9月19日 続き
クルヤからはさらに北のシュコダルへ。
途中から雷雨になってしまったが、きれいな高速道路を通って2時間半で到着。
ホテルに到着したら運転手氏とはここで一度お別れ。
翌日から3日間は現地ツアーを予約してあるのだ。
シュコダルでの宿は街のど真ん中にあるHotel Rozafa。今回の旅で唯一の大型ホテルだけれどかなり年季が入っていそう。
小さなベランダからは瓦屋根の街並みが見える。
お昼もだいぶ回ってお腹が空いたのでランチを食べに行こうと外へ。
シュコダルはアルバニア第4の都市だそうで、ホテルの前の大通りは車の往来が激しい。
道沿いに歩いて行くとKinemaと書かれたオレンジ色の目立つ建物があったが、今は映画館ではなさそう。
こぎれいなカフェがあったのでブレクという野菜やチーズの入ったパイをいただく。
これはトルコ由来の料理だろう、注文すると感じのいいおじさんがちゃんと温めてくれて、パイ皮はサクサク、思った以上にお腹いっぱいになった。
ホテルの前まで戻ると交差点にはここにもマザー・テレサ。その向かいには大きなモスクがあり、その前のコル・イドロメノ通りは歩行者天国になっている。
道の両側には店やレストランが並び、雨が上がって通りの中央にはカフェのテーブルが出ている。
2階建てのカラフルな建物が並ぶこの通りは20世紀の初め、ここがオーストリア・ハンガリー帝国の一部だったのでオーストリア風に作られているらしい。
通りの建物の向こうには教会の鐘楼が見えたのでそちらに行ってみる。
すると外は塗り直し中なのか足場が組まれているけれど、扉が開いていたので中を覗かせていただくとここは正教の教会。
ここの鐘楼の先にはカトリック教会の鐘楼も見え、さらにすぐ近くに大通りに面したモスク。
多宗教が混在するバルカンらしい景色だが、この町ではティラナではまったく見なかったスカーフ姿の女性や、長いスカートの女学生たちも見かけた。
ホテルに戻って一休みして、暗くなってからの夕食はレストランが並んでいたコル・イドロメノ通りへ。
雨が上がったためか、夜は昼間よりも人出が多い。
メニューに食べたかったものがあったのでこちらの店へ。
レモンと卵のスープはこの辺り、北部のメニューだそうで、もったりしたポタージュが酸っぱくて珍しい味。ただしこの店はレストランというよりバーで、ここを選んだのは失敗。
食後はもう少し散歩しようと交差点から反対側へ行ってみると
大きな公園の前のライトアップされた建物は市庁舎らしく、その先にはレモンイエローのモスクもあった。
夜でも子供が遊び、散歩する人の多い町の治安は良さそうだ。
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