11月14日 続き
午後はマラッカの旧市街のショップハウスを見て歩く。
まずは静かなヒーレン・ストリート。
通りの入り口にあるヒーレンハウスというホテルやそのほかの家を見ても、この通りに並ぶ家々の間口が狭く、奥に長く伸びている造りがよくわかる。
通り沿いにずらりと路上駐車の車が並んでいるが人通りは多くなく
建物の正面をきれいに修復している所も多くて
よく見れば軒に陶器やタイルを使った凝った飾りもあって
この通りは絵になる。
小さなホテルになっている所も多い中、Malaqa Houseという一軒が内部を公開しているので入ってみた。
縦に並ぶ部屋を抜けて行くと途中に2つ中庭があり、一番奥が台所でその先に厩舎があったらしい。
2階は板張りの床、正面の窓もいい感じだ。
ヒーレン・ストリートをさらに行くとヨーロッパの宮殿を小さくしたような建物が現れるが
これはチー家という富豪が1925年に建てたお屋敷。
その少し先にあるこちらはババ・ハウスというホテルになっている。
ヒーレン・ストリートを通り抜けて右に曲がると正面に教会が見える。
タミール・メソジスト教会とある、ここはインド系のクリスチャンのための教会らしい。
この前から昨晩はナイトマーケットになっていたジョンカー・ストリートが始まっていて
昼間見ればこちらの通りのショップハウスも上を見ればきれいに修復された建物がある。
ただしこの通り沿いの1階はどこもお店になっていて、飲食店や土産物屋が多いものの
中には激渋の昔ながらの店もちらほら。
そんな一軒にお菓子屋さんがあったのでパイナップルケーキを買った。
下は台湾でも見かけるタイプのパイナップルケーキだが、上がマラッカ式。一口サイズのクッキーの上にパイナップル餡が乗って、こちらの方が手軽に食べられて好きかもしれない。
ずっと歩き回っていたので、ちょっと脇道に入ったおしゃれなカフェで一休み。
一息入れた所でそろそろ夕食を考えるが、マラッカ名物のチキンライスの店は昼間しか営業しない所がほとんどで入ろうとしたらもう閉店と断られてしまった。
一人でニョニャ料理は厳しいので、ネットで見つけたローカルの茶店に行くことにした。
観光エリアとは離れた所にある「東方茶園」というマレーシアの典型的茶店。
オーナーは飲み物だけ売り、何軒か入った店子が料理を売る。
今夜は一軒でサテーを買い、もう一軒で青菜炒めを頼んだ。
サテー屋さんにあった四角いパッケージも頼んでみると中は餅のように固められたご飯。
サテー6本に青菜、アイスティーも入れて16.5リンギット(約500円)と安上がり。
周りは一人で食べるおじさんや老夫婦、家族連れと様々だがローカルばかりで実にいい雰囲気。
日が暮れると宿の前の通りも静かでいい感じになった。
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