Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

マレー半島縦断 14 ムルデカ広場とナシレマ

2023-01-07 14:43:13 | 東南アジア

11月10日 続き

 国立モスクの前の坂を下ると鉄道公社の脇に出て、ここから少し先のバス停からまた無料のGoKLバスで一区間だけ移動。

やってきたのは中央に緑の芝生が広がるムルデカ広場。

緑の向こうにはロイヤル・セランゴール・クラブノ英国風のコテッジが見え、その向かい側にはムガール様式の建物が並ぶ。

 
今は市民劇場になっているクアラルンプール旧市庁舎に
  
中央の時計塔が目立つスルタン・アブドゥル・サマド・ビル。
 
広場の横には旧チャータード銀行に、現在はシティ・ギャラリーになっている旧印刷所が並んでいて絵になる。

ところでここにやってきたのはアブドゥル・サマド・ビルの隣に立つ建物に入るため。
 こちらは旧鉄道事務局の建物が現在は国立繊維美術館になっている。
古いガイドブックには入場無料となっていたが現在は有料、と言ってもたったの5リンギット(約150円)。

美術館内には自分の他には一人しか見学者がいなくて森閑としていたが
  
 
それほど展示品は多くないもののマレーシアの多様な民族の服飾品が見られて
 
特に少数民族の独特の柄が面白い。
 
制作工程の詳しい説明もあるし
 
装飾品の展示もあって、織物に興味があるならここは来る価値がある。

 繊維博物館からクラン川を渡ると2つの川の合流点にマスジット・ジャメが見える。
 
川辺の建物には壁画が描かれていて、まったくマレーシアは壁画だらけ。

 
川沿いはプロムナードになっていて、モスクを過ぎるとLRTの駅に出る。
 
ここからLRTのスリ・ペタリン線に乗車。KLの中心を離れて南へ向かうが、車内の雰囲気は東京の郊外へ向かう私鉄といったところ。

目的地は線名でもあるスリ・ペタリン駅だったが、35分と思ったより時間がかかった。
この駅の近くにネットで見つけたおいしそうなレストランがあるので来てみたのだが
 
来てみると駅の周りには緑ばかりで店などはなく、改めてグーグル先生に聞いてみると目指す店まではなんと2㎞もある。事前調査の甘さよ。

が、こんな時の強い味方がGrab。呼ぶとすぐに来てくれて、マレーシアでは安いので2㎞乗って200円ちょっと。しかも目的の店の前まで行ってくれるので探す必要もない。

駅の周りには何もなかったが、少し離れると郊外らしい商業地域があって食べ物屋さんもいっぱい。
 
その中の一軒がネットで心惹かれた Nasi Lemak Bamboo というこちらの店。
元々サバ州で始まったチェーン店らしいが
 
開け放された店内は清潔なものの、ちょっとファーストフードっぽくていささか不安になる。
しかしわざわざここまで来たのだから、とお目当ての  Nasi Lemak Bamboo を注文すると
 名前の通りの竹筒がやって来る。
 
筒を持ち上げるとバナナの葉にくるまれたナシレマが現れて、パラパラのご飯の中にはエビと小さなイカがいっぱい。添えられたイカンビリスやピーナッツも混ぜて食べれば、うま~い。
アイスティーも入れてお代は22リンギット(約660円)。
時間とお金をかけてここまで来たが、その甲斐はあった。

帰りもまたGrabを呼んで、LRTでアパートに戻ると夕方から雨が降り始めた。
 今夜はイポー・チキンのサラダを食べながらNetflix三昧。


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