アジアは面白い歯磨き粉の宝庫。
ベトナムでも変わったものを見つけた。
緑の透明ジェルのこちら、パッケージに漢方薬の包みの写真がある通り、甘草やらクローブやらの成分入りで味や香りも漢方薬くさい。
この歯磨きにはおまけとして同じブランドの製品サンプルがくっついていた。
こちらはジェルではない薄緑のペースト。成分の絵を見ると上の製品とは少し違っていて、こちらは漢方臭さよりも普通のミント味が勝っている。
この両方に共通して入っている何かの実、グーグル先生に聞いてみるとアレカナッツと翻訳されたが、これはビンロウの実とのこと。例の、噛むと赤い汁の出るあれだが、Wiki先生によると漢方ではこの粉が歯磨き剤に使われるのだそうだ。
もう一つベトナムで見つけた製品にはなんとハングルで「薬局茶」と書かれている。
こちらは明るい茶色の透明ジェルで、味はなんとなくお茶飴っぽい。
側面の絵によると甘草茶、緑茶、ウコン茶、Hoa Hoe茶(これはなんだかわからず)、それにトウモロコシのひげ茶入りとのことで、これは確かに韓国の匂いがする。が、ちゃんとベトナムの製品らしい。
アジアに比べてヨーロッパはまったく面白みがない。どこの国へ行っても棚は大体コルゲートか、ユニリーバのおなじみブランドに占拠されて変わったものは見当たらないのだ。
スコットランドがその通りで、そもそもポンドが高くて歯磨き粉一つ買うにも躊躇してしまうほど。
そこで買ったのは大手スーパー、セインズベリーのPB商品。
箱もなくこのままの姿で売られていて、中身はもちろんごく普通の白い歯磨き。こころなしミントの味も薄い。
が、よく見ると製造はインドとある。わざわざインドで作らせているとは。
オーストリアもスーパーの棚は同じだったが、ドラッグストアで目立つパッケージを見つけた。
こちらはれっきとしたインドのアーユルヴェーダ・ブランド、ヒマラヤ社の製品。シルバーのパッケージにきれいなザクロの絵があって、ニームも入っているとのこと。
土色のペーストは薬臭いというか土臭いというか、後味もスパイシーで期待通り。
ただしザクロがどういいのかはわからない。
アルバニアに自国製品があるとは最初から期待していなかったが、スーパーは思った以上に普通のヨーロッパ。
そこでまたドラッグストアを覗くとちょっと変わったパッケージがあった。
これはイタリア製のホワイトニング歯磨き。
パッケージの絵柄がかわいく、絵の具のチューブのような蓋もおしゃれだが、これは実は小さくて開けづらい。
中身は何の変哲もなく、なにげに買ってしまったこれがレジで6.5ユーロ(1040円)もして仰天してしまった。
過去のコレクション:
歯磨き粉の話
また歯磨き粉の話
歯磨き粉コレクション 3
歯磨き粉コレクション 4
歯磨き粉コレクション 5
歯磨き粉コレクション 6
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