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Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

大分温泉の旅 12 明礬温泉

2021-01-19 18:10:47 | 国内旅行

12月7日

大分もとうとう最終日。
残った食材など片付けながら宿のチェックアウト時間までぐずぐずしていたら館内の大掃除が始まってしまった。

とは言え帰りの飛行機は夜なので、大きな荷物は預かってもらって
 バスで明礬温泉へ向かう。

 乗車8分で降りたのは紺屋地獄前。
 
バス通りから少し下って行くと古い学校か病院のような建物が見えて、これが目指す「別府温泉保養ランド」。
名前からして昭和臭がぷんぷんするが、1100円を支払って中に入るとがらんとしたロビーもタイルがつぎはぎになっていたりして哀愁を誘う。

 
はげちょろけた人工芝の敷かれた渡り廊下を進むと脇ではすごい音を立てて噴気が上がり、
 
畳敷きの休憩室の先のおばちゃんにチケットを渡し、シャワーキャップをもらって浴室へ。

ここから先は撮影禁止なので写真はHPから借用。
暖簾をくぐった先には棚だけの簡単な脱衣場があって、その目の前に乳白色の「コロイド湯」がある。
 この旅では初めての硫黄泉、40℃とちょうどいい温度で、2,30人は入れそうな大きなお風呂は天井も高くて気持ちいい~。

ここでしっかり温まったら奥へ。
 すると現れるのが「地下鉱泥浴場」。
名前の通りまさに泥で、底がぬるぬるしているので手すりにつかまらないと足を滑らせてドボンと沈没してしまう。
この泥は腐植粘土に硫黄化水素ガスが混ざったものだそうで、顔に塗ってしばらくしたら顔がスースーした。

この先には蒸し湯の表示もあったので覗いてみたが、小さな部屋の中には硫黄の蒸気が充満していて窒息しそう。
命の危険を感じる(笑)のでまた移動して、次は露天の「鉱泥大浴場」へ。

ここは混浴なのだが女性側からの入り口は塀で囲まれているので泥湯の中に肩まで浸かって中腰で移動すれば透明度は0。しかも大きな池の中央には柵があって男女は分けられている。
お湯の温度は40℃ほど、ただし立ち入り禁止の端の方に行くとそちらから熱いお湯が出ているらしく温度が上がるので好きな所に行けばいい。

面白いけどこの日はピーカン晴れ、あまり露天に入っていては日焼けしそうなのでシャワーで泥を落とし、コロイド湯にもう一度入って本日第一湯終了。

保養ランドを出たら大分道の高い陸橋の下をくぐって坂道を上がる。
 
山の上に見える大きな建物はインターコンチネンタルホテル。見晴らしは良さそうだが、温泉巡りもできずにつまらなそうだ。

少し行くと明礬温泉の宿が密集している所が見えてきて
 
共同浴場があったり
  
 
湯の花を採集する小屋も見られる。

しかし我々は花より団子。
 
温泉の噴気でいろいろ蒸している岡本屋さんの売店で
 
有名な地獄蒸しプリンを買い、宿で作った蒸しパンでお昼。
プリンはカラメルソースがおいしいけど、まあ普通。

お腹を軽く満たしたら坂を少し下ってもう一湯、「湯屋 えびす」へ。
  
 
とてもきれいな館内、受付で1200円を支払い、1,2階に分かれているお風呂の今日は1階が女性用(隔日で交代)ということで3階から下に降りる。

脱衣場から出るとまずは洗い場のある半露天の「月夜のうさぎと岩風呂」。
 
名前はなんだが、青みがかった白濁の硫黄泉で鮮度も良く、これは気持ちいい。

ここからまた階段を下りて行くと八角形の東屋風のお風呂があって
 こちらは無色透明の単純泉。ジャグジーになっているが湯温がちょっと高くて長く入っていられない。

この下には硫黄の露天と単純泉の一人用浴槽が並んでいて、
 
露天はぬるいが一人用の方はかけ流しが気持ちよく
 大きな橋の向こうには別府湾も見える。

さらにここには箱蒸しもあって
 
蓋を占めるとまるでさらし首のようだが、熱すぎずにこれまた気持ちいい。

岡本屋の売店には車がいっぱいだったが、ここは月曜のためか人も少なく、あっちこっちと入りまくって、硫黄の香りをさせつつ鉄輪に戻った。


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コメント (2)
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