Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

バンコクのお料理教室

2008-04-09 01:52:51 | 東南アジア
先日はサンセバスチャンのお料理教室をご紹介したので、その前に行ったバンコクのお料理教室のこと。

バンコクではオリエンタル・ホテルの教室も有名だが、選んだのは「ブルー・エレファント」というレストラン。サトーン通りにある一軒家の大きなレストランで、外人接待用の高級店。

午前のクラスは9時に始まる。
生徒は国籍も年齢もバラバラな20人ほど。男性も結構いるのがおもしろい。

まずはスタッフのお姉さんに引率されて、レストランの目の前の駅からスカイトレインに乗り、隣駅の市場へ。
 それほど大きくない、ごく庶民的な市場だ。
  
ここで野菜だのスパイスだの、タイ料理の材料を説明。日本人としては豆腐や麺の種類がたくさんあるのが興味深い。
 このパック入り豆腐は日本風なのだろうか。

小一時間でレストランへ戻ると3階のデモ・キッチンへ。
はじめに先生による説明と実演がある。
 迫力の女性シェフ。
一品目のレッド・カレーの説明の時、横のアシスタントがちんたらスパイスをすっていたら、「ああ、そんな手つきじゃ全然だめ!貸しなさい!」と石臼を引ったくり自らすごい勢いですりはじめたら、たちまち教室中に広がるカレーペーストのいい香り。さすがだ。
 で出来上がった魚のレッド・カレー。

一品の実演が終わったらすぐ隣のキッチンに移動する。
こちらには1人づつコンロと材料が用意されていて、自分で早速作ることになる。
 
 ほとんど包丁を使うこともなく、材料を火にかけるだけだがこれが結構緊張する。同行の友人もがんばっております。
 調理台の真ん中には2人に1人ほどの割合でアシスタントも付く。この兄ちゃんがなにげにおもしろくて楽しい。
こうして自分で作った一皿が完成したらお皿に名前のタグを付けてまた教室へ。

同じ手順で先生作:
 魚のチリソース炒め 
 トムカーガイ
 ヤムウンセン

4品教わった所でレッスン終了。1階のレストランに下りて決められた座席に着くと
 ちゃんと自分で作ったものが運ばれて来る。
 それ以外にも何皿か用意されてみんなで楽しくお食事会。
 デザートのココナッツ・アイスクリームもおいしくて満足、満足。

最後は終了証書とエプロン、カレーペーストのセットをお土産にもらって解散。

決して安くはないけれど、こんなバンコクの過ごし方も楽しい。

Blue Elephant cooking school map and location


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「つぐない」と「P.S.アイラブユー」

2008-04-07 02:32:07 | 機内食・映画・美術展
香港への往き帰り、今回は珍しく恋愛もの2本。

「つぐない」

第二次大戦前後のイギリス上流階級のお嬢様方と使用人の息子の恋愛。
主役の2人、キーラ・ナイトリーとジェイムズ・マカヴォイの二人がきれいだし、イギリスの田園風景も、ベルギーの戦場の場面にもはっとするほど美しいシーンがある。美しい姉に嫉妬する妹の気持ちも良く分かる。でもなぜだろう、見終わった後にぐっと来るものがない。

弱いのはたぶん成長した妹役の女優さん。幼い頃の罪に苦しみ、それを償おうとする気持ちが切実に伝わってこないのだ。感情や表情を表に表さないイギリス式のアンダー・ステートメントにしてももっと表現の仕方があっただろうと思うのだが。

あるいはストーリーのせいかもしれない。冤罪の元となるいとこの事件があまりにもみえみえで、だから妹の悪意ばかりが際立って同情が湧かない。しかしこの真実は本来は物語の後半になって初めて分からなければいけないのではないだろうか。後半、真実がわかってびっくり、みたいな演出があるのだが、最初から明白なことなのでむしろこっちがびっくり。原作を読んでいないのでわからないが、ここは映画の演出がへたくそだったんじゃないかと思わせる節がある。本来は妹の告発が嫉妬によって目を曇らせた末の勘ちがいであったという物語が、最初から嘘と分かっていて陥れたという話になってしまったように思うのだがどうだろう。

見て損はないが、ちょっと残念な映画。
衣装、特に看護婦さんのユニフォームが一番素敵かも。


「P.S.アイラブユー」

病気でなくなった亭主が失意に沈む嫁を励ますため、1年にもわたって前もって手配したメッセージを送り続ける話。

愛する嫁の行く末が心配で、死んだ後まで気にかけて、と考えればロマンチックだが、現実的には相当うっとおしくないだろうか。「僕のことは忘れて、前向きに生きろ」と言いつつ、自分の存在をアピールし続けるのだから。

でもまあ映画だ、ロマンチックな方に考えようじゃないか、と思うのだが、残された嫁がヒラリー・スワンクではこれがまた説得力がない。どう見てもど根性女で、亭主が死んだからといつまでもめそめそしているような女には到底見えないのだから。

アカデミー賞を2度も取って、どんな映画も選び放題のヒラリーがこの役をやりたがった、その気持ちは良く分かる。強い女の役ばかり来てしまうので、たまにはかわいい女の役もやって芸の幅を広げたかったのだろう。でも誰にでも向き不向きはある、これはやっぱり無理だったねえ、と言う感じ。あるいはそこまでの演技力はなかったと言うことか。

結構かわいい映画なので、主演がもっとフレッシュでかわいらしい女優さんだったら拾い物になったのに、ともったいない。
アイルランドの風景も魅力的で、ちょっと行きたくなった。


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香港の蟹バター

2008-04-05 23:31:45 | 東アジア
今回の香港行き、仕事はともかくとして個人的に重要な使命があった。

その使命とは 蟹バター を買うこと。

話は10年前に遡る。その年、両親と叔母を連れて香港に遊びに行ったのだが、出発前になにやらマニヤックなレストランガイドを買った。その本に出ていたのが「蟹バター」。
曰く、上海蟹の身とみそを脂の中に封じ込めたもので、炒飯にしたりラーメンの汁にちょっと入れるとたまらんとか。

これはぜひ入手せねばならん、と滞在中親子で一生懸命探したのだが、結局どこの店でも見つけることはできず、その後も香港に行く機会はあったものの幻の蟹バターと化していたのだった。

そして前回、2月の香港で粽を買っていたところ、ふと目に留まった店の奥の小さな冷凍ケース。なにやら黄色いものの入ったタッパーがある。もしや、と近づいてみればようやく見つけた蟹バター!が、この時は手持ちが足りなくて断念。そして今回の重要使命となったわけだ。

出発前にネットで検索してみると、香港と言えどもやはり売っている店はそう多くなく、たまたま見つけた店はかなりの有名店とか。物も信用できるとのことだが、販売は上海蟹のシーズンの10月から3月頃までとある。果たしてまだ売っているのか、とドキドキしながら向かったコーズウェイ・ベイの「老三陽」。店の奥をのぞいて見れば、おお、ちゃんと黄色いタッパーがある。

そして無事ゲットしたのがこれ↓
 この大きさで380HK$(5000円強)、半分のサイズで200HK$というのもある。

カチンカチンに凍っているので、帰国間際に買ってスーツケースに入れれば無事に持って帰ることができる。
 中はこんな感じ。

今日は手始めに豆腐をこれで煮てみた。自分ではわりとそれっぽくできたと思うのだが、家族からは「蟹をケチっている、もっと入れなきゃ蟹の味がせん!」との声が。消費は思いのほか早いかもしれない。高いのに。でもやっぱりおいしい。次はどうやって食べようかな。

ついでにその他の戦利品。
 乾燥蓮の実に、インスタントの牛乳プリンの素、鴛鴦茶もインスタントがちゃんとある。
相変わらずお土産は消えものばかり。


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やっぱりB級 香港

2008-04-04 11:23:05 | 東アジア
今回はこればっかり、香港B級グルメ。

まずはさくっと車仔麺。
  
左のメニューでスープ、麺の種類、トッピングを選んで自分の好きなように作れるセミオーダー・ヌードル。漢字が読めるとこういう時は便利だ。
どんぶりの後にちらっと写っているのは魚の皮を揚げたもの。これがそのままだとパリパリしてスナック菓子みたい、スープに入れてふやかすとプニュプニュとこれまた乙な味。おいしい。

 エビワンタンと水餃子のミックス。ワンタンはエビがプリプリ、水餃子の方には肉のほかにキクラゲや人参が入っている。
 こちらは連れの中国人が頼んだ豚足入りワンタンメン。この豚足がまたトロトロとうまい。

コーズウェイ・ベイでは有名な「池記」もおいしいけど、評判がいいので来てみたこの「何洪記」もおいしい。ここはまた来よう。

食後はさらにお肌に良い亀ゼリー。
 これまでは「海天堂」という店で食べていたが、今回は「恭和堂」。比べるとこちらの方が漢方薬くさくて、ありがたみはあるかも。10ドルほど安いし。

そして今回もやりました、帰国間際の一人飲茶。
 この「鳳城酒家」も朝の7時から営業。10時半でこの賑わい。
 一品目、「鳳城焼餅」。甘辛い肉と野菜の餡の入ったパリパリのパイ。店の名前を冠しただけある、うまい!
 二品目、「蛋煎糯米鶏」。写真の色が悪くて分かりにくいが、鶏ひき肉のサンドイッチされたもち米のケーキの両面に溶き卵を塗って焼いてある。
 三品目、「魚湯鮮竹巻」。湯葉巻餃子のスープ。
 四品目、「瑤柱豆苗餃」。豆苗とエビ入りの蒸し餃子。これまたうまい!
 締めのデザートは「楊枝甘露」。マンゴースープにタピオカとポメロが入って、ああ、幸せ!

この店は前回行った「翠園」よりおいしいし、一品一品の量が多い!
半分も食べられなかったので、残った分は日本までお持ち帰り。
 
香港滞在最終日はこれに限る。


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香港でペンギンを食す

2008-04-01 00:49:48 | 東アジア
今日からまた香港に来ております。

で本日いただいたペンギン。

鴻星海鮮酒家自慢の動物型点心。かわいい~、と言いながら頭からかぶりつくと中はエビがぎっしり入っていてお味もいける。
ここのオコゼの蒸し物も骨の周りのゼラチン質がおいしくて、中国料理はトロトロがうまい。

デザートにはさらにトロトロ。
 義順牛奶公司の蓮の実のせ牛乳プリン。甘みが少なくてお豆腐みたい。つるつる食べたらおなかがはちきれそう。

香港には何をしに来てるのかって?仕事よ、仕事!


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