12月5日
また宿のボンに送ってもらって、今度は豊後森駅へ。
10分で着いてしまったが、由布院へ戻るバスは1時間後。
豊後森の駅舎はきれいで、待合室にはピアノまで置いてあるが
なぜか鳥居のあるホームに出ても寒いばかりですることがない。 駅前でお茶を飲むところでもないかと歩いてみたが喫茶店の一軒もなく
ただあちらこちらに鉄道関係の古い写真が飾られている。
それというのも歩いているうちに着いてしまった古い扇形機関庫があるから。
この機関庫は1934年に作られ、1971年まで使われていたそうだが
車庫の前には転車台もあり、その前には蒸気機関車もきれいな状態で保存されている。
この大正8年製造の機関車は長崎の原爆投下直後にも被災者を乗せて働いていたのだそうだ。
機関車の横にはミニトレインの線路があるが、こちらは3月から11月の土日のみ運行。
この線路を辿って行くと作業員詰め所があって これが今は豊後森機関庫ミュージアム になっている。
することもないので100円なりの入場料を払って中に入ってみると
機関庫の復元模型や鉄道関係のちょっとした小物
列車の模型なども飾られていてかわいらしい。
奥の部屋にはちょうどツアー客が来ていて、ガイドさんがビデオを見せながら解説中。
ここには写真集などもあるのだが、壁に飾られているのはJR九州の列車デザインで有名な水戸岡鋭治さんのイラストポスター。 ゆふいんの森の四季が素敵!
このミュージアムの設計も水戸岡さんだそうで、と言うのも彼の設計した「ななつ星」がこの駅に停車してここを見学するから。
その他にはあまり見学者のないこちらのミュージアム、「でも久大線がこの先不通になって見学者が増えたんです」とはいろいろ親切に教えてくれたきれいなお姉さん。
久大線は今年の春には復旧予定だそうだ。
思いがけず楽しく時間をつぶして、また代行バスに乗るべく駅に戻る。
最初に博多から来た時と全く同じ時間のバスなのでゆふいんの森がやってきたが、さすがに土曜日なのでこの日はお客さんがいっぱい。バス2台でも乗り切れないほどで、JRのためにちょっと安心。 由布院のバスのりばでは隣のお土産屋さんで30分ほど時間をつぶして
次は亀の井バスの「ゆふりん」で別府を目指す。
バスは由布院の町を見下ろしながら山を登って行き
きれいな草原に囲まれた由布岳をぐるっと回って別府湾に向かって下りて行った。 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。