Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

房総家族旅行 1 小湊温泉「三水」

2021-10-23 17:27:28 | 国内旅行

弟がめでたく会社員を卒業したので、老父を連れて温泉に行くことにした。
とは言え齢90歳、あまり遠出はできないので房総半島の南へ。

車で出発して、弟が立ち寄る所と言えば道の駅しかないのはいつものこと。
今回まず立ち寄ったのは「たけゆらの里 おおたき」。
 
入り口に牛がいるが、これはこの土地に日本で最初の酪農牧場ができたからなのだそうだ。
入って左手の売店はそれほど大きくはないが、地元の手作り品など揃っていてなかなかの充実ぶり。
右手にはなぜかこんな所にコスタコーヒーが入っていて、食堂が併設されているのでこちらでお昼。
 「たけゆら定食」に付いてくるのは大多喜自慢の竹の子の唐揚げに竹の子入りのコロッケ、そしてもう一つは猪メンチなのだがこれが味が濃くておいしい。
この周辺の猪は竹の子やどんぐりを食べているそうで、大多喜町はこれをジビエとして特産品にしようとしている様子。
メニューには猪の姿の「うり坊まん」なるものもあったのだが、この日は売り切れで残念。

目的地に到着するも宿のチェックインにはまだ早すぎるのでちょっと先のもう一つの道の駅へ。
不思議な形をしたこちらは「鴨川オーシャンパーク」。
 
屋上からは海が一望、目の前には小さな港が見えるがどんよりした曇り空では気分も上がらない。
 2階には食堂、1階に物産館があるが、こちらの品ぞろえはいまいち。

と言うことで時間もちょうど良し、今夜の宿のある小湊へ。小湊は鴨川と勝浦の間にある。

 
お世話になるのは「魚彩和みの宿 三水」さん。手前にあるのが本館、こちらのフロントでチェックインしたら
  隣の別邸へ。

 
通された部屋は入ってすぐにベッドルーム、その先に10畳の和室のある広い部屋で
  
外にはテラス、アメニティの揃ったバスルームには温泉があって

目の前がかわいい港、その向こうには鴨川が見える。もちろんこのお風呂のためにこの部屋を予約した。

  
お迎え菓子は珍しいことに薯蕷饅頭。お茶、コーヒーはポッド式で冷蔵庫のビールとサイダーもサービスとは、さすがいつもよりちょっとお高めの宿だけある。

父は部屋のお風呂に入れて、その間に本館にある大浴場へ行ってみる。
2つある浴場のうち、4階にある方に入ってみると
 
手前に小さな陶器風呂が二つ、広い洗い場の向こうに3,4人サイズの石造りの浴槽。
こちらのお湯は20℃弱の源泉を加温、メタけい酸と重炭酸ソーダがかろうじて温泉に適合するというものらしく、無色透明のお湯にツルスベ感は少しあるものの特に大きな浴槽の方は塩素臭が強くてがっかり。
このところいい温泉に入りまくっているのでお湯に関しては辛口になってしまうが、部屋風呂に入った父親が喜んでいたので良しとしよう。
大浴場はもう1つ3階にあって朝に男女入れ替わるが、そちらには入らずに終わってしまった。

本館4階には食事処もあって、夕朝食とも個室。
 
ちまちまとした八寸と牛肉のあぶり寿司が並んでいる所へ
 
どーんと運ばれてきたお造り。目玉の伊勢海老は小さいけれど甘くておいし~。
せいろ蒸しになっているのはオリーブオイル漬けの牡蠣にツブ貝、サザエ。食べやすく一度貝から外してあるのが気が利いている。
 
茶わん蒸しは一応(笑)ふかひれ入り、豚の角煮は魚尽くしではないのがちょっとうれしい。
 
と、ここまででかなりお腹いっぱいだったのだが食事が味付きのアサリの炊き込みご飯だったのでつい食べてしまって、さらにデザートは白玉入りのあんみつ。もう動けない。

などと言いながら朝にはちゃんとお腹が空いて
 
たっぷりのサラダが付いた朝食をしっかりいただいた。

こちらのお宿、別館の部屋はいいし、食事も頑張って工夫しようとしている様子も見える。
しかし他県の同程度の値段のお宿に比べるといささかあか抜けないというのが正直なところ。
千葉県の温泉、もっといい所はないものか。


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