鳩山会館で楽しくなってしまった薔薇の撮影、もっと撮りたいと今度は多摩川の向こうへ。
降り立ったのはJR南武線の宿河原駅。
ここから本日目指す生田緑地ばら苑へは要所要所に看板が出ているのでその通りに歩く。 途中に現れた立派な建物は藤子不二雄ミュージアム。
ただし本日は休館日なので入れない。
駅から徒歩15分で入り口に到着。ここで検温があって、OKなら先に進めるのだが
その先が長い坂になっていて、お年寄りからは「こんなに大変だとは思わなかったよ」とぼやきが出ている。
車ならばこの上にも駐車場があるが、休日などはいっぱいになりそう。
自動車道の坂を上がり切ってもその先にはさらに階段があって、
これを上がってようやくばら苑に到着。
生田緑地ばら苑は小田急向ケ丘遊園の閉園後、ばら苑だけが川崎市に引き継がれたのだそうで、この図式は京成谷津遊園跡の谷津バラ園と一緒。開園が1958年とこれも谷津とほぼ同時期で、パンフレットによるとここも「当時は東洋一と賞された」って、どっちが東洋一だったやら。
ここも入り口にたどり着くと早くもバラの香りが漂ってきて
園内の薔薇はちょうど満開。
こちらには800種、約3300株のバラが植えられているそうで、これは谷津の7500株よりはだいぶ少ないのだけれど
植え方のせいか開花具合のためか、こちらの方が全体に華やかに見える。
特にこの時はツルバラが満開になっていて
小さな花がびっしりときれい。
この日は前日に雨が降って、当日もどんよりとした曇り空だったのだが
おかげで花びらの上の水滴もきれいに撮れた。
園内をうろうろしているとイングリッシュローズコーナーにロンドンの看板を掲げて何やら説明している人がいた。 どうやら川崎市、横浜市はオリンピック英国代表の事前合宿予定地なのだが、コロナのおかげで来そうにないらしい。それでもPRを続けているとは、涙ぐましい。
などと思いつつ、薔薇の写真を撮りまくり。
こうして改めて自分の写真を見ると、ピンクや黄色の花は撮っているが赤いバラはたくさん咲いているのにほとんど撮っていなくて、青薔薇やグラデーションの入った花を好んで撮っている。偏った趣味だ。
趣味と言えば谷津でも気になった園内の彫像。
ヨーロッパ風の演出なのだろうが、安っぽくてやめればいいのに。
それにしても見事なこちらのバラ園はボランティアによって手入れされているそうで、入園料がない代わりに募金を募っている。
そこで自分も寸志を入れて、パセリの種を一袋いただいてきた。
春と秋の薔薇の開花期のみ開園する生田緑地ばら苑、この春の公開はもう終了してしまったが堪能させていただいた。 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。