明けましておめでとうございます。
と、すでに新年を迎えているわけだが、昨年暮れに恒例「女同士のクリスマス温泉」で念願の法師温泉に行ってきたのでその記録から。
出発は東京駅から上越新幹線。この2年半はずっと空いていたので自由席にしていたが、今回は久しぶりに指定席を買っておいたら案の定、日曜のお昼でもほぼ満席。いよいよ旅行もコロナ以前に戻って来たことを実感する。
10月の水上に続いてまた上毛高原駅で下車。
すると駅前もすでに雪景色で、これはちょっと予想外。
赤城山のタイル画の前から出る猿ヶ京行きバスはちょうど満席で出発。
終点の猿ヶ京までは30分。
小さなバス停の中で10人ほどが肩寄せ合って20分待ち、みなかみ町営バスで法師温泉へ。
猿や猪注意の看板を見ながら雪の山道を行くこと15分でやっと目的地に着く。
すでにたくさんの車が来ている駐車場に着くと雪の中で宿の方たちが出迎えてくれる。聞けば2日前まではまったく積雪はなかったとのこと。
地元の方たちは大変だろうが、我々としてはこの景色はごちそう。
赤い丸型ポストに明かりの入った秘湯提灯が映える玄関前には控えめなクリスマスツリーもある。
渡り廊下の下をくぐって少し先には蔵が見え、宿の脇には川が流れているが、この雪ではこれ以上先には進めない。
旅館の中に入るとフロントの前にはりっぱな火鉢や神棚のある天井の高い部屋。
その奥には囲炉裏があって、ここに火が入ると館内に焚火のようなにおいがする。
この反対側には椅子の並ぶ休憩スペースがあり、その前の売店の奥には最近作られたカフェスペースがあってビールやコーヒーが飲める。
さて、フロントで記帳をしたらお姉さんに案内されて部屋へ向かう。
途中には昔懐かし、国鉄のフルムーンのポスターやら有名人の色紙やらあって、中にヤマザキマリを発見。ローマ人、ルシウスも平たい顔族と法師温泉に浸かったらしい(笑)。
今回は別館の部屋を予約したので渡り廊下を通ると、昭和15年に建てられたという建物がきれいに見える。
その渡り廊下には動物の剥製やら石やら、これも昭和の香り?
建物は古いが内装はきれいにされていて、案内された部屋は4畳の踏み込みに8畳間。暖房が効いているがこたつがうれしく
障子の向こうに見える雪景色のなんと絵になること。
小川の向こう、左手に見えるのが湯屋だ。
レトロな黒電話が今も現役なことに驚きつつ、部屋のトイレはウォシュレット。
お茶を淹れてくれたお姉さんはベトナム人で、法師温泉にも時代の波は来ている。
温泉饅頭と共にクリスマスのクッキーがおいしかった。
さあ、それではお風呂に行こうか。
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