11月6日 続き
出雲市駅からは特急やくもに乗って宍道へ。
ここでツアー仲間と別れて一人、木次線へ乗り換え。
ここからの列車は1両きりのワンマン車両。
30分ほどで出雲大東駅に着くと構内に旅館の若旦那さん(?)が迎えに来てくれていた。
宿までの道中ではまるでガイドさんのように流暢にヤマタノオロチ伝説を聞かせてくださる。
このあたりこそスサノオ伝説の中心地なのだ。
今夜の宿は海潮(うしお)温泉。
山の中なのに海潮とはこれいかに。
お部屋はきれいで広々、窓の外には川が流れ、その向こうには県道が通るがうるさくはない。
いろいろ用意されたお菓子で一服したら、さあ、お風呂、お風呂。
館内は増築を重ねたらしく、おなじみの提灯から先、お風呂までは廊下が結構長い。
お風呂は男女の入れ替え制で、到着日の夜はこちら。
それほど大きくない内湯だが、お風呂の中から押扉を開けるとそのまま露天に出られるようになっている。
ついでに翌朝入れ替わりになったお風呂がこちら。
内湯はそれほど変わらないが、露天がこちらの方が大きく、庭の景色もいい。
隣のお風呂との間は大きな岩で遮られているが、実は端はつながっていて、竹の仕切りはあるものの覗こうと思えば小さい方の露天は覗けるというちょっと危険なお風呂。
と言うわけでこんな注意書きがある。
お湯は無色無臭で柔らかい肌あたり。ほんのわずかに塩味がする、そのために「海潮温泉」と呼ばれるようになったとか。
特に特徴はないお湯だが、適温でゆったりできる。
食事は一人ながらお部屋食。
華やかなお膳で、お造りも奥出雲和牛のしゃぶしゃぶもとてもおいしい。
これだけでも十分なのだが、この後も
中に海鮮がいっぱい入った茶わん蒸しと、うにソースの甘鯛。
さらにパイ包みのビーフシチューまで来るからとてもくるしい。
でもこのビーフシチューもなんだか家庭的な味でおいしかった。
デザートの葛餅とリンゴのコンポートまで、とてもきれいな食事に満足。
翌朝もゆっくりお風呂をいただいて、ほかのお客さんはすでに出て行ってしまった食事処で朝ごはん。
ちゃんと手のかけられた朝食はうれしい。
チェックアウトの時間まではまだ余裕があるので、ちょっと歩いて「古代鉄歌謡館」という施設へ。
月に2度、神楽の公演がある施設のようだが、それ以外に人が訪れることはあまりないとみえて、扉は開いていたものの、入ると管理人さんがあわてて電気をつけてくださった。
中央階段では大きなおろちがとぐろを巻き、新旧とりまぜた神楽の面などが展示されている。
ビデオではこの近辺の神楽の様子が流されているが、ずいぶんあちこちに伝統が残っているよう。
出雲らしくおろちが登場するものが多いようだが、八雲立つ丘でお世話になったガイドさんによると神楽におろちが入るようになったのはわりと最近のことらしい。
宿に戻ってチェックアウトし、若旦那に駅とは反対方向の須我神社まで送っていただく。
前日に話を聞いて興味を持ったのだが、ここは若旦那さんの一押しスポットらしく、ほかのお客さんも来ているのを見つけてとてもうれしそう。神社の中まで案内してくださるが、いろいろ詳しくて本当にガイドさんみたい。出雲の人からは品のいい郷土愛の深さが感じられる。
その自慢の須我神社はスサノオノミコトが奇稲田姫と来て
「八雲立つ 出雲八重垣 つまごみに 八重垣つくる その八重垣を」と読んだところという。
現在のお社は江戸時代のものだそうだが、裏に小高い丘を背負っているところがいかにも由緒ありげ。
境内には苔むしたシバリンガのようなものが荒神社として祀られているし
さらに奥へ続く小さな鳥居があったのでこれをくぐってみる。
すると道は雑木や竹林の中をずんずん登って行き
注連縄で仕切られた先に小さな祠があった。
これは御祖神社といってアシナヅチノミコトとテナヅチノミコトを祭っているそうだが、この森の中こそパワースポット、出雲大社よりもこちらの方が手を合わせなければ、という気分になってしまった。
今回の神社めぐりはこれにて終了。
バスで出雲大東駅へ戻り、次の目的地へ向かう。
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出雲市駅からは特急やくもに乗って宍道へ。
ここでツアー仲間と別れて一人、木次線へ乗り換え。
ここからの列車は1両きりのワンマン車両。
30分ほどで出雲大東駅に着くと構内に旅館の若旦那さん(?)が迎えに来てくれていた。
宿までの道中ではまるでガイドさんのように流暢にヤマタノオロチ伝説を聞かせてくださる。
このあたりこそスサノオ伝説の中心地なのだ。
今夜の宿は海潮(うしお)温泉。
山の中なのに海潮とはこれいかに。
お部屋はきれいで広々、窓の外には川が流れ、その向こうには県道が通るがうるさくはない。
いろいろ用意されたお菓子で一服したら、さあ、お風呂、お風呂。
館内は増築を重ねたらしく、おなじみの提灯から先、お風呂までは廊下が結構長い。
お風呂は男女の入れ替え制で、到着日の夜はこちら。
それほど大きくない内湯だが、お風呂の中から押扉を開けるとそのまま露天に出られるようになっている。
ついでに翌朝入れ替わりになったお風呂がこちら。
内湯はそれほど変わらないが、露天がこちらの方が大きく、庭の景色もいい。
隣のお風呂との間は大きな岩で遮られているが、実は端はつながっていて、竹の仕切りはあるものの覗こうと思えば小さい方の露天は覗けるというちょっと危険なお風呂。
と言うわけでこんな注意書きがある。
お湯は無色無臭で柔らかい肌あたり。ほんのわずかに塩味がする、そのために「海潮温泉」と呼ばれるようになったとか。
特に特徴はないお湯だが、適温でゆったりできる。
食事は一人ながらお部屋食。
華やかなお膳で、お造りも奥出雲和牛のしゃぶしゃぶもとてもおいしい。
これだけでも十分なのだが、この後も
中に海鮮がいっぱい入った茶わん蒸しと、うにソースの甘鯛。
さらにパイ包みのビーフシチューまで来るからとてもくるしい。
でもこのビーフシチューもなんだか家庭的な味でおいしかった。
デザートの葛餅とリンゴのコンポートまで、とてもきれいな食事に満足。
翌朝もゆっくりお風呂をいただいて、ほかのお客さんはすでに出て行ってしまった食事処で朝ごはん。
ちゃんと手のかけられた朝食はうれしい。
チェックアウトの時間まではまだ余裕があるので、ちょっと歩いて「古代鉄歌謡館」という施設へ。
月に2度、神楽の公演がある施設のようだが、それ以外に人が訪れることはあまりないとみえて、扉は開いていたものの、入ると管理人さんがあわてて電気をつけてくださった。
中央階段では大きなおろちがとぐろを巻き、新旧とりまぜた神楽の面などが展示されている。
ビデオではこの近辺の神楽の様子が流されているが、ずいぶんあちこちに伝統が残っているよう。
出雲らしくおろちが登場するものが多いようだが、八雲立つ丘でお世話になったガイドさんによると神楽におろちが入るようになったのはわりと最近のことらしい。
宿に戻ってチェックアウトし、若旦那に駅とは反対方向の須我神社まで送っていただく。
前日に話を聞いて興味を持ったのだが、ここは若旦那さんの一押しスポットらしく、ほかのお客さんも来ているのを見つけてとてもうれしそう。神社の中まで案内してくださるが、いろいろ詳しくて本当にガイドさんみたい。出雲の人からは品のいい郷土愛の深さが感じられる。
その自慢の須我神社はスサノオノミコトが奇稲田姫と来て
「八雲立つ 出雲八重垣 つまごみに 八重垣つくる その八重垣を」と読んだところという。
現在のお社は江戸時代のものだそうだが、裏に小高い丘を背負っているところがいかにも由緒ありげ。
境内には苔むしたシバリンガのようなものが荒神社として祀られているし
さらに奥へ続く小さな鳥居があったのでこれをくぐってみる。
すると道は雑木や竹林の中をずんずん登って行き
注連縄で仕切られた先に小さな祠があった。
これは御祖神社といってアシナヅチノミコトとテナヅチノミコトを祭っているそうだが、この森の中こそパワースポット、出雲大社よりもこちらの方が手を合わせなければ、という気分になってしまった。
今回の神社めぐりはこれにて終了。
バスで出雲大東駅へ戻り、次の目的地へ向かう。
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海の物、山の物と盛りだくさんで手もかかっていました。
お湯も悪くはないのですが、ここは食事の方が上かな。
出雲はとにかく皆さん神話や歴史を大切にしている様子が印象的でした。
お料理も美味しそう。
大食いの私でもデザートまで食べたら、そのまま牛のように寝てしまいそうな量ですね。
洋風のものもあるから外国人も喜びそう。
お風呂もゆったりしてていいなぁ。
出雲の方々は子供の頃からしっかり神話を教えられてるから、きっと住民全員がガイドさんに匹敵するぐらいの知識をお持ちなのでしょうね。
須我神社、宮崎ワールドみたい。