7月4日
9時半を過ぎた所で活動開始。
早速Uberで車を呼んで最初の目的地へ。
やって来たのはイスラム美術館。
ここには2017年にも来ているが、友人は初めてなのでまたやって来た。
前回来た時には無料だったこちらの美術館、今は外国人は50QR(約2000円)と高額の入場料が必要になった。
99QRのOne Passと言うのを買うと5日間有効、5つの博物館に入れるというので、行きたいのはもう一か所だけだけれどそちらを購入。
館内の造りも
展示の仕方も以前と変わらず、
見覚えのある展示品もあるが入れ替わったものもあって、やっぱりうっとり。
宝飾品に目を奪われてしまうのも前回と変わらず。
と言うわけで今回目を引かれた品々はこちら ↓
Museum of Islamic Arts、Doha, 2023
中で印象的だった2枚の肖像画。
タイトルを見ると「ジョージアの男と女」とある。なんと今回の旅の始まりにふさわしいこと。
時間をかけて館内を回っているとガンガンに効いた冷房で体が冷たくなってくる。
そこで前回同様、テラスに出てみると
相変わらずの素晴らしい眺め。
博物館の正面にはビルが増えたよう。
しかし時間はちょうど正午でこのテラスに日陰はなし。気温はおそらく40℃を超えているだろう、風が吹くとドライヤーの熱風をあてられるようで暑い!
そこですぐに館内に戻ってミュージアム・ショップを物色。
すると面白いものを見つけた。
カタール・スタイルの夫婦ラバーダック。右はワールドカップでも歌ったこちらの有名歌手らしいがそっくりではないか。
が驚いたのはそのお値段。なんと1匹125QR、日本円で5000円もする。なんで??
次の目的地までは大した距離ではないが、当然のごとくUberを呼んで移動。
やって来たのは2019年に開館したカタール国立博物館。
実はフランス人建築家、ジャン・ヌーベルによるこの建物が見たくて1泊ストップオーバーしたのだが、デザート・ローズを模した建物はなんとも複雑な構造で面白い!
ちなみにこれがショップで売られていた本物のデザート・ローズ。
本当にそっくり。
小さな入口がわかりにくくてしばらくうろつき、One Passで無事入場。
まずは一休みしようとCafe 875へ。
このカフェのデザインは日本人の高田浩一さん。カタールの宝飾品にインスパイアされているとのことだが、我々の目には日本的に見える。
ちょっとお高いフルーツティーでほっと一息。
休憩したら常設展示の見学。
歴史のないカタールのこと、こちらにはほとんど期待していなくて
最初の部屋で飛行機のマークにもなっているオリックスなどの剥製を見たら行き止まりっぽい。
まさかこれだけ?と思ったらわかりにくいが部屋はずっと続いていて
石器時代から始まって砂漠の生活へ。
特に遊牧民の道具がすばらしく
民族衣装も楽しい。
宇宙服のように見えるのは昔、この国の主産業だった天然真珠を採るための潜水服。
その真珠を使った装飾品も展示されていて、これらがどれだけ高価だったことか。
この産業をつぶしたのは我らが御木本幸吉さんだ。
最後の方にはもちろん石油などに関する展示もあって、インタラクティブなスクリーンなども多用した展示はなかなかの充実ぶり。
外見だけかと侮って、大変に失礼いたしました。
中庭には昔のシークの宮殿だった建物も保存されているが、外は暑くてとても見学する気にはなれず。
最後にミュージアム・ショップを覗くとここも高田浩一氏のデザイン。
カタールにある洞窟を象っているそうな。
ここでも面白いものを見つけたけれど、弱い日本円では何も買えない。
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