Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

マレー半島縦断 18 マラッカ中心部

2023-01-16 17:10:09 | 東南アジア

11月13日 続き

マラッカには以前一度来たことがある。が、確認してみたらなんともう25年前。
その時はマレーシア人の友人と日帰りで来て、ニョニャ料理を食べただけでとんぼ返りだった。

今回はゆっくり観光しよう、とホテルを出るとすぐ目の前はマラッカ川が流れ
 
両岸は遊歩道になっている。


ホテルのほぼ隣にあるのがレンガ色の建物の並ぶオランダ広場。ここが観光の中心でツーリストで賑わっているのだが
 目立つのはこの人力車。昔もここに観光リキシャがいたと思うが、キティちゃんやらドラえもん、スパイダーマンなどけばけばしい飾りが付き、さらに大音量でインド音楽を流しながら走る、このセンスの悪さはどうしたことか。

この人力車をかき分けつつ、今は博物館になっているスタダイスへ。
 
入場料10リンギット(約300円)を支払って1650年にオランダ人によって建てられた建物の中に入ると
 
まずは1511年にポルトガル、1641年にはオランダ、1824年からはイギリスに植民地化された歴史が展示されているのだが、最新の武器で暴力的に占領したポルトガルの印象が最悪で、それをスルタンと協力して追い出したオランダには好意的なのが面白い。

 
マレーシアの生活の展示はかなり古めかしく
 
外側の廊下を戻るとオランダ時代の大きなパン焼き窯も残っている。

 
さらにイギリス時代や日本占領時の部屋があって、この先のわかりづらい階段を上がると
 最上階には鄭和の部屋があった。
明代、中国からアフリカまで大航海をした鄭和はその旅の途中、マラッカに立ち寄ったということで
 
中庭には堂々とした石像も立っている。

 
最上階からは広場の時計塔や噴水も見えていい感じだ。

 
スタダイスを出てその脇の道を行くといくつも博物館が並んで、文字通り博物館通り。
そのうちの一つ、建築物博物館に入ってみた。
 
中は読む展示が多くて、これを一つ一つ見ていたら大変なのだけれど
 
マレーシアの建築物、ショップハウスなどの精巧な模型で中の造りを説明していたりして、ここは小さいけれどなかなか面白い博物館だった。

 さらに行くとポルトガル人の造ったサンチャゴ砦の跡があって、その後ろの丘を上るとセントポール教会がある。
  
ここに一時安置されたということで正面にフランシスコ・ザビエルの像が立っているが
 その視線の先、町の向こうにはマラッカ海峡が見える。

教会は1521年にポルトガル人によって建てられたそうだが
 
今は屋根もなく、ザビエルの安置されていた場所がフェンスで囲われ、中に残された墓碑はオランダ人の物のようだった。

丘を降りたら川を渡り、ジョンカー通りの前を過ぎて川沿いの住宅地の中にあるサテー屋さんへ。
  
 牛と鶏を5本づつで14リンギット、パイナップルを使っているというタレが甘辛くておいしい。

さて、それではにぎやかな方へ戻ろうと歩き出すといやな風が吹いてきて、やばいと思ったら雨が落ちてきた。
 なんとかマッサージ屋の並ぶ通りにたどり着いたところで土砂降りになった。となればノーチョイス、1時間の足裏マッサージを頼むと58リンギット(約1750円)。台湾のような足裏で悪くはなかったけれど、やっぱりマッサージはタイに限る。

マッサージを終えて外に出るとちょうど雨も止んでくれて、この小路から出た所が一番の繁華街のジョンカー通り。
ここは週末のみナイトマーケットになるのだがこの日はちょうど日曜日。
  
雨も上がったので屋台も出ていたが、売り物はどこかで見たことのあるようなものばかり。
 
食べ物屋台が集まった一角はお客さんで賑わっていたがもう一つそそられるものがなく
 
炒めた大根餅とオタオタを買ってみたがどちらもはっきり言っておいしくなかった。
黒糖の入った餅菓子でお口直しをしたけれど、こんなことならサテー屋さんでもっとしっかり食べればよかった、と反省。

 
オランダ広場に近い入り口には巨大な虎、川沿いにはイルミネーションが点いて
 派手な人力車はさらに派手になった。
う~ん、この街のセンスって・・・


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コメント
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