Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

アルバニア周遊 2 ソウル国立中央博物館

2024-10-11 17:50:32 | 東アジア

9月16日 続き

ホテルでしばらく休憩した後、再び外出。
祝日で無料らしい景福宮に行こうかと思ったが暑いので予定変更、室内で過ごせる中央博物館に行くことにした。

地下鉄の三角地駅からは地下道が伸びて、出ると博物館の敷地内。
 
 池の向こうに見える博物館は堂々たる大きさ。

吹き抜けの先が階段になっているのでそこを上がってみると目の前に南山とタワーが見える。
  
 吹き抜けの真ん中にはステージが作られて「アリラン」など歌っている。韓国はこの歌が本当に好きだ。

 左手の入り口から博物館の中へ。ここはありがたいことに入場無料。
1階は右手からぐるっと朝鮮半島の歴史順の展示になっているので先史時代から見て行くが、目に付くのは現代でも魅力的な金の装飾品の数々。
  
  
  
新羅とか百済とか、歴史の教科書を思い出す。

 この立派な鴟尾は百済の物。奈良の唐招提寺を思い出すが、もちろんこちらが先。

実はこの博物館には以前に一度来たことがある。この立派な建物に移転したばかりの2006年のことで、その時には三国時代の解説に「これらの技術は日本に我が国が教えてやりました」みたいなことが書かれていて苦笑させられた。今はさすがにそういう記述はなくなったよう。

 
こんな面白いものもあるが、すべてじっくり見ているときりがないので、適当に切り上げてこの博物館の目玉を見に2階へ。

思惟空間と名付けられた照明の落とされた一室。中はスマホを向ける大勢の人で混み合っているが
 
ここに安置された2体の仏像が国宝の半跏思惟像。
 
6世紀後半から7世紀前半に制作されたものだそうで、もちろん日本の広隆寺や中宮寺の半跏思惟像の先輩だろう。
以前に来た時は1体だけ、たぶん右側の菩薩だけがやはり個室で展示され、そこだけは写真撮影不可だったと思うが、今は2体に増えて撮影も自由。どちらも美しい仏像でありがたや。
 
このお二方はこの博物館のスターなのでキャラクターにもなっているが、ショップにあったこれはどういうセンスか。

さらに3階にあがるとさらに仏像が並んで
 
日本とはちょっとお顔立ちのちがった仏様を存分に拝める。

もう一つ、こちらでぜひまた鑑賞したかったのは陶磁器。
  
  
 特に高麗青磁の美しいこと。
   
より日本人好みの白磁もおおらかで素晴らしくて
 特にこちらの満月壺、後ろの画像が次々に変わって素敵な展示。

ここに限らず全体に展示の仕方が以前よりもずっと洗練されておしゃれになった。
日本の東京国立博物館などは展示品では負けていないが、常設展はまだまだ展示の仕方に工夫の余地がある。
がんばっていただきたい。

と、この辺りで時間もこちらのエネルギーも尽きたので撤収。
地下鉄で明洞に移動してみたが
 原宿のような混雑ぶりにおばさんたちは付いて行けず。
お腹が空いたがちゃんと下調べもせずに適当なカルグクス屋に入ると
 これが大失敗。冷たい豆乳スープの中の緑色の麺、どちらもはっきり言ってまずい。

ソウルで一食だけの夕食、このままではあまりに残念、ということでホテルまで歩いて戻り、近所でやっとチキン屋を発見。
 
ビアホールのような所だったが、アツアツのフライドチキンでやっと留飲を下げた。


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コメント (4)
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