Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ジョージア再訪 6 トビリシの朝散歩

2023-08-09 16:12:58 | コーカサス

7月6日

友人ともども、朝早くに目が覚めた。
朝食は8時からとゆっくりなので、ホテルの周辺の散歩に出てみることにした。

 
ホテルから緩い坂を上って先に行くと小さな公園があった。
 その向かい側にあるのはケーブルカーの駅。山の上のテレビ塔まで上がることができる。
 
周りにはちょっとした壁画も見えて、小さなカフェもかわいい。

丘を上がった所にあるこの周辺は住宅地。
 
 
いつ頃建てられたものだろうか、ヨーロッパらしい重厚さのある建物が多いのだが、残念ながら壁などボロボロ。
  
  
中にはアールヌーボー風の意匠が見えたり、細部も凝っていて
 
こんなイラン風の門があったりもする。

20世紀の初めごろにはさぞかし立派な住宅街だったことだろう。
今でもお色直しをすればとても素敵な街並みになりそうなのだが。

ホテルに戻って、地下の食堂で朝ごはん。
 
チーズやヨーグルトなど、乳製品が豊富でうれしい。

9時にホテルを出発。
リバティスクエアの中央で金色に輝くのはこの国のシンボル、龍を退治する聖ジョージ。
 
 
国会議事堂の前を通るのはこの街一番の大通り。その名の由来になった13世紀の詩人、ルスタヴェリの像が一番端にある。

さらに行くと奇抜なジョージア銀行のビルが見え
 
8年前には建築中だった高層マンションも無事に完成した様子。

本日から活躍するのは現地日本語ガイドのバチェ君。まだ24歳でトライアスロンのジョージア代表に選ばれたこともあるという細マッチョのイケメン。
マンガの「ワンピース」が好きで独学したという日本語はいささか心もとないが、ツアー中も質問しまくりでその熱心さには本当に感心した。
「『から』と『ので』はどう使い分けますか」とか聞かれると思わず考え込んでしまう。

ジョージア語も教わるが、ガマルチョバ(こんにちわ)とマドゥロバ(ありがとう)を覚えるのが精いっぱい。
脳みその退化は悲しい。


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盛夏の山形 4 滑川温泉「福島屋」

2023-08-07 15:45:49 | 国内旅行

8月1日 続き

汗を流すべくまず向かったのは部屋と同じ1階にある内湯。

 廊下の突き当りにあるのが混浴の大浴場。
 
ちょうど誰もいなかったので覗かせていただくと、大きな浴槽に青みがかったうす濁りのお湯が満々。窓も大きくて明るい。

しかしここでは落ち着かないので、大浴場の暖簾の手前を右に曲がった女湯へ。
  
こちらは階段を3段ほど下がった所に半円形の浴槽。写真は到着早々に覗いた時の物、散歩から戻った後もまだお湯は半分ほどしか溜まっていなかったが、寝そべって浸かると一番風呂の新鮮なお湯、温度は40℃ちょっとでほのかに硫黄の香り、ものすごく気持ちがいい。
1つしかないシャワーから出るのも温泉、こちらの方が硫黄の匂いが強く、肌もツルツル。
 なんと言ってもこの火山のような湯口がいい!

後から湯治らしいお姉さまが一人いらしたが、「ここは2日に1回お掃除してくれるからいいのよ」とご満足の様子。ここで長逗留もいいなあ。

なおこちらのお湯は含硫黄‐ナトリウム・カルシウム‐炭酸水素・硫酸塩泉。源泉が3つあって、上の湯が53.6℃、中の湯が51.2℃、下の湯が40.4℃と温度が少しづつ違い、内湯は上の湯と下の湯の混合なので入りやすい温度になっている様子。

次には16時から17時半まで女湯になる露天の岩風呂へ。
 
吊り橋を通り過ぎて川沿いに少し歩くと川べりに青く濁った浴槽が出現。
こちらは上の湯と中の湯の混合で43℃ほどあっただろうか、ちょっと熱め。
 脇を流れる川の水も澄んでいいのだが、お湯から出て涼もうとするとこの時期なので大きなアブがいるのがうっとおしい。

お風呂から上がって汗を引かせているうちに18時になり、夕食の時間。
このお宿もすべて部屋食、お膳をドアの前で受け取る。
 
前日に比べてぐっと旅館ぽいお料理、米沢鯉の洗いが珍しく、牛の大和煮と献立にある物はシチューでしょ。デザート皿もおしゃれ。

こちらは布団も自分で敷くことになっていて、チェックインしたら誰も部屋に入ってこないのが今風でいい。
夜は窓を開けていては寒すぎるほどで、しっかり布団をかぶって寝た。

8月2日

福島屋さんには岩風呂の他にもう一つ、吊り橋の横に露天檜風呂というのがあって、
 ここは夜遅くと朝は空いていれば貸切りで入ることができる。
 前日遅くに入りに行ったが、当然周りは真っ暗、上の湯だけのお湯は熱くてすぐにあがってしまった。

そこで早朝、6時前に再度チャレンジ。
 
するとさすがにこの時間は入りやすく、深い浴槽は見た目よりも大きくて一人で悠々。

 朝食も部屋に運んでもらって、その後はまた岩風呂へ。

こちらのお宿のチェックアウトは11時と遅いのでゆっくりさせていただき、チェックアウトの後も最後にもう一湯とまた内湯へ。
 今日は縁までお湯がいっぱい、濁りも強くて、このお風呂が一番好き。

さて、これだけゆっくりさせてもらっても帰りの列車は13時25分までない。
そこで大きな荷物は宿の車で運んでもらうことにして、駅まで歩いて行くことにした。
  
宿から駅までは3キロ強だが、その半分以上はほとんど平坦な道。大きな木が頭上を覆っているので日影が続き、風が吹き抜けると何とも爽やかで気持ちいい。

 

小さな花を探しながら歩くとそれなりに可愛い花が見つかって
 特にトンボのとまったクサボタンがかわいい。

やがて道はきつい下り坂になって
 この看板が見えたら駅はもうすぐ。
 
グーグル先生の読み通り、50分で到着。

まだ少し時間があるので駅前の峠の力餅屋さんへ。
  
 
渋い店内で食べることもできるが、納豆や餡子、ずんだなどのMix餅は持ち帰りにして車内でいただくことに。

 
宿の車が到着したら荷物を受け取って、ホームで列車を待っていると
 
この駅名物、立ち売りのおばちゃんが来たので力餅もお土産に。翌日、おばちゃんのおすすめ通り焼いて食べたら餡の甘さもちょうど良く、とてもおいしかった。

福島からは新幹線に乗り換え。
 
その際に買ったわっぱめしは家での夕食に。

3泊4日で何回お風呂に入っただろう。山菜がいっぱいの食事に、夜はぐっすり眠れる涼しさ。
夏じゅう山の中にいたかった。


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盛夏の山形 3 米沢から滑川温泉

2023-08-06 18:05:45 | 国内旅行

8月1日

夜中から雷がピカピカしだして、明け方頃からすごい雨。
幸いにして明るくなってから雨が止んだので朝風呂をいただき
 朝食はまた一品増えた。

玄関前でしばらく宿の女将さん、というよりおばちゃんとしばらくおしゃべり。
最近は一人旅が増えたとのこと、受けてくれない宿もあると言うと「うちではありがたいです、どんどん来てほしい」とか。吾妻屋さんは家族経営の素朴な宿で、まるで知り合いの家に来たかのようにのんびり気ままにさせていただいた。
 と言うわけで、湯元駅まで車で送っていただき、10時10分発のバスで米沢駅へ。

さて次は奥羽本線に乗るが、普通車は一日に5本しかない。
乗り継ぎに2時間あるので駅の近くの果物屋さんのパフェを食べようと思ったらなんと定休日、駅前の駅弁屋2階の喫茶店もお休み。

閑散とした駅前でどうしようかと少し歩くといい所を見つけた。
 
歴史ありげな「ホテルおとわ」の1階のレストラン、入ってみると昔懐かしソーダフロートがなんとたったの300円。お腹が空いていなかったので食べなかったが、周りの人が注文しているランチはたっぷりの生姜焼きや巨大な魚のフライの定食が600円と今時信じられないようなお値段。年配のお客さんでいっぱいなのもむべなるかな。
 
さらに駅の売店でさくらんぼアイスを食べて、13時8分発の福島行きに乗車。

わずか17分で降り立ったのはシェルターで覆われているので有名な峠駅。
 
この駅には13年前、姥湯へ行くのに降りたことがある。駅の様子に変わりはなし。
 線路の横のシェルターには姥湯さんと、今夜お世話になる滑川温泉「福島屋」さんの送迎車が待っていてくれて、こちらの車には自分の他にもう一人が乗ったけれど、さらに一人のお客さんは宿まで歩くとのこと。宿の人に聞くと歩けば小一時間、「毎年隣の駅から歩いてこられる80代のお客さんもいますよ」。

そんな話を聞きながら車は急坂を上り、緑深い山道をゆっくり走って15分ほど。
 
目の前に川の流れるお宿に到着。
 
石段をちょっと上がった玄関に入り、帳場でチェックイン。

今回お願いしたのはトイレ付きのお部屋。階段を一つ下がって左手は最近リノベをしたらしくてピカピカ。
 
部屋に入ると手前にトイレと洗面台があって
 
6畳は朝までいた吾妻屋さんと同じだけれど、2面の窓と椅子のある板の間のおかげでずいぶん広く感じる。標高850mというここにもエアコンはなく小さな扇風機のみ。テレビもあるが、まだ米沢市内なのに山形の放送は入らず、仙台の放送が入る。
 この地図の右が吾妻屋さん、左が福島屋さんの場所。吾妻山の縦走ルートを歩けば来られる場所だが、谷の向きのせいで電波が入らないのだそうだ。

 お着き菓子を食べて、さてお風呂と思うが、この宿自慢の露天は混浴時間、内湯を覗くと女湯は清掃が終わったばかりでお湯がまだ溜まっていない。

  
そこで年季の入った廊下を通り、露天につながる玄関から外に出てみると
  小さなつり橋を発見。
 この先を行くと20分ほどで滑川大滝の展望台へ出られるとのことなので行ってみることにする。

 
川を渡るとその先は林の中の一本道。急な道ではないし、ずっと緑の濃い木陰なので日にも当たらないが、風が通らないのですぐに汗だく。この時期では花も見えないのでひたすら上ると15分で見晴らしのきくところに出た。
 
遠くに見えるのが落差100mという滑川大滝。確かにきれいな滝でもっと近くで見たいものだが、近寄るにはもう20分山を歩かなければならないので断念。
湿った山道を慎重に下って、さあ、お風呂に入ろう。


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盛夏の山形 2 天元台

2023-08-04 17:38:37 | 国内旅行

7月31日

朝風呂は昨晩熱くて断念した貸切風呂に再チャレンジ。
 
すると期待通り43℃ほどになっていて、ちょうど目を覚ますにはいい温度。
ここのお湯は宿のHPによると「安部源泉のはぐれ湯を単独引湯した濁り成分の濃いお湯」だそうで、確かに他より硫黄の匂いが強く、つるすべ感も強い。

 朝食も部屋でいただいて、10時になったら活動開始。

 
宿の前の坂道を徒歩で下って行くと眺望露天が良く見える。
 
ヤマブキショウマやツリガネニンジンの花など見ながら
 
小川に沿った急坂をグングン下って行く。

するとロープウェイが見えてきて
  
 20分で昨日バスを降りた天元台湯元駅に到着。
 
表には白布温泉と天元台の案内図があってわかりやすい。

今日は涼を求めて天元台高原に上がってみることにする。
 
ロープウェイとその先のリフトに全部乗ると往復で4200円。しかしリフトのてっぺんでは21℃とうれしい気温。

ロープウェイは5年ほど前に新しくなったそうできれい。
 
10人ほどのお客さんを乗せて出発すると、山の中腹に我が宿の白い建物が見えてくる。
こうしてみると駅からはかなりの標高差、途中の道が木に隠れて見えないので他のお客さんたちからは「あんな所にどうやって行くんだろう」の声が聞こえて楽しい。

 ロープウェイは標高差430mを6分で上る。 到着した天元台高原駅は標高1,350m。
 
すぐ目の前には小さな神社があり、猿のようにペイントされた石からは冷たい長命水が出ている。

この先を歩いて行くと空中展望台があり、その先のテレビ中継所の下にはパノラマ展望台。
  

眼下に米沢市があり、その周りの山々も見えるが、雲が多くなって全体にぼやけてしまった。


反対側にはさらに上に上がるリフトが見えるが
 その前に遠くに見える火焔の滝の展望台に行き
 
10軒ほど並ぶペンションの前を通る。ペンションはスキーシーズンのためのものなのか、どこも営業している様子はなく、その前のテニスコートも随分使われていないようでかなり悲しい状態。

 
気を取り直してリフト乗り場へ。最初は全長544mのしらかばリフト。緑のゲレンデ沿いに上がって行くと
 
あっ、猿がいた。手すりにはトンボがとまってきて、今回ほどたくさんのトンボを見たのは久しぶり。

 
2番目は全長722mのしゃくなげリフト、さらに3番目は1,220mと一番長いつがもりリフトで
 このリフトは途中から急こう配となり
 
杉や松の間を上がって行く。ゆっくり進むリフトは風やにおいが感じられて気持ちいい~。

 
到着した所の標高が1,820m。ここからの眺望はいまいちだが、この先は登山道、ちゃんとした靴を履いてこなかったし、雲も増えてきたのでとんぼ返りすることにする。
各リフトの係のおじさんたちが口をそろえて「下は暑いよ~」と言うのがおかしい。

 
3本のリフトは片道たっぷり20分、景色を楽しみながら天元台高原に戻るのに小一時間使った。

 リフトを降りたらその脇にあるアルブ天元台へ。ここには宿泊施設とレストランがあるので
 
山形ラーメンのお昼。

ここで時間調整をしてロープウェイで湯元駅へ。
昨日自分が乗って来たバスの到着時間に合わせて宿の送迎車が来ると思っていたのだが、バスが到着しても降りるお客さんはなく、結局宿に電話して迎えに来てもらうことに。
聞けば今日のお客さんは皆さん自家用車とのこと。
しかしあの急坂を上るのは絶対に無理。もう一人、同じように連泊だった女性は白布温泉まで徒歩で往復したけれど帰りは死にそうになったと言っていたので、やっぱり迎えに来てもらったのは正解だった。

帰ったらまたお風呂に入って
 今夜の夕食はイワナの塩焼きが付いて一品増えた。


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盛夏の山形 1 新高湯温泉「吾妻屋旅館」

2023-08-03 17:04:29 | 国内旅行

トビリシの温泉記事を書いたからと言うわけではないが、東京の暑さに辟易して山形の温泉にちょっとだけ避難してきた。

7月30日

出発は東京駅から久しぶりの山形新幹線。
 
11時発の車内は3割ほどの乗客。駅弁を買うのも久しぶり、「祭り」で選んだシラスとジャコのお弁当は今や1000円越えが当たり前になった中でリーズナブルな880円。量も少なめでちょうどいい。

東京から2時間で米沢に到着。
 降り立つと暑くて、この日の最高気温は米沢も36℃だったらしい。

 
白布温泉行きのバスは小さいのが来たけれど、駅前から乗ったのは自分ともう一人だけ、途中で白布温泉までのカップルが一組。このバスはICカードが使えるようになっていて、終点までは40分、970円。

終点の天元台は白布温泉の先のロープウェイ乗り場。バスが着くと宿の車が待っていてくれて駅から一緒だった女性と二人で乗り込むが
 ここからの1㎞は宿の私道、半舗装の道は所々すごい急坂、歩いたら大変そうだ。

 5分ほどで宿に到着。
 
山の斜面に建った新高湯温泉「吾妻屋旅館」さん、石段を上って玄関へ。
 入ってすぐの長いテーブルでチェックインしてすぐにお部屋へ。

 
廊下の片側には男女別のトイレと洗面所が並び、反対側に部屋が並ぶ。
 
部屋はシンプル極まりない6畳で、布団も自分で敷くスタイル。がテレビもあるし、携帯も入る。
 
おいしいゼリーのお着き菓子も用意されていて、窓の外、正面には兜山が見える。
ここは標高1,126mということでエアコンはないが、着いた時は思いのほか暑くて、部屋のおもちゃのような扇風機が活躍してくれた。

一息入れたら早速お風呂へ行こう。
今日は他のお客さんも少なく、まだ到着していないとのことなので、まずは昼間は混浴の露天に入りに行く。

 玄関の下、お向かいにあるこの昇龍門から石段を下りて行くと
 左側にあるのが根っこ風呂。
 
樹齢250年の栗の木をくりぬいたという一人サイズのお風呂が2つ並んでいて、含硫黄‐カルシウム‐硫酸塩温泉がかけ流し。源泉温度55.6℃はそのままでは熱すぎるのでホースで湧き水を入れるが、浴槽が小さいのですぐに適温にできる。
 硫黄の匂いはかすかながら透明のお湯には消しゴムカスのような白い湯の花がたくさん浮いていて、根っこの浴槽の肌触りもいい。
ちなみにすべてのお風呂にある標高1126mの看板はインスタ狙いかな。

 このすぐ隣にあるのは眺望露天風呂。
 
窓からも見えた兜山が正面に見えるのが自慢のようだがそれほど開けた景色ではなく
 
むしろ宿に上がって来る道路からお風呂が良く見える感じ(笑)。とは言えこちらのお湯はちょっとぬるめに調整されていて、周りの緑がお湯に映ってきれい。

さらに3湯目の混浴露天は滝見露天風呂。
 
宿の脇の急な坂を上ると簡素な更衣室が見えて
 
名前の通り、小さな滝を見ながら湯浴みができる。こちらのお湯もちょっとぬるめ、滝の音を聞きながら入るここが一番景色がいいと思う。

ちなみに混浴露天では女性の湯あみ着OK、玄関脇にはちゃんと脱水機もあるのが助かる。
 ただしどの更衣室もペラペラののれんが一枚かかるだけで男女の別はなく、ここでの着替えはちょっとスリリングかも。

と、露天の偵察は一通り終えたが、やっぱり温泉には裸で入りたい、と男女別になった内湯へ。
  
 
こちらの浴室は総ヒバ造りだそうで落ち着いた実にいい風情。
3つあるカランから出るのも温泉と湧き水、シャワーがないので洗髪にはいささか不便だけれど、ゆっくり入れる内湯もいい。

さらにこの宿には玄関わきに貸切風呂があって、ここは空いていればいつでも鍵をかけて入れる。
 
扉を開けるとよくぞここに浴室を作った、と笑っちゃうほど狭いスペースにこれも木をくりぬいた浴槽が一つ。二人が縦に並んで入れるほどの長さがあるが、こちらのお湯は水でうめることができなくて熱いので初日はパスした。

こうして温泉三昧しているうちに17時半の夕食の時間。
こちらのお宿はすべて部屋出し、一度にすべて持って来てくれるが
 今回お願いしたのは料理の少ないスマートコース。
わらびやぜんまいの山菜だらけのヘルシーメニューだが、お肉やおそばもあって十分お腹いっぱいになる。
素朴な家庭料理風で、連泊するならこういう食事が一番いい。

食後はお腹が落ち着くのを待って再び滝見露天へ。
この宿のすべての露天は18時半から20時までが女性専用時間で、この時間男性は玄関から外に出てはいけないことになっている。せっかくの露天を景色が見られる時間に女性だけで入ることができないのはちょっと不公平な気もするが
 暗い中、滝の音を聞きながら入るのも落ち着く。

昼間はちょっと暑かった部屋も夜はさすがに涼しくなって、廊下にあった温度計は20℃。
窓を閉め、布団をかぶって寝られる幸せ。


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