Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

リモワの修理

2018-08-07 18:46:21 | 雑談
先日インドのデリーからレーへの移動中、どこかで手荒に扱われたとみえて愛用しているリモワの引き出しハンドルが出なくなってしまった。

インド滞在中は自分で荷物を運ぶことのないお姫様状態だったので不便を感じなかったが、帰国後の空港から自宅への道のり、ハンドルが出ないのがこんなに大変だったとは、と暑さのせいもあって大汗をかいてしまった。

そこで所用のついでに持ち込みで修理を依頼することに。

向かったのは銀座6丁目にあるリモワの直営店。
 こちらの地下にサービスステーションがある。

エプロンをつけたお兄さんにスーツケースを預けてハンドルが出ないことを説明すると、手早くケースを開けてチェックしたお兄さん、「これはハンドルの内部が壊れているのでハンドル部品の取り替えですね」と1分で診断。
すぐに部品在庫を確認してくれて、「15分かかります」とのお言葉。

そこで後で取りに来ます、と言って所用をすませ、ついでに「ブドウの木」で
 南国果実パフェなんていただいたら、ココナッツリキュール入りのグラニテで顔が赤くなってしまった。

そして2時間後に店に戻れば修理はもちろん終わっている。
この修理費用が9200円。

実は同じ引き出しハンドルの修理は以前にも一度経験していて、その時はスーツケース修理業者で14000円かかった。
また今回ネットで別の業者の見積もりを取った所、18000~21000円との回答。

こんなに費用に違いがあるとは、今回はリモワ直営店に持ち込んでよかった~。
こういう所がブランドの強みと実感した。
これでまたしばらくはリモワちゃんにヘビーに活躍してもらおう。

ところでリモワのお店、最初に応対してくれたスタッフは中国人の若い男の子。
それもむべなるかな、修理以外で店に入ってくるのはすべて中国語を話す方々ばかり。

いまや銀座は中国人でまわっている、と改めて確認した次第。


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ザンスカール再訪 1 デリーへ

2018-08-06 19:59:11 | 機内食・映画・美術展
今年の夏休みも飽きずにインド北部へ。
12年ぶり2度目のザンスカール訪問。

2018年7月17日から31日まで ザンスカール再訪の旅

7月17日

インドへはJLのマイルで行くことが多いが、今年はスタアラのマイルが溜まったのでトライしてみると、やはり夏のインドはANAでさえすんなり取れる。

成田からの出発は珍しく夕方6時前、中途半端な時間のせいか事前にウェブチェックインした荷物預けのカウンターも並ぶことなく楽々。

エコノミー利用の今回はプライオリティパスが大活躍で、まずは成田で唯一使える大韓航空のラウンジへ。

 
ここは初めて使ったがかなり狭くて、出発便の多い時間帯には使いづらそう。
 
食べるものは韓国人の大好物、辛ラーメンが一番人気のようだが、おにぎりをもらってみたらパサパサで残念。
その代わりなにげに取ったヤマザキのスリムサンドというビスケットがおいしくて、これ今度スーパーで探してみよう。

 
時間になって搭乗したANAのデリー行きは沖止めのB787。
 
横3席が独占できるかも、と指定した中央の最後列は背が倒れないシートで大誤算。
しかし搭乗率80%、その4割強はインド人の機内の窓際2席が幸運にも空いていたので移動して事なきを得た。

出発後に飲み物とおつまみのサービスがあり、その後に機内食。
 
鶏唐揚げと野菜類がいろいろ乗ったご飯は悪くないが、まわりの小鉢はJLの方が工夫がある。

機内では映画を一本見ただけで、翌日の行程を考えて目をつぶってみる。
しかし眠りに落ちることもなく、到着1時間前に2度目の食事サービス。
 う~む、これは手抜き過ぎだろう。

そうこうするうち、デリーにはなんと予定よりも1時間15分も早く、午後10時半に到着。
 気温は33℃とあるが、これは東京と大差ない。

入国審査はオンライン・ビザ用の専用窓口があって、誰も並んでいないところでプリントアウトを見せれば何の問題もなく通過。
ただしいまやインドも両手指の指紋登録が必要で、どこの国も厳重になった。

到着ロビーに出たら右手のプラザ・プレミアム・ラウンジへ。
 ここの椅子席を利用すればカードで無料だが、今回はかろうじて残っていた個室を利用してみた。

 この廊下沿いに個室は8つだっただろうか。
 
ダブルベッド1つにシャワールームが付いた部屋、これが3時間の利用で3000ルピー+20%Taxは6600円とずいぶんお高い。
しかし午前3時には起きなければならないし、これから標高の高い所に行くので体調は万全にしておかなければならない。

というわけで温かいシャワーを浴びて、外の音も聞こえる部屋ながら、すぐに横になって寝てしまった。


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機内アメニティ・コレクション

2018-08-03 19:06:21 | コレクション
今年はなぜかあちらこちらと8社もちがう航空会社を使うことになり、久しぶりにビジネスクラスもいくつか使わせていただいた。

そこで貧乏くさく持ち帰った機内アメニティ、家の中にあった古いものも引っ張り出して比べてみることにした。

まずはつい先日乗ったばかりのシンガポール航空、デリーからシンガポールの夜行便ではエコノミーでもアメニティを配ってくれる。
 と言ってもペラペラの袋だけれど、これは以前のGivenchyロゴ入りの時から変わらず、ただ生地は薄くなったよう。

 大韓航空でもアメニティ袋をもらったが、こちらは何に使えと言うのか、首から下げるひも付き。

中身はどこもアイマスクに耳栓、靴下と歯ブラシと決まっているが、中東系のエアラインだともうちょっと入れ物が良くて
 トルコ航空は片道はソフトケース、復路は缶ケースとどちらもペンケースに使えそうなもの。

一番気に入っているのはエミレーツで貰ったもので
 これがコンデジを入れるのにぴったりの大きさ。
特に左側の古いものが使いやすくて重宝。右はその後にもらったものでこちらも大きさは同じなのだが使い勝手は以前の方がいい。

中東でエミレーツとタメを張るカタール航空。
 期待したが意外にもしょぼい不織布製でちょっとがっかり。

ビジネスクラスで貰った物はまずは4年前のユナイテッド。
 ここは以前よく使ったが、昔から地味なグレー一色。

これも10年以上前によく使ったカンタス。
 歴代比べてみてもやっぱりどれも地味。
右端の三角形はすわりが良くて意外に使いやすい。

 タイ航空はおなじみのパープル、小ぶりだけれど生地も良くておしゃれ。

今年貰った物ではまずは以前にもご紹介したルフトハンザ。
 安っぽいなんて言ったが、意外に実用的ではあって、さすがドイツ。

こちらはエールフランス。
 実はこれも造りは安っぽいのだが、生地がおしゃれでしかも4色から選べるところがポイント高し。
保湿クリームとリップ、ボールペンも入っている。

帰路のKLMではこんなものをもらった。
 
中身はおなじみの品ぞろえだが、ケースをトラベルオーガナイザーとして使えるようになっているところが一工夫。これで造りがもうちょっと良ければ使えるのだけれど。

JALの中距離線では巾着袋にアメニティ。
 しかしこの袋は生地がしっかりしているし、デザインもなにげに洗練されている。しょっちょう同じ路線に乗る人には確かにこの方が実用的でいいだろう。
保湿マスクが入っているところも日本的で、これはインドの山奥で風邪をひいた人に好評だった。


ところで今までもらった数あるアメニティ入れの中でも最も重宝しているのはこちら。
 JALのファーストクラスでもうずいぶん昔にもらい、今でも旅行のたびに洗面道具を入れて持ち歩いているもの。
運賃の違いはこんなところにも出るか、と言うほど造りが違う。
その後ファーストに乗る機会などはなくて、今はどうなっているかわからないが。

次に欲しいのはフィンエアのマリメッコだな。


注:機内アメニティは頻繁に変わります。上記コレクションは自分が実際にもらった物、かなり古いものが多いです。

 
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インド往復機内で映画

2018-08-01 17:57:37 | 機内食・映画・美術展
インドから無事に戻り、本日は洗濯三昧。
すぐに乾くのはありがたいが、日本の蒸し暑さはきつくて、夏の間中インドの山奥に避難していたかった。

盛りだくさんの旅行記はまたおいおい始めるとして、まずは恒例の映画祭。
とは言え今回はスタアラのマイル利用で、往路のANAとはなぜか相性が悪くて観たのは1本だけ。

 Film Stars Don't Die in Liverpool

これはグロリア・グレアムという1940,50年代にハリウッドで活躍した女優が晩年に半分ほどの年齢のイギリス人男性と恋仲になる実話。
古い映画好きとは言えさすがにこの女優は知らなかったが、ニコラス・レイ監督と結婚中にそのティーンエイ ジャーの息子と深い仲になってしまい、その後この義理の息子と結婚したという、まさに「ハリウッド・バビロン」の女優さん。

これをグロリアの晩年とほぼ同じ年のアネット・ベニングが演じていて、ハリウッド女優にしては珍しく整形もしていないようで自然な老け方ながら魅力的で、若い男と恋仲になるのも、自分の年齢と老化に引け目を感じるところも説得力がある。

相手役のジェイミー・ベルは「ビリー・エリオット」のあの男の子。
いつの間に大人になったか、と思ったらもう32歳だそうな。

それにしてもJLもANAも、外国のエアラインに比べると映画の選択肢が少なすぎる。


帰路は諸々考えてシンガポール乗り継ぎのSQ。
こちらはさすがに選択肢が多く、特にインド映画が充実している。

そこでデリーからシンガポール間では評判のいいこちらを見てみた。
 Toilet - Ek Prem Katha

こちらは結婚してみたら嫁ぎ先の家はおろか、村のどこにもトイレがなくてお嫁さんがショックを受けるお話。
現首相のモディさんはインドの全家庭にトイレを設置しようと奮闘しているが、それがなかなかうまく進まないのでこんな映画ができたのだろう。

嫁ぎ先はカーストの高いブラ―ミンと言う設定なのだが、その不浄感が問題。
頭の固い父親は家の軒先でおしっこをしていながら、「(大をする)トイレを家の敷地内に作るなんて不潔だ」とトイレの設置を認めようとしない。
このあたり日本人としては理解しにくいが、実際にインドの野原ではしゃがみこむ人を見かける。

先日の「ニュートン」といい、この映画といい、インド映画は社会問題を面白く伝えるのがなかなかうまい。

それにしても毎朝連れだって野原に用足しに行くお嫁さんたち、小用はどうするのだろうか。
まさかそちらの方も一日一回とはいくまい、と気になってしまった。


デリーからの夜行便で映画を1本見てしまったので、シンガポールから東京への昼便は眠くて仕方がない。
そこでこちらも1本だけ。

 Backstabbing for Beginners

ぐっと地味なこちらの映画は国連の大スキャンダルの実話。
経済制裁下のイラクで一般民衆を助けるために国連が石油を買って食料や医療品を支給するというOil for Food Programmeというものがあったが、実際には大金がサダム・フセインに渡り、また多くの大企業やビジネスマンが裏金をもらったというもの。

主演はテオ・ジェームズというエキゾチックな顔立ちの若手で、どこかで見たことがあると思ったら「ダウントン・アビー」で腹上死するトルコ人の役だった。
懐かしいジャクリーヌ・ビセットが出ているのもうれしかったが、映画をさらうのはベン・キングスレー。
石油・食糧計画の責任者で、実際に人助けをしているのだから少々裏金をもらったっていいじゃないか、という超現実的な人物を演じていつも通りうまい。

国連をはじめNPOやNGOについてはいろいろ言われているが、キングスレーが演じたような人たちがいっぱいいるのだろうな、と思ってしまう。
それでもそのような活動はないよりはあった方がいいと思うのだが。


あとはウトウトしながらTVのミニシリーズの「Howard's End」を途中まで鑑賞。
これ、有望そうな若手俳優がいっぱい出ているので日本でも放映してくれないだろうか。


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