旅行に出るとやたら動き回るくせに、家にいる時は意識しないと動かない。
そこで本来は1月7日までに行くものらしいが、暇つぶしと運動不足解消のために近場の七福神巡りをすることにした。
第一弾は山手七福神。
回る順序によって「商売繁盛祈願」か「無病息災・長寿祈願」になるそうだが、今年はもちろん「無病息災祈願」。
と言うことでまずは地下鉄で「白金高輪」まで行き、駅前のメゾンカイザー本店でパンを仕入れて出発。
まずやってきたのは覚林寺。
日蓮宗のお寺だがかつて熊本藩中屋敷だったここには加藤清正が祀られていて「清正公さま」と呼ばれているとか。
本堂の手前にはたわしでこすられてのっぺらぼうになってしまったお地蔵様がいらっしゃり、七福神はいずこと探すと門の脇に小さな毘沙門堂があった。
ここから白金方面に向かうと明治学院大学があり インブリー館というかつての宣教師の住まいが見えるが、これは日本で二番目に古い宣教師館なのだそうだ。
八芳園を過ぎて地下鉄白金台駅のすぐそばにあるのは瑞聖寺。 この石柱の先に入って行くと
とても大きくて立派なお寺で
脇にはなにやらおしゃれな建物があるのでびっくり。この庫裡、隈研吾氏の設計だそうで、いやはや隈氏のよく働くこと。
こちらは珍しい黄檗宗のお寺だそうで、本堂の中を覗かせていただくとご本尊の隣に布袋様がいらっしゃった。
ここから目黒通りをまっすぐ歩き、自然教育園の緑が見えてきたら次の妙円寺の入り口。 ちょっと坂を下って行くと
こちらはこじんまりとした日蓮宗のお寺。右手の小さなお堂に福禄寿と寿老人が祀られているそうだがどの扉もしっかり閉じられて人影もない。
庭園美術館も過ぎて、せっかくここを通るならば、と大好きなインドネシア料理屋「Cabe」のナシチャンプルーでランチ休憩。
インドネシア人グループも食べに来ていたこちら、やっぱりおいしい。
目黒駅を過ぎたら雅叙園に向かって行人坂の急坂を下りて行くと途中に天台宗の大円寺がある。
こちらに祀られているのは大黒天だが
その脇には五百羅漢が並んでいる。なんでも1772年にこのお寺から行人坂大火が発生したそうで、これはその供養のためのものとか。
実は雅叙園の隣のビルで何年か働いていて毎日このお寺の前を通っていたのだが、そんな謂れも五百羅漢があることも全く知らなかった。
雅叙園を過ぎ、目黒川を渡ったら次は蟠竜寺。
こちらは浄土宗のお寺だそうで、本堂の前には蝋梅が見事に活けられている。
この本堂の右手に回ると
岩屋の中に弁財天。
その上にも小さなお堂があって、こちらにも弁天様がいらっしゃる。
ここからちょっと歩いて、最後は有名な目黒不動尊。 バス停の先に立派な楼門が見えるが
その手前の赤い鳥居の先に恵比寿様がいらっしゃって、これで七福神巡りは終了。
しかしせっかくなのでお不動様にもお参り。 楼門をくぐり
独鈷の滝や犬らしい狛犬を過ぎ、急階段を上ると さすが立派な本堂。こちらは天台宗のお寺だそうだ。
ここからまた歩いて武蔵小山の我が家まで。
ランチ休憩も入れて3時間、door to doorで11,212歩、移動距離8km。 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。