マル鉄回顧録

鉄道写真・鉄道模型を始め、バスやトラックなど、乗り物中心のブログです。昔の写真はマル鉄鉄道写真館で再編集しています。

183系0番台「そよかぜ」

2007-08-18 19:20:44 | 特急型電車(直流)
こんばんわ。

死蔵していたネガの中から、懐かしい「そよかぜ」を見つけましたのでご覧ください。


昭和53年頃 蕨駅にて 幕張電車区の183系0番台を使用した「そよかぜ」

特急「そよかぜ」は、上野~中軽井沢を結ぶ季節列車として長らく設定されていた特急列車です。
登場当初は181系でしたが、ほんの一時期に157系を使用したことがあります。
また、その後は写真の183系0番台(幕張車)や、189系(長野車)、489系(金沢車)、185系(新前橋車)と、実に多彩な車両が使用されました。

季節列車でもあり、また運転区間も短距離でもあったため、絵にしづらい列車でしたが、そのさわやかなネーミングが大好きでした。

現在は横軽(碓氷峠)も廃止されてしまったことですし、軽井沢行きの新幹線の設定というのも考えづらいので、特急列車としての「そよかぜ」のネーミングはおそらく復活することは無いのでしょう。

コメント (2)
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ローカルな風景 第27回 (国鉄高千穂線:キハ10・20系)

2007-08-18 07:30:30 | ローカルな風景
おはようございます。
昨日は朝からショックな出来事ばっかりで、すっかり気が滅入ってしまいました。
あまりの精神的疲労に耐え切れず、更新の準備をせずに寝てしまいました。

取り敢えず、このブログをアップするときだけでも気を取り直して頑張ります。

今日は「ローカルシリーズ」の27回目として、国鉄「高千穂線」をお届けいたします。

高千穂線は、日豊本線延岡駅から内陸に向かって高千穂峡のある高千穂駅までを結ぶローカル線です。
開業当初は「日之影線」と呼ばれており、高千穂駅までの延伸開業時に「高千穂線」と改称されています。
地図をご覧いただくとお判りいただけると思いますが、最終的には熊本側から来る高森線と接合し、延岡~立野(豊肥本線)を直通する計画でした。私は、高千穂から高森までバスで抜けたことがあるのですが、阿蘇の外輪山でしょうか、非常に勾配のきつい道路を「いろは坂」の如く延々カーブを続けながら相当な時間を掛けて降りていった記憶があります。このような人も住んでいないような地形のところに鉄道を通しても、経営の負担になることは目に見えています。要は無理のある計画であったということですね。

では写真ですが、私が中学の卒業旅行のときに「高千穂線」に乗った時の写真です。
写真は、2枚とも昭和54年3月25日撮影です。


キハ20系2連との交換風景

どこの駅かは覚えていませんが、途中駅で交換がありました。赤字ローカル線ではありますが、結構乗客は乗っていましたね。
この頃「首都圏色」は未だいなかった時代で、気動車はすべて標準色でした。写真はキハ20の2連ですが、初期車のバス窓車と後期の2段窓車で組成されており、非常に興味深い写真だと思います。


3両編成の普通列車

私が延岡~高千穂間で乗車した3両編成の列車で、キハ10+キハ20+キハ10でした。キハ10系に乗ったのは初めてで、通路側に肘掛けが無かったのには驚きました。寝ていてコケたら通路に転がってしまいますよ。でも、戦前の電車や客車でも肘掛けがなかった車両って意外と多いんですよね。
標準色ばかりで大変好感が持てる時代でした。

折角キハ10系や20系がゴロゴロ走っているのに、興味が特急列車に行ってしまっていて、ちゃんとした写真は撮っていませんでした。キハ10なんて他には写真を持っていませんから、自分的に非常に貴重な1コマなんです。

平成元年に第3セクター化され、なんとか存続してきた「高千穂線」ではありましたが、不幸にも平成14年の台風により鉄橋が流失、そして全面運休となり、復旧に必要な莫大な経費を考慮した結果、残念ながら廃止となってしまいました。
コメント (6)
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