗店がいっぱいあって
 うわー、ここいまだに現役なの?と思ったら映画館自体は移転しているが「ピンク映画」は今も上映しているらしい。

さて、この道に潜入したのはもちろん成人映画を見るためではなく、
  
 この堂々たる佇まいの竹瓦温泉の砂湯に入るため。

 
玄関を上がり、券売機で1500円のチケットを買って番台に出すとおじさんが丁寧に説明してくれる。
砂湯は一度に入れる人数が限られているので時間制、3時半にやって来たが指定されたのは4時15分。
実は前日もここに来たのだが指定された時間では遅すぎたので出直してきたのだ。

昭和13年に作られたという館内はロビーの天井も高くて雰囲気よく
 
温泉成分のびっしりこびりついた配管なども展示されている。

ここで「九州温泉道」のスタンプをもらうと番台のおじさん、「がんばってね、僕は2周したよ」とダブル泉人であることが発覚。
ここのロビーには88湯を制覇した泉人の名前が掲げられていて
 
この時点で2225人。関東在住者には遠い道だ。

なぜか若い女の子たちでいっぱいのこのロビーでゆっくり待ち、時間になったら呼ばれて砂湯の入り口へ。
 入ると脱衣スペースと内湯があり、ここで浴衣を着たら男女一緒になる砂場へ。
 
浴場内部の写真はHPより
置かれた木の枕に頭を乗せるとお姉さんたちがスコップで体に砂を乗せてくれるのだがこれが想像以上に重い。これだけの砂でも動けないのだから、そりゃ土に埋められたら自力では出られないよな、と変なことを考える
温度は思ったほどは熱くなくてじんわり、じっと横になっているとヨガのシャバアーサナ(屍のポーズ)を取っている時のような気分になる。

それほど汗が出ることもなく、15分でタイムアップ。埋められた順番に起き上がって、内湯でシャワーを使い、上がり湯をかぶる。
途中では希望すると砂かけのお姉さんがスマホで写真を撮ってくれるサービスまであって、重い砂をかける作業こそ汗だくになりそうだ。

30分ほどで砂湯を出たらロビーの反対側にある内湯へ移動。
 
塩化物泉というお湯は無色透明で癖はなく、番台のおじさんは「44,5℃あって熱いよ」とお客さんをおどしていたが、湯口でこそ44℃あるものの浴槽内は41℃の適温でしっかり浸かれる。
しかし「縁に座っちゃダメ」と温泉奉行をしていた地元のおばあちゃんによると以前はもっと熱かったのだそうで、「最近はぬるくなっちゃって」とご不満の様子。

砂湯は初めてだったし、なによりこの雰囲気満点の施設に入れて大満足。
でも砂湯より蒸し湯の方が個人的には好きだ。


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コメント (5)
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